お付き合いしていく分には問題ありませんが、実際に結婚となるとこれはもはや二人だけのことではなくなります。
そこで、結婚式の準備中によく起こるのが両家の親が絡んだ問題です。
結婚は家族同士が結び付くものですから、両家の両親の意向も無視できません。
今回は、元ウエディングプランナーが見てきた、親がらみのトラブルとその防ぎ方についてお話していきます。
結婚を控えたカップルにぜひ知ってもらい、このような問題を未然に防いでいただければ幸いです。
目次
ケース①結婚式で着用する衣装でもめる!

結婚式のときには、花嫁は特に衣装にこだわります。
何せ、一生のうちにこんな高価で華やかな衣装を身にまとい、何かの式の主役になるのはこのときくらいのものです。
選び抜いた衣装で、当日は夢のようなひと時を過ごしたいですよね。
ですが、意外にも衣装のことが原因でもめてしまうケースも実際には少なくありません。
結婚式の衣装で親と問題になったエピソード
このように、結婚式のときにどのドレスを着るかという点において、相手の親が強いこだわりを持っていることもあります。
その場合は、やはり相手の両親と自分の両親の意向は早めに理解しておくに越したことはありません。
後になって、「自分たちはこうしたかったのに、親が猛反対している」という状況に陥って頭を悩ませるほどストレスになることはありません。
ケース②結婚式の食事や内容でもめる!

結婚式で特に重要なのがお食事です。
参列ゲストには、これを楽しみに来てもらいたいですし、料理が美味しければゲストの満足度はとりあえず間違いなく上がります。
新郎新婦カップルも、お料理にはこだわっていきたいところですよね。
ですが、この料理がらみでもめてしまうことも比較的多いです。
結婚式の食事で親と問題になったエピソード
このように、お料理に関してはどうしても式場側のルールが大きく関係してきます。
そのため、両親の意向があればそれを叶えられる式場である必要があるということです。
最初から確認しておけば、式場をキャンセルしたり親ともめたりすることもありません。
ケース③結婚式費用の支払い方法でもめる!

やはり親ともめることでありがちなのが、お金に関わることです。
これが一番問題になりやすいところですね。
結婚式にかかる費用は安くありません。それはもう大金なのです。
お金に関わることで親ともめてしまうというパターンには、以下のような例が挙げられます。
結婚式のお金で親と問題になったエピソード
支払い方法に関しては、当然新郎新婦が自分たちで支払うという方法と、両家で分けて支払う方法があります。
後者においてはしっかりと詳細に渡って決めておく必要があります。
どういう基準で分けるのか、そのルールは何がどうなっても遵守するというくらいの決め方をしておかなくてはいけません。
お金のことを話すのは楽しいことではありませんが、後になってトラブルになることだけは避けたいですよね。
結婚式で親と揉める場合は親が結婚式費用の大半を負担しているケースばかり

プランナーとして多くの結婚式を見てきましたが、やはり親がらみでもめるとき、それはほぼ「費用の大半を親が負担する」ケースです。
結局親からしてみれば、「自分たちがお金も支払うのだから、意見しても良いだろう」という考え方になってしまうのも無理はありません。
逆に言えば、全ての費用を新郎新婦が自分たちで負担するのであれば、結婚式の内容や支払いに関してもめることはそうそう起こることではありません。
「私たちの結婚式だから、私たちのやりたいようにさせてください」という権利も当然あります。
あれこれと親の意向に振り回されて、自分たちがやりたい結婚式をあきらめるくらいなら、費用を自分たちで100%支払うことを考えていくのが一番です。
まとめ

新郎新婦カップルと親世代とでは、当然価値観の違いがあります。
親世代では当たり前だったことが今の時代では珍しいことになってしまっていることもたくさんあります。
結婚式はもちろん、両親への感謝の気持ちを伝える機会でもあります。
その結婚式準備でもめてしまっては、気分も悪くなってしまいますよね。
皆が気持ちよく結婚式の準備を進めていけるように、予めトラブルになりそうなことは防いでおくようにしましょう。
それほど難しいことではありません。
大切なのはコミュニケーションをしっかりととっておくことです。
皆それぞれに、結婚式に対する目線は違って当然です。目線を少しでも合わせておくように心がけましょう。