結婚式は誰でも初心者です。
結婚式をやることに決めても、何から始めてどのように準備を進めていけばいいかまったくわからないという人がほとんどなのではないでしょうか。
ギリギリになって準備に追われないためにも、まず始めに結婚式までにやることを確認しておくのは大切なこと。
そこで今回は、結婚式までにやることを期間別でご紹介します。
また、ウェディングノートの作り方もご説明しますので、参考にしてみてください。
目次
結婚式までにやること:12ヶ月〜10ヶ月前

結婚式を挙げることに決めたら、1年前から動き始めましょう。
まず、会場を決定する前にやるべきことをご説明します。
結婚式のイメージを話し合う
結婚式を挙げることに決まったら、まずはふたりで結婚式のイメージを話し合いましょう。
- 予算はいくらにするか
- 人数はどのくらい呼ぶか
- どんな雰囲気の結婚式が理想か
- どんな演出がしてみたいか
- どんなところにこだわりたいか
など、思いつく限り話し合ってみましょう。
特に予算は最初に決めておかないと、のちのち後悔する可能性もあります。
最初に決めたらその金額以上は出さない!という気持ちで決定してください。
テーマを決める
ふたりでイメージを出し合ったら、結婚式のテーマを決めましょう。
「テーマなんて考えなくても、普通の結婚式でいい」と感じる方もいるかもしれませんが、テーマを決めておくことで会場探しから装花や小物選びまで統一感を出すことができます。
テーマと言っても、「ナチュラルな雰囲気の結婚式」といった感じのふんわりしたものでOK。
共通の趣味や好きなものなどがあれば、それをテーマにすればオリジナル感が出しやすくなります。
ゲストをリストアップする
大体の人数を把握するために、招待したいゲストをリストアップします。
予算の都合も考えながら決めましょう。
ブライダルフェアに参加する
会場を探すときは、
- テーマに合っているか
- 予算と合っているか
- 駅からのアクセス
- 宿泊はできるか、もしくは周辺に宿泊施設があるか
- 施設の設備は十分か
などをチェックして数件に絞りましょう。
数を絞れたらブライダルフェアに参加します。
ブライダルフェアは日によって内容が違いますが、せっかくブライダルフェアに参加するのであればコースの試食ができる日を狙いましょう。
料理を確認しておかないと、あとから料理をグレードアップせざるを得なくなってしまい、予想以上の出費となる可能性もあります。
自分の目で見て味わって決めることが大切です。
相談会で聞いておきたいことは、
- 希望日の空き状況
- 持ち込み料の有無
- 駅から遠い場合は送迎バスの有無
- 駐車場の有無と台数
- やりたい演出ができるかどうか
これらは最低限確認しておきましょう。
見積もりを出してもらうときは、料理や装花など値段に変動があるものは平均的な価格で出してもらうといいでしょう。
また、ブライダルフェアでは当日成約すると割引があることもありますが、よほど憧れの会場でなければその場で決めてしまうのは危険です。
あとから考えたら別の会場の方が良かった!と感じることもあるので、一度持ち帰って検討することをオススメします。
そのかわり、仮予約で1週間〜2週間日にちを押さえておくことができますので、気になる会場は仮予約をしておきましょう。
結婚式までにやること:10ヶ月〜5ヶ月前

会場のイメージ決定と見学をしたら、会場を決めて準備を少しずつ始めていきましょう。
会場を決定する
ブライダルフェアで得た情報を見比べて、会場を決定し内金を支払います。
内金は5〜20万円ほどですが、これは最終請求で差し引かれるものですので安心してください。
ドレスを下見する
ドレスの下見をしておきましょう。
試着をすることで、自分に似合うドレスの形や色などもわかります。
ただし早い段階で決定してしまうと、あとからもっといいデザインを見つけてしまったり、体型変化で決めていたドレスが着られなくなることもあるので、よほど予約が埋まりやすい人気デザインでない限りは、試着だけにしておいた方がいいでしょう。
やりたい演出を考える
打ち合わせまでにどのような演出を入れたいか考えておきます。
- どんな挙式スタイルにするか
- 余興をお願いするのか
- どんな雰囲気の演出をやりたいか
などを考えながら決めていきましょう。
用意するアイテムを確認する
用意するアイテムの確認をし、なにを手作りするべきか購入するべきかも一緒にチェックしておきます。
持ち込み料のかかるアイテムや持ち込みができないアイテムがわからない場合は、会場に問い合わせて教えてもらいましょう。
用意するアイテムの例として、
- 招待状などのペーパーアイテム
- ウェルカムボードなどのウェルカムアイテム
- 引き出物・プチギフト
- ムービー
- 両親への記念品
などがあります。
最近ではInstagramなどで流行するウェディングアイテムなどもあるため、流行を取り入れたい場合は早めにチェックしてリストに加えておきましょう。
手作りするアイテムは、いつ手作りをするのかスケジュールを決めておくといいでしょう。
招待ゲストを最終決定する
会場決定前に作ったゲストリストを元に、招待ゲストを決定させます。
- 主賓
- 乾杯の挨拶
- 受付
- 余興
などをお願いする人や、お車代が必要な人もゲストリストでわかるようにしておきましょう。
招待ゲストに結婚式出席の打診をする
招待状を送る前に、結婚式に出席できるかどうかを打診しましょう。
打診は電話やメールでOKですが、上司など目上の人であれば出来る限り直接会って伝えた方がいいでしょう。
また、主賓や受付などをお願いする場合も直接口頭で依頼をした方が丁寧です。
相手が遠方に住んでいる場合や、忙しくて予定が合わない場合は電話やメールでお願いをしましょう。
結婚式までにやること:4ヶ月〜3ヶ月前

