「結婚式は土日」という印象の方が多いのではないでしょうか。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、結婚式を挙げるカップルの50%以上が土曜日を、30%ほどのカップルが日曜日を選んでいます。
そのため、平日に結婚式を挙げると「非常識」と思われないか不安に感じているカップルも多いのではないでしょうか。
平日に結婚式を挙げるなら、大切なのは日程と時間です。
今回は、平日結婚式のメリット・デメリットと、「迷惑」と思われない結婚式の挙げ方についてご紹介します。
目次
平日の結婚式はゲストからどう思われる?

平日の結婚式にゲストはどのように感じるのでしょうか。
平日の結婚式を挙げるカップルの割合やゲストの意見を見てみましょう。
平日に結婚式を挙げるカップルはどれくらいいる?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、祝日を除く、月〜金曜日の平日に結婚式を挙げたカップルは8.1%いました。
毎年10%前後のカップルは平日の結婚式を選んでいます。
平日の結婚式賛成派の意見
- カレンダー通りの休みの仕事をしていますが、「結婚式」という理由があるので堂々と有給を取ることができ、昼間から美味しい料理にお酒が飲めるので、平日の結婚式は大歓迎です!(28歳・会社員)
- 私自身はシフト勤務なので平日は休みが取りやすく、平日の結婚式は助かります。大切なのは親族や土日休みの人が出席できるかどうかではないでしょうか。(30歳・会社員)
- もし、結婚式を挙げるふたりが平日しか休みが取れないなどの理由があるのであれば喜んで参加します。(26歳・フリーター)
- 親戚に平日結婚式を挙げた人がいます。親戚の結婚式なので会社を休みやすく、美容室も電車も空いていて快適でした。(33歳・会社員)
- 新郎新婦が「この日」と思う日に決めればいいと思います。主役はふたりなのだから、非常識とは思いません。(31歳・会社員)
平日の結婚式反対派の意見
- 平日の結婚式は、ゲストのことを考えていないのでは?と思ってしまうので、土日がいいです。(25歳・専業主婦)
- 私の結婚式は日曜日でしたが、それでも「結婚式は土曜日にするべき」と言われました。平日は有給を使わなければならないので迷惑だと思います。(32歳・会社員)
- 今まで平日の結婚式に呼ばれたことがありません。遠方の方は招待されても困るでしょうし、常識的に土日にすべきでは?(28歳・自営業)
- 私が休むと周りの人の仕事に支障が出るので平日は休みにくいです。結婚式は土日にやってもらえると嬉しいと思います。(29歳・会社員)
- 平日は幼稚園や小学校があり、子供が帰宅した時に家にいなければならないので参加できないと思います。(35歳・専業主婦)
- 遠方の友人から平日の結婚式に出席して欲しいと言われたことがあります。さすがにこちらも仕事をしているので、遠方の結婚式に平日出席はできないとお断りしました。招待する前にゲストのことはしっかり考えるべき(28歳・会社員)
結婚式を平日に挙げるメリットとデメリットは?

平日に結婚式を挙げるメリットとデメリットをご紹介します。
平日結婚式のメリット
まず、メリットは以下のようなものが考えられます。
結婚式の費用が安くなる
平日は結婚式の予約が入りづらいため、平日割引がある会場が多く、費用がかなり安くなります。
土日などと比べると100万円以上安くなることもあるようです。
予約が取りやすい
土日は予約が取りにくい大安の日でも、平日なら空いている可能性が高くなります。
また、秋など人気の季節は早い段階で予約が埋まってしまいがちですが、平日なら4ヶ月前などの直近でも予約ができるでしょう。
シフト制の仕事をするゲストからは喜ばれる
仕事がシフト制のゲストは土日は休みにくいことが多いため、平日の結婚式の方がいい!という意見が多く見られます。
また、新郎新婦の職場がシフト制の場合は、職場の方にも結婚式に出席してもらいやすいのではないでしょうか。
平日結婚式のデメリット
次に、デメリットをご説明します。
土日祝日休みの人は休みを取らなければならない
シフト勤務ではない土日祝日休みの方は、休みを取る必要があります。
職場によっては「平日に休むなんて!」という雰囲気のところもあるでしょう。
平日に堂々と休めると喜ぶ方もいますが、仕事を休まされることが嫌だと感じる方もいるのです。
遠方のゲストや子供がいるゲストは参加が難しくなることも
宿泊が必要になる遠方ゲストは、仕事の都合で出席が難しくなることもあるでしょう。
前泊するにしても、仕事が終わって用意をして慌ただしく移動…とかなり負担をかけることになります。
また、平日だと子供を預けることができず、参加が難しいというゲストもいるかもしれません。
結婚式の費用をケチってると思われることも
中には、「費用をケチって平日を選んだのでは?」と感じるゲストもいるようです。
平日にしなければならない事情があれば、事前に話しておくといいでしょう。
ゲストから「迷惑」と思われない平日の結婚式の挙げ方

