結婚式を挙げることに決めたら、まず何月ごろに挙げるかを考えるカップルが多いでしょう。
何月かを決めるには、
- 誕生日など記念日に合わせる
- 気候のいい季節を選ぶ
- お得に挙げられる季節を選ぶ
など、人により決定ポイントは異なります。
そこで今回は、結婚式を挙げる月について、人気の月とお得な月、ゲストが出席しやすい月をご説明します。
季節ごとのオススメ演出もご紹介しますので、ご覧ください。
目次
先輩花嫁に人気の月は何月?

「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、結婚式を挙げる月として人気だった月は以下の通りです。
- 11月…12.8%
- 10月…11.4%
- 3月…11.1%
- 9月…9.5%
- 5月…8.7%
もっとも人気が高い季節は秋、次いで春が人気です。
人気の月は気候的にガーデンなど屋外での演出をおこないやすく、ゲストにも負担が少ないため選ぶカップルが多いようです。
しかし、人気の季節にもデメリットはあります。
秋や春は人気の高さから予約が埋まりやすいのです。
人気の月に結婚式を考えているのであれば、準備のために早くから行動して会場をおさえることが大切。
特に大安や友引はより埋まってしまいやすいので、お日柄を気にするカップルは気を付けましょう。
また、人気の月に結婚式を挙げる場合、割引が少なく結婚式の費用が割高な傾向があります。
結婚式の費用をできるだけおさえたいと考えているなら、お日柄割引やナイトウェディングなど、季節以外で何か割引されるものがないかを確認してみましょう。
何月に結婚式を挙げるとお得になるの?

結婚式の費用をおさえたいのであれば、「人気のない月」を選ぶのがオススメです。
人気がない分予約が埋まりにくく、式場としては割引をしてでも予約を埋めたいのです。
人気のない月は8月、1月、2月。
季節ごとに割引プランが決められていることが多いため、夏や冬の時期に結婚式を計画するといいでしょう。
〈プラン例・都内某専門式場〉
- サマーウェディングプラン(6〜8月)…243万円/70名
- スプリングウェディングプラン(3〜4月)…239万円/60名
- 新春ウェディングプラン(1〜2月)…303万円/80名
上記のプランはそれぞれ人数が違うため、1人あたりで計算すると、
- サマーウェディングプラン…約35,000円
- スプリングウェディングプラン…約40,000円
- 新春ウェディングプラン…約38,000円
となります。
サマーウェディングプランが1番お得で、次に新春ウェディングプランがお得だということがわかりますね。
会場によって夏より冬の方がお得な場合もありますので、ゲスト1人あたりいくらになるのかを計算してみましょう。
結婚式に出席するゲストに人気の月は?

ゲストが招待されて喜ぶ月はいつなのでしょうか。
出席しやすい月と注意が必要な月をご紹介します。
ゲストが出席しやすい季節
「ゲストに気持ちよく参加してもらいたいから、ゲストに人気の月に結婚式を挙げたい」とお考えの方もいるでしょう。
実は、ゲストに人気なのも「秋」です。
理由として、やはり暑すぎず寒すぎず、汗ばむこともなければコートを着込むこともないからです。
また、食事を楽しみにしている人からすると、秋は食べ物が美味しい季節という理由もあるようです。
次いで人気なのが「春」です。
やはりゲストのお悩みは服装。
春ならあまり服装に悩むことなく軽装で出席できます。
ただし3月後半から4月頭にかけては年度末や異動などがあったりするため仕事がバタつく時期なので、出席が難しくなってしまうゲストも出てくる可能性があります。
夏と冬はできる限りゲストに配慮すべき
新郎新婦、ゲストどちらからも人気の低い夏と冬の。
これらの時期に結婚式を挙げるのであれば、ゲストへの配慮は欠かせません。
真夏や真冬は屋外での演出は控えた方がいいでしょう。
「ちょっと外に出てバルーンリリース」というだけでも、ゲストにはつらい時間です。
駅から近い会場を選び、ゲストを歩かせない配慮をしましょう。
また、夏は台風、冬は雪の心配があります。
そのような悪天候にぶつかってしまった場合に、結婚式はどうするべきなのかをプランナーに確認しておくと安心でしょう。
また、結婚式を挙げる地域ではそのような悪天候がなくとも、遠方から出席するゲストの地域が悪天候で出発出来なくなる可能性があることも頭に入れておき、そうなった場合にどうするかを決めておくことをオススメします。
季節ごとにオススメの結婚式演出をご紹介