この頃から打ち合わせがスタートするため、やることが急激に増えます。
スケジュールを確認しながら計画的に準備を進めましょう。
衣装を決定する
衣装をどれにするか決定しましょう。
ドレスの場合は、決定後から大きく体型が変わってしまうとドレスが着られなくなる可能性があるので、式に向けてダイエットをしている方は気をつけましょう。
招待状を発送する
招待状を手作りする場合は4ヶ月前には作り始めましょう。
3ヶ月前頃の吉日になったら発送をします。
このとき、ポストに投函するのではなく郵便窓口で差し出してください。
そうすることで確実に吉日の消印になり、ポスト内で折れ曲がったり汚損する可能性がなくなります。
装花・ブーケを検討する
会場や衣装のイメージに合わせて、装花やブーケを検討します。
インターネットでさまざまなデザインを見ておくと、自分の好みも少しずつわかってくるでしょう。
好みのデザインを見つけたら、打ち合わせで見せるために保存しておきましょう。
引き出物・プチギフトを検討する
引き出物やプチギフトは会場で頼むのか、持ち込むのかを検討します。
持ち込む場合は外部業者を探しておきましょう。
結婚式までにやること:2ヶ月前

ここから最終決定をすることが増えてきます。
結婚式のイメージや予算を考えながら決めていきましょう。
ヘアメイクのイメージを検討する
衣装に合うヘアメイクを検討します。
インターネットでヘアメイクを見比べて、好みのスタイルを保存しておきましょう。
衣装小物を決定する
衣装小物を
- ドレスショップでレンタルするのか
- ほかのショップでレンタルするのか
- 購入するのか
を検討し、決定しましょう。
ブライダルジュエリー専門店などでもティアラやネックレスなどのレンタルをおこなっているので、本物にこだわりたい方はチェックしてみてください。
結婚式の出欠確認をする
招待状の返信はがきをチェックして出欠確認をおこないます。
もしも期限までに返信はがきが届いていない場合は、電話やメール、SNSなどで確認をしてみましょう。
出席できるようであれば、念のため返信はがきを送ってもらうようにお願いしておいてください。
席次を決定する
出席人数が確定したら、席次を決めます。
上座・下座を確認しながら配置をしていきましょう。
どのように配置すべきかわからない場合はプランナーに相談してみてください。
席次が決まったら、印刷前に両親とプランナーに確認をしてもらいましょう。
両親には主に親戚の並びや敬称をチェックしてもらってください。
料理・ドリンク・ウェディングケーキを決定する
料理やドリンクのグレードを決定します。
ここはゲストのおもてなしとして1番重要な部分となるので、ゲストが満足してくれるものかどうかを吟味して選びましょう。
ウェディングケーキは、種類やデザインをあらかじめ決めておくとスムーズに決定できるでしょう。
装花・ブーケを決定する
打ち合わせで好みのデザインイメージをフローリストに見てもらい、装花やブーケを決定します。
装花は花を指定してしまうと金額が上がってしまう可能性があります。
好みの花がある場合、同じような花でもOKと伝えておけば、フローリストが探してくれるのでお任せしてみましょう。
引き出物・プチギフトを決定する
引き出物やプチギフトを決定します。
引き出物は、
- 親戚
- 上司など目上の人
- 友人や同僚
など、3種類くらいに分けて用意をしておきましょう。
プチギフトにサンキュータグをつける場合は早めに用意を。
宿泊・交通チケットの手配
遠方から出席してくれるゲストのために宿泊施設や航空券、新幹線のチケットなどを手配します。
手配をする前に、ゲストの都合を聞いておきましょう。
結婚式までにやること:1ヶ月前

