結婚式の準備

結婚式の余興の本来の目的は何?内容を決める前に知っておくべきこと

結婚式と言えば、余興は欠かせないものですよね。

余興があることで披露宴も一気に盛り上がりますし、結婚式特有の緊張感をほぐす効果も得られます。

ですが、余興の内容によってはイマイチ盛り上がらずに中途半端に終わってしまうことも少なくありません

今回は、結婚式の余興が何のためにあるのか、そして内容を決める前に知っておくべきことについて、元ウエディングプランナーからお話しします。

結婚式における余興の本来の目的

結婚式における余興の本来の目的

まず、余興という言葉の意味を考えてみましょう。

余興とは、読んで字のごとく「余った時間」を楽しむという意味です。

つまり、披露宴の間のちょっとした間を持たせるために、余興を入れてゲストを飽きさせないようにするというのが本来の目的です。

例えば、新郎新婦がお色直しで中座しているときは、どうしても15分20分の間ができてしまいます。

せっかく集まってくれているゲストに退屈な思いをさせないために、ここで余興を入れるというのも一昔前までは一般的でした。

しかし、今では結婚式における余興が少し変わってきました

新郎新婦に向けるプレゼントという意味になってきているため、新郎新婦中座中に余興をすることはほぼありません。

新郎新婦にもしっかり見てもらえるようなタイミングで、余興を入れることにより、新郎新婦にも参列ゲストにも喜んでもらうということができるというわけです

余興を頼める人がいない場合の解決策

余興を頼める人がいない場合の解決策

必ずしも、全ての結婚式において「この人に余興をお願いしよう!」という適役が簡単に見つかるとは限りません。

特に、友人の参列者が少ない場合は悩ましいところです。

もちろん、余興をしてくれそうな人がいる場合は、お願いすればいいのですが、見つからない場合はどうすれば良いのでしょうか

解決策①余興を無しにする

プランナーとしてお客様と接していると、いかに新郎新婦が「余興は絶対あるべきもの」だと考えているかが分かります。

余興は必ず誰かにお願いしてやってもらわなければならない、という認識で必死に余興を誰にお願いするかを考えている新郎新婦がとっても多いのです。

ですが、そもそも余興は必ずしも必要かと言われると、そうではありません。

結婚式において余興はメインイベントではありませんし、そもそも「おまけ」的な要素が本来は強いものです

これに必要以上にこだわり、頼みにくい友人に余興を依頼する必要はないということです。

余興がないとゲストが退屈してしまう、と思うかもしれません。

ですが、余興がない結婚式は余興の代わりに歓談の時間が長くなります。

この歓談の時間は、新郎新婦目線で考えると「退屈」と思えるかもしれません。

ですが、実際は歓談の時間が短いことの方がゲストは嫌がります

というのも、テーブルでの食事を楽しみながら周りの人と世間話をする時間も、ゲストにとっては楽しいひとときだからです。

解決策②プロに頼む

余興をどうしても取り入れたいけれど頼みやすい人がいない。

という場合にはプロに依頼するのもおすすめです。

プロの余興はやはりレベルが違います。

私はこれまでプロによる余興をいくつもみてきましたが、どれも非常に素晴らしいものでした

お金を払って余興をお願いする価値が十分にあると感じましたね

  • プロによる生歌や楽器の演奏
  • プロによるマジックショー
  • プロによる大道芸
  • プロによる獅子舞

特に、予想をはるかに超えて素晴らしかったのは「獅子舞」です

獅子舞はおめでたい行事にぴったりの日本ならではの演出です。

獅子舞に頭をかまれると幸せになると言われています。

結婚式場に突然やってきた獅子舞が、見事な舞を披露しながらゲストの頭を次々にかんでいく様子は、見ていてとても見ごたえがありました

このように、自分たちでは到底できないクオリティを実現するのがプロの余興です。

友人に依頼するのが一般的な結婚式の余興ですが、プロに頼む手もあるということを覚えておきましょう。

余興の内容を決めるときに気を付けるべきこと

余興の内容を決めるときに気を付けるべきこと

結婚式の余興は、披露宴のイメージを大きく左右します。

余興が与えるインパクトは想像以上に大きく、余興が上手くいくといかないとでは、ゲストの受ける印象もかなり変わります

余興については気を付けておかなければならないことがありますので、ここではその注意点をお話ししましょう。

ポイント①時間が長くなりすぎないこと

余興の際によくあるのが、「間延びする」ことです。

つまり時間が長すぎるのです。余興に適切な時間は7分程度でしょう。

これよりも長くなると間延びしてしまう可能性が出てきます。

もちろん余興の内容にもよりますが、ゲストに集中して楽しんでもらおうと思うのであれば、7分を越えないように気を付けてください。

ときどき、コントのような余興に15分ほどの時間をとりたいという新郎新婦カップルからのリクエストがあるのですが、これでは間違いなく間延びします。

プロならまだしも、素人の余興で15分というのははっきり言ってかなり難易度が高いです。

結婚式では無難に短めの時間内で完結する余興がおすすめです。

ポイント②映像の余興が多くなりすぎないこと

意外と気付かれない点ではありますが、結婚式の余興で映像を多用することがありますよね。

このときに気を付けなければならないのは、披露宴中どれだけの数の映像を使用するかという点です。

映像を使う演出が多くなると、ゲストが飽きてしまうということも考えられますし、それ以外にもひとつ決定的なデメリットがあります

それは、映像を使う間は会場がとても暗くなることです。

例えば、せっかく景色の良い披露宴会場を使用しているのに関わらず、何本も映像を上映することになると会場は暗い時間が長くなり非常に勿体ないのです。

映像を上映するときには、カーテンも閉めますし照明も落とします。

これを何度も繰り返すことで、せっかくの美しい景色をゲストに印象付けることができにくくなることを頭に入れておきましょう。

ポイント③下品なものは避けること

特に、新郎側の余興で多いのが「羽目を外しすぎる」というパターンです。

確かに盛り上がると言えばそうではありますが、あまりにも程度を越えたものは避けておかなければなりません。

例えば、悪ふざけのようなウケ狙いで服を脱いだり下品なことを言ったりするような余興を見ることがあります。

この類の余興は一部の人には確かに楽しめるかもしれませんが、親族や会社のお偉い方の前では適切ではありません。

参加してくれるゲスト皆が、気持ちよく楽しめるような余興が一番です。

内輪だけで楽しむようなものを選んでしまわないように、これは余興をお願いする友人にもそれとなくリクエストしておくといいですよ。

まとめ

結婚式の余興まとめ

いかがでしたでしょうか。結婚式における余興の本来の目的、そして内容を決めるにあたって気を付けるべきことがお分かりいただけたら幸いです。

余興は結婚式のメインではありません。

ですが、ゲスト皆の目に触れる演出ですから、せっかくなら思いっきり楽しめるものにしたいものですよね。

ゲスト目線で考えましょう。自分が参列ゲストの一人だったら、どんな余興が嬉しいですか?

その目線で考えれば失敗することはまずありません。

せっかくの結婚式です。新郎新婦だけでなく、参加してくれるゲスト皆が一緒になって楽しめる余興を取り入れていきましょう。