結婚式の日取りを決めるのも重要ですが、入籍日も重要な記念日です。
この結婚式と入籍のタイミングで悩んでしまうカップルは多いのではないでしょうか。
今回は、元ウエディングプランナーから、入籍のタイミングと結婚式までの期間、結婚式と入籍日の考え方についてお話していきたいと思います。
目次
結婚式と入籍のタイミングはどちらが早くても問題はない

実は、結婚式を挙げる日は必ずしも入籍日よりも後である必要はありません。
何となくイメージ的には、入籍をしてから結婚式を挙げるというのが一般的と思われがちです。
ですが、結婚式を挙げる時点ではまだ入籍をしていないという事態になってしまったとしても、特に問題はありません。
入籍するというのは、婚姻届けを役所に提出する日のことです。
よくSNS上にも「入籍しました!」と婚姻届けをもって記念写真を撮影しているカップルがいますよね。まさにあの瞬間が入籍の瞬間です。
タイミングはお二人の好きなようにして構いません。
大多数の人たちが入籍を先にしてから結婚式を挙げている

新郎新婦たちの多くは、入籍をしてから結婚式当日を迎えています。
おおよそ7割くらい、もしくはそれ以上の確率で、入籍を先にすることを選択しています。
ここでは、入籍から結婚式までの期間のお話と、入籍を式より先にすることで得られるメリットをご紹介します。
入籍日から結婚式まで、数日から数カ月とさまざま
入籍日は結婚式の数日前だという例もあれば、数カ月前に済ませてしまっているという例もあり、この点は非常にばらつきがあります。
多くの新郎新婦が入籍日にこだわりを持っており、二人の記念日に入籍するなど、こだわりを持ってその日にちを選んでいるようです。
入籍を先に済ませておくことによって、諸手続きがスムーズに進むというメリットもあります。
例えば、結婚式の後すぐにハネムーンに出発する場合、パスポートをしっかりと準備しておく必要があります。
このときにも入籍を早めにしておくことで、新しい苗字でパスポートを準備することができます。
海外のハネムーンを控えている場合は入籍が先の方が良いといえるでしょう。
入籍が先であることによって、現実的なメリットもあるため、それが理由で先に入籍しているカップルが多いとも言えます。
入籍を先にすることにより結婚式中の演出に入籍シーンを入れられる
結婚式の途中に、新郎新婦の生い立ちムービーや、馴れ初めを紹介するムービーが流れることがあります。
入籍を先にしておくことで、「この日に入籍しました!」というくだりを入れ込むことができるのも、入籍日が先の場合のメリットです。
受付スペースなどに、お二人の写真を飾ることも多いと思います。
入籍日が先であれば、入籍の瞬間を収めた写真も一緒に飾ることができますね。
披露宴中の演出にもぜひ使ってみてください。
写真や動画で、市役所に婚姻届けを提出に行くシーンを入れておくことで、二人のストーリーがよりまとまりよく見えますし、ストーリー仕立てで紹介しやすくなります。
結婚式の当日に、このような入籍のシーンを参列ゲストに見せるというのはおすすめの演出です。
入籍日と結婚式を同日にしているカップルも多い

中には、入籍日と結婚式の日を同日にしたい!とこだわるカップルも多くいます。
この場合は、結婚式当日に役所に婚姻届けを提出するということになるので、少々ばたつきます。
スケジュール的に大変になるのは間違いありません。
結婚式当日は、それでなくても心が忙しく、それ以上の予定を入れるというのは大変ですよね。
それでも入籍日=結婚式の日、としたいカップルは案外たくさんいるものです。
入籍日と結婚式の日を一緒にするメリットをご紹介します。
記念日がひとつだけになるため覚えやすい
こうすることのメリットは、やはり記念日がひとつになることで、今後の結婚記念日として大事にしていきやすいという点でしょう。
入籍した日と結婚式を挙げた日、どちらもとても大切な日です。
このふたつが別々の日だと、どうしても「結婚記念日ってどっち??」という素朴な疑問が浮かんでくるものです。
結婚式と入籍日のどちらを大切にするかは、お二人が決めていくことです。
入籍日がとにかく大切だと考えるカップルもいますし、結婚式の日にちが記念日だと考えるカップルもいます。
どちらにせよ、入籍と結婚式が同日であれば、どちらも大切に毎年一緒にお祝いすることができるという利点がありますね。
入籍したそのままの勢いで結婚式を迎えるため気持ち的に盛り上がる
結婚式当日に入籍する場合、ほとんどが結婚式前に婚姻届けを提出にいきます。
そのため、結婚式当日はまさに入籍したてのほやほやな状態ですから、この気持ちのまま結婚式にのぞめることで、気持ち的に盛り上がります。
入籍も結婚式も、ふたつともとても大切な瞬間です。
これを一気に味わうことで、新郎新婦自身がより格別な気持ちで当日を迎えられるということです。
結婚式の後に入籍をするカップルが一番少ない

少数派なのがこちらです。結婚式を先に挙げておいて、後日入籍するというケース。
これは全体の中でも1割もいないくらいの割合です。
結婚式よりも入籍を先にする、もしくは同日にするという方が圧倒的に一般的ではあるのですが、これにはまた違った思いがある場合がほとんどです。
結婚式以降の日にちに思い入れがある日程がある
本当は、結婚式を二人の記念日にしたかったというのは割と良くある話です。
交際記念日や、二人の何かしらの記念日に結婚式ができればいいなと思うのは自然なことです。
ただ、結婚式は日にちだけで簡単に選べるものではありません。
季節的な面も考慮する場合が多いでしょうし、何よりもまず土日メインで選んでいくケースがほとんどですから、運よくそこに記念日が重なる確率は低いです。
思い入れのある日にちに結婚式ができなかったとなると、残すは入籍日のみです。
こうなると、その思い入れのある日にちに入籍をするという選択肢が選ばれるのも納得ですよね。
記念日以外にも、例えば11月22日の良い夫婦の日など、一般的に入籍するカップルが増える日にちもあります。
特に理由もなく何となく入籍手続きをしそびれるケースもある
先ほどのお話だと、入籍日にこだわりがあるからこそ結婚式よりも入籍が後になるということですが、必ずしもそうではありません。
話を聞いていると、本当は結婚式当日に入籍しようとしていたけれど、スケジュールが調整できずに入籍することができなかったという話もあります。
入籍日にあまりこだわっていない新郎新婦の場合は、割と「いつでもよかったが、何となく遅れてしまった」というパターンが多いものです。
結婚式からあまりに期間が空いてしまうと、やはり不自然な印象を受けますので数日以内、長くても一カ月以内には入籍をしましょう。
まとめ

結婚式と入籍日の関係についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。
入籍日が大切か、結婚式の日が大切か、これを決めるのはお二人です。
一年間を通して、記念日が入籍日と結婚式の日の二つあるというのも素敵ですし、それが同日であればその一日を結婚記念日としてお祝いすることができます。
お二人がこの先、結婚記念日をどうお祝いしていきたいか、それによって決めていけばよいことです。
お二人の結婚ですから、お二人が満足いく選択であれば何の問題もありません。
結婚記念日に対して、どうこだわっていくか、お二人で話し合ってみましょう。
入籍のタイミングはいつでも構わないということです。