準備も大詰めとなる1ヶ月前。
本番までの残り少ない準備期間を楽しみましょう。
衣装の最終フィッティングとヘアメイクのリハーサル
衣装の最終フィッティングをし、問題なく着用できるかを確認します。
ヘアメイクのリハーサルでは、画像などを見せてイメージを伝えるといいでしょう。
最終打ち合わせをする
この辺りで最終打ち合わせがあります。
タイムスケジュールの最終確認などをして、伝えておきたいことなどあればこのとき話しておきましょう。
持ち込むウェディングアイテムを揃える
手作りしているアイテムなどがあれば、すべて完成させましょう。
会場に持ち込めるようにまとめておいてください。
ゲストの着付けを確認する
親戚など着付けが必要なゲストはいないか確認して、必要であれば式場に申し込んでおきましょう。
両親への記念品を用意する
両親に花束以外に記念品を贈呈する場合は、準備をしておきましょう。
両親の趣味や好みなどを考えながら、喜んでもらえそうな品物を選んでください。
式場に支払いをする
一般的な結婚式の場合、結婚式前に支払いをすることが多いでしょう。
しかし、支払いのタイミングは式場によって異なるため、いつ支払いをするかは初めに確認をしておくと安心です。
結婚式までにやること:2週間〜3日前

この頃になると準備はほとんど完了しているはずです。
あとは体調に気をつけながら、本番を迎えるための準備をしておきましょう。
式場に準備したウェディングアイテムを搬入
プランナーにウェディングアイテムの搬入日時を確認して、持ち込みをしておきましょう。
事前に搬入しておくことで、当日は会場側が設置や準備などをしておいてくれます。
スピーチ原稿や花嫁の手紙を用意する
スピーチ原稿や花嫁の手紙を準備しておきましょう。
スピーチ原稿はどのようなことを話すかを頭に入れておき、当日は原稿を見ずにスピーチできるようにしておいた方がいいでしょう。
花嫁の手紙は前日に書きながら泣いてしまい、結婚式当日に目が腫れてしまったという花嫁も。
前日に書くことは避けて、1週間前には用意しておくことをオススメします。
お礼・お車代・心付けを用意
お礼やお車代、心付けがどの程度必要かを計算して、ピン札を用意しましょう。
念のため千円札のピン札とポチ袋は余分に用意しておくと、当日急きょお車代などが必要になった場合でも安心です。
お礼などは受付で渡すのか親から渡すのかを決めておき、ゲストリストにわかりやすく記載しておきます。
ポチ袋やご祝儀に相手の名前は書かないので、付箋を貼るなどして渡す相手を間違えないようにしておきましょう。
ブライダルネイル・シェービングなどを済ませておく
ブライダルネイルを施す場合は1週間〜前日の間にしましょう。
シェービングを受ける場合は皮膚が赤くなってしまう可能性もあるので、結婚式の3日前に受けるのがオススメです。
結婚式までにやることを書く「ウェディングノート」の作り方

ウェディングノートは結婚式の準備のためのノートです。
ノートは何を使ってもOKで、内容も自由。
自分が好きなように書き込むことで、結婚式の準備がより楽しいものになるでしょう。
どんなことを書いてもOKなウェディングノートですが、以下の項目を作っておくとより実用的になるので参考にしてみてください。
やることリスト
まずはじめに今回ご紹介したようなやることリストを書いておくと、すぐにやることを確認できます。
いつまでにやるのか日付を書く欄や、完了したらチェックする欄を作るなど見やすいリストを作りましょう。
結婚式当日までのカレンダー
カレンダーを手書きしたり、印刷したものを貼りつけておくと、やることリストの内容を書き込むことができてスケジュールを管理しやすくなります。
打ち合わせのメモページ
打ち合わせがあったときに、話した内容をメモするページを作っておきましょう。
そうすることでメモが紛失してしまうこともなくなります。
また、プランナーに聞きたいことなどもウェディングノートに書いておくことで、聞き忘れを防げますよ。
アイデアページ
これいいな!と思ったものや、こんなふうにしてみたい!と考えているアイデアを自由に書き込めるページを作っておきましょう。
気になる会場装飾や装花の切り抜きを貼っておけば、打ち合わせでプランナーに見てもらうこともできます。
まとめ

今回は、結婚式までにやることを期間別でご紹介しました。
結婚式場を決める前にふたりでよく話し合い、予算やテーマ、招待ゲストを決めておきましょう。
会場を決めたら打ち合わせが始まるまでに、ドレスの下見やアイテムの確認などできることを進めておきます。
打ち合わせが開始したらやるべきことが急に増えるので、スケジュールを確認しながら計画的に進めていきましょう。
ウェディングノートを作っておくと、スケジュール管理や打ち合わせの記録、アイデアを一冊にまとめられるのでとても便利です。
結婚式の準備も楽しくなりますので、ぜひ作ってみてくださいね。