「大安は縁起が良いというのは知っているけど、友引ってどんな日?」
「友引はお葬式で縁起が悪いって言われているから、結婚式も避けるべき?」
このように、友引の日に結婚式をあげていいものかお悩みの方もいるでしょう。
しかし、友引がどのような意味のある日なのかを知っていれば悩むこともなくなります。
そこで今回は、結婚式を友引に挙げるメリットとデメリット、友引の結婚式をゲストはどう思うかなどをご紹介します。
目次
友引に結婚式を挙げても問題ないの?

まず、友引に結婚式を挙げても問題ないのかどうかをご説明します。
友引は結婚式に人気のお日柄
友引は結婚式を挙げるお日柄として、大安の次に良い日と言われています。
そのため、大安に次いで人気のあるお日柄です。
友引を避けるべきとされているのは結婚式ではなく葬式
結婚式を友引に挙げるのが良くないのではと感じている方の多くは、葬式のイメージがあるのではないでしょうか。
友引は文字どおり「友を引く」という意味を持ち、葬式では「故人が友人をあの世へ連れて行ってしまう」と言われるため避けられる日なのです。
しかし、結婚式のようなお祝い事に関しては「めでたいことに友を引き込む」という意味から「幸せをおすそ分けする日」と考えられているため、人によっては大安ではなく友引の日を選んで結婚式を挙げることもあります。
結婚式を友引に挙げるメリットとデメリットは?

友引の日に結婚式を挙げるメリットとデメリットをご説明します。
友引結婚式のメリットは?
友引に結婚式を挙げるメリットには以下のようなものがあります。
大安よりは予約が取りやすい
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、結婚式の実施日は、
- 大安…22.4%
- 友引…16.9%
となっています。
人気のお日柄と言っても、いちばん縁起が良いとされる大安よりは多少予約が取りやすいでしょう。
特にお日柄にこだわりがないけれど、親から「お日柄を選んで」と言われている場合などは友引の方が探しやすいかもしれません。
親や親族もお日柄に納得してくれる
普段からお日柄を特に気にしていない親でも、結婚式やお葬式となると「お日柄を選ぶべき」と考える方は意外と多いもの。
仏滅や赤口といった結婚式には良くないとされているお日柄を選んだことで、親や親戚から大反対されてしまったというカップルもいます。
最初から大安や友引といった結婚式に良いとされるお日柄を選んでおくと、親や親戚から反対されることもないでしょう。
「幸せのおすそ分け」という意味がある
先ほどもご紹介したとおり、友引は「幸せのおすそ分け」という意味がある日と言われています。
自分たちだけが幸せな日ではなく、そんな幸せをゲストにも分けられる日なので意味を知るゲストからは喜ばれるのではないでしょうか。
友引結婚式のデメリットは?
結婚式に縁起が良いとされる友引ですが、デメリットも。
友引に結婚式を挙げるデメリットには以下のようなものがあります。
大安の次に人気のあるお日柄なので予約が埋まりやすい
友引は大安よりは予約が取りやすいとはいえ、大安の次に埋まりやすいお日柄でもあります。
特に秋の人気シーズンはかなり早い段階で予約が埋まってしまうでしょう。
大安や友引といった人気のお日柄に結婚式を挙げたいのであれば、早めに予約をしておく必要があります。
お日柄の割引がない
結婚式場によっては仏滅や赤口などに「お日柄割」などの割引がつくことがあります。
しかし、大安や友引は割引を付けなくても埋まりやすい日なので、お日柄に対して割引されることはまず無いと言ってもいいでしょう。
凶の時間帯を避ける必要がある
いちばん人気の大安は「一日をとおして吉の日」とされていますが、友引の場合は11時から13時は凶とされています。
この時間を完全に避けるとなると遅めの時間にスタートさせるしかなくなってしまいますが、11時になる前に結婚式をスタートさせていれば凶の時間にかぶってしまっても問題ないので、始まりの時間だけ気をつければ大丈夫ですよ。
ゲストは友引の結婚式に招待されてどう思う?

今回、クラウドソーシングサービス「Lancers」を利用している60名の方に「結婚式のお日柄(六曜)について」のアンケートをおこないました。
20代〜50代までのどの年代にも満遍なく回答してもらえましたので、ゲスト目線ではお日柄についてどのように感じているかの参考にしてみてください。
結婚式のお日柄として人気の「友引」は、どんな意味を持つ日か知っていますか?
- 知っている…68.33%(41人)
- 知らない…31.67%(19人)
友引はどのような日か知っていると回答された方が70%ほどいました。
「知らない」と回答したのは意外にも30〜40代に多く見られました。
友引の結婚式に招待されたらどのように思いますか?
- 嬉しいと感じる…16.67%(10人)
- 不快に感じる…5.0%(3人)
- 特に何も思わない…78.33%(47人)
友引の日に結婚式に招待された場合、「特に何とも思わない」と回答した方が80%ほどいました。
「不快に感じる」と回答した方は3名おり、「結婚式=大安」という考えかお葬式の良くないイメージがあるのではないでしょうか。
結婚式に招待された時に、お日柄を確認しますか?
- 誰に招待されても必ず確認する…20.0%(12人)
- 親族や家族の結婚式だけ確認する…25.0%(15人)
- 確認はしない…55.0%(33人)
結婚式に招待されたとき「お日柄を確認しない」という方が半数ほどでしたが、「誰に招待されても必ず確認する」と答えた方も意外と多いですね。
最近ではお日柄を気にしない人が増えていると言われていますが、それでも「どんなお日柄に結婚式に挙げるのか」と確認したくなる方が一定数いることがわかります。
結婚式を挙げるならお日柄(六曜)を気にするべきだと思いますか?
- 必ずお日柄のいい日を選ぶべき…3.33%(2人)
- できるだけお日柄のいい日を選ぶべき…55.0%(33人)
- お日柄は気にする必要がない…41.67%(25人)
この質問では「必ずお日柄のいい日を選ぶべき」と回答した方と「できるだけお日柄のいい日を選ぶべき」と回答した方を合わせると、60%ちかくの方が結婚式の日はお日柄を気にするべきと考えていることがわかります。
まとめ

今回は、結婚式を友引に挙げるメリットとデメリット、友引の結婚式をゲストはどう思うかなどをご紹介しました。
友引は結婚式のお日柄として大安の次に人気です。
11時から14時以外の時間は吉とされています。
友引を選ぶメリットは、
- 大安よりは予約が取りやすい
- お日柄を気にする親や親戚からも納得してもらえる
- 「幸せのおすそ分け」という意味があるのでゲストにも喜んでもらえる
このようなものが考えられます。
友引を選ぶデメリットは、
- 大安の次に予約が埋まりやすい
- お日柄の割引がない
- 凶の時間を避ける必要がある
などが考えられるでしょう。
今回おこなったゲスト目線のアンケートでは、半数程度の人がお日柄を気にするということがわかりました。
お日柄をどうするかはふたりの考えも大切ですが、親や親戚がお日柄を気にする場合反対されてしまう可能性もあるでしょう。
本契約をしてから反対されてしまうと、反対している方の説得や日程変更など、非常にややこしくなってしまいます。
結婚式の日取りを決める前に、両家の親と相談して決めることをオススメします。