春にぴったりな演出
ウェディングツリーに桜のスタンプ
葉のない木のイラストに、スタンプやシールを貼ってもらうウェディングツリー。
一般的には葉っぱの模様をつけていきますが、桜の模様にすれば春らしさをプラスできます。
桜型のフラワーシャワー
100均で購入可能なクラフトパンチでピンクや白の紙を型抜きして、フラワーシャワーの花びらの代わりにしてみましょう。
パステルカラーで会場コーディネート
優しい色味のパステルカラーは、可愛らしく春らしさを感じられます。
花が散りばめられた春らしいカラードレス
3Dフラワーなどで花が散りばめられているカラードレスも春らしくてステキです。
- 装飾に桜を使用する
テーブル装花や装飾の一部に桜を取り入れると、春らしさをより感じられるでしょう。
装飾にイースターエッグ
春の始まりから中頃までは、イースターエッグを装飾に使うのも可愛らしくてオススメです。
夏にぴったりな演出
- 冷たいウェルカムドリンクを振る舞う
暑い中来てくれたゲストは、冷たい飲み物でもてなしましょう。
テーブル装飾などに貝殻やサンゴなどを使用する
貝殻やサンゴなど、マリンテイストな装飾を取り入れると、可愛らしいだけでなく装花の節約にもなります。
テーブルクロスを涼しげなブルーに
ブルーを使用して視覚的に涼しくなってもらうのもいいでしょう。
爽やかさのあるブルーがオススメ。
まだあまり暑くない時期ならガーデンでBBQもOK
初夏のまだあまり暑くない時期ならガーデンでBBQもオススメ。
真夏はゲストにつらい思いをさせてしまうので避けましょう。
ナイトウェディングで少しでも暑さを避ける
暗くなってきてからのナイトウェディングなら、ゲストの移動の辛さも緩和できるでしょう。
秋にぴったりな演出
もみじや松ぼっくりを使用した装飾
紅葉を席札に貼り付けたり、松ぼっくりをテーブル装飾に使用すると、秋らしさを感じられます。
カボチャなどを飾り装飾をハロウィン仕様に
10月の結婚式などハロウィンが近いなら、装飾にカボチャを取り入れると雰囲気が出るでしょう。
お色直しは仮装で再入場
ハロウィンらしく仮装で再入場すれば盛り上がりそうです。
秋の味覚を使用した料理やスイーツを振る舞う
カボチャやさつまいもなど、秋の味覚を使用した料理やスイーツを振る舞うと喜ばれるでしょう。
落ち着いたオレンジなど秋らしい色味のカラードレス
ドレスにも秋らしさを出したいなら、落ち着いたオレンジやスモーキーカラーのカラードレスがオススメ。
冬にぴったりな演出
受付に膝掛けや使い捨てカイロを用意しておく
寒い中来てくれたゲストが少しでも早く温まれるように、受付で使い捨てカイロを配ったり、必要な方に膝掛けを貸し出すのもオススメ。
フェザーや雪の結晶でフラワーシャワー
フェザーや、クラフトパンチで白い紙を型抜きした雪の結晶を、フラワーシャワーの花びらの代わりにしてみましょう。
キャンドルをふんだんに使用した装飾
装飾のさまざまな場所にキャンドルを使用すると、温かな雰囲気に。
赤いテーブルクロスで温かみをプラス
赤いのテーブルクロスを使用すると、冬らしさがでて温かみもプラスできます。
チョコレートファウンテンを振る舞う
冬はチョコレートの季節。
チョコレートファウンテンはゲストが自分でチョコレートをつけて楽しめるので、会場で用意があれば取り入れてみましょう。
まとめ

今回は、結婚式を挙げる月についてご説明しました。
先輩カップルとゲストから秋、次いで春の人気が高く、やはり気候を重視する方が多いようです。
人気のない冬や夏は、その分お得に結婚式を挙げることができます。
しかし、その分ゲストへの配慮はしっかりと考えなくてはなりません。
何月に結婚式を挙げても、メリットとデメリットがあります。
それらを理解して、どの月にするかを決めましょう。
演出や装飾に季節感を入れると、より楽しい結婚式となるでしょう。