せっかく結婚式を挙げるなら、ゲストにも気持ちよく参加してもらいたいですよね。
平日でも問題なくおこなえる結婚式の挙げ方をご紹介します。
休みの前日にカジュアルなナイトウェディング
平日に結婚式を挙げるのであれば、断然「休日前のナイトウェディング」がオススメ。
なぜナイトウェディングが良いかと言うと、結婚式よりカジュアルな服装をOKにしやすく、ゲストは仕事帰りにそのまま参加できるため負担が少ないからです。
また、次の日が休みであれば、結婚式の疲れを引きずることもないでしょう。
時間的に仕事が終わらないという場合も、休むのは半日だけでも大丈夫になります。
ただし、会場と家が離れているゲストは参加が難しくなることも。
また、年配ゲストや子連れのゲストがいないかも確認が必要です。
ゲストに終電のことも必ず確認しましょう。
ナイトウェディング自体費用がお得になりやすく、キャンドルなどナイトウェディングならではの装飾を使うことで、費用が節約できます。
平日とナイトウェディングは相性が良く、費用重視のカップルにもオススメです。
家族のみの少人数結婚式
家族のみの結婚式であれば、平日でも問題なく結婚式が挙げられるでしょう。
ゲストを平日に招待することに躊躇するのであれば、結婚式は家族や親族のみの少人数結婚式にしてしまうのもひとつの手です。
親友など、どうしても参加して欲しい友人のみ、参加できるか打診してみるのもいいでしょう。
友人や同僚は二次会や、後日カジュアルなウェディングパーティーをおこなうのもオススメです。
結婚式が平日の場合でも二次会はできる?

仕事を休めず結婚式に出席できない方も出てくる平日の結婚式。
仕事終わりに二次会から参加してもらいたい!と考える方もいるのではないでしょうか。
平日の結婚式二次会についてご説明します。
平日でも結婚式二次会はアリ
「平日に結婚式二次会は招待されたら迷惑かな?」とお悩みの方もいるでしょう。
しかし、平日に飲み会がある会社員もいるので、平日でも二次会は問題ないと言えます。
ただし、カジュアルな服装OKにして、仕事終わりにそのまま来てもらえるような配慮は必要です。
また、仕事終わりに参加できそうな時間に開始できるように調節しましょう。
呼びたいゲストに希望時間を聞いてみるといいでしょう。
可能であれば、次の日が休日だとゲストも気軽に参加できるのではないでしょうか。
平日の結婚式二次会は何時からスタートがベスト?
結婚式の時間や参加するゲストにもよりますが、仕事終わりのゲストに参加して欲しいのであれば19時頃スタート、ナイトウェディング後の二次会であれば21時頃のスタートにできるといいでしょう。
ナイトウェディングの終わり時間が遅い場合は終電がなくなる可能性があり、二次会をおこなうことが難しくなることもあるので気をつけてください。
二次会のスタート時間は結婚式終了から1時間半ほど空けましょう。
結婚式の会場でそのままおこなえば時間短縮や費用節約にもなりますよ。
遅刻やドタキャンの可能性は考えて
平日の仕事後に参加するとなると、仕事が終わらずドタキャンになったり、なかなか退社できず遅刻ということも考えられます。
当日遅刻やドタキャンが相次ぐ可能性も頭に入れておくことが大切です。
もし遅刻が確定したり参加できなくなった場合は、お店や幹事に連絡をしてもらうようにしましょう。
無理に結婚式後に二次会をしなくてもOK
結婚式の日に二次会というイメージがありますが、当日中にやらなければいけないわけではありません。
二次会が難しそうであれば、後日あらためておこなうという選択肢があることを覚えておきましょう。
別の日に二次会をすることで、時間を気にせずナイトウェディングを選ぶことができたり、式場から近い場所を選ぶ必要もなくなります。
まとめ

今回は、平日結婚式のメリット・デメリットと、「迷惑」と思われない結婚式の挙げ方についてご紹介しました。
平日に結婚式を挙げるカップルは全体の1割ほどです。
平日の結婚式でも、
- 仕事を堂々と休めるから嬉しい
- シフト制だから平日の方が助かる
- 新郎新婦が平日しかダメなら仕方がないし嫌ではない
という賛成の意見もありますが、やはり非常識に感じる方も一定数いるようです。
平日を選ぶのであれば、オススメなのは
- 休日前のナイトウェディング
- 家族や親族のみの少人数結婚式
です。
ナイトウェディングは仕事後に参加できるようカジュアルな服装をOKにしたり、ゲストの終電を確認するなど配慮をしてください。
次の日が休みであれば参加しやすいゲストも増えるでしょう。
結婚式は家族や親族のみで、友人や同僚を二次会に呼ぶのもオススメです。
二次会の時間は、仕事後に参加できるように考えましょう。
ただし、仕事の都合で遅刻やドタキャンがある可能性も頭に入れておいてください。
平日の結婚式や二次会は、最大限ゲストに配慮した日時決めが大切です。