ドレスにティアラをつけた、お姫様のようなスタイルは女性の憧れですよね。
結婚式ではティアラを身につけたいと願っている人も多いはずです。
また、憧れはあっても、「自分に似合うのかな」「恥ずかしくないかな」とティアラを身につけることを躊躇している人も、いるかもしれません。
この記事では、ティアラの歴史と人気ブランド、おすすめコーディネートなどティアラを選ぶ際に役立つ情報を紹介していきます。
ティアラには様々な種類があるので、きっとあなたにぴったりのものが見つかるはずです。
記事を参考に探してみてくださいね。
目次
意外と知らないティアラの歴史

ティアラの歴史は古く、なんと誕生は古代エジプト時代です。
当時は、権力者が亡くなった際に、敬意を払うために遺体にティアラ状の飾りをつけて埋葬しました。
古代ギリシアではティアラは髪型をこだわる女性たちがつける装飾品として、神性と権威を示すものになり、この意味合いは現代まで受け継がれています。
その後、フランスでナポレオン1世が絶対的な権力の象徴として、宮廷の女性たちにティアラを着用することを命じ、ティアラを身につける習慣が定着したと言われています。
19世紀には、裕福な人々の間で花嫁にティアラを贈る習慣が生まれました。
日本では、明治20年に皇室が作ったものが最初のティアラであり、今でも皇室の女性たちが正装する際には、ティアラを身につけている光景が見られます。
ティアラをつけるチャンスは一生で結婚式だけかも

皇室の女性を除いては、日本では普段、ティアラを身につける機会はなかなかありません。
一般人がティアラを違和感なく身につけられる貴重な場が、結婚式です。
幼い頃からアニメや絵本で「お姫様」がティアラをつけているイメージを持っている人は、30代以降の花嫁がティアラを付けることに抵抗があるかもしれませんが、ティアラは年齢関係なくつけられるアクセサリーです。
せっかくティアラをつけられる機会ですので、憧れがある人はぜひ結婚式でティアラを身につけてください。
デザインが落ち着いていて品のあるものを選んだり、ドレスや髪型との組み合わせ次第で、必ずしっくりくるティアラを見つけることができます。
小ぶりのものであっても、花嫁の頭に飾ったティアラがスポットライトを受けキラキラと輝く姿は、本当に美しいですよ。
結婚式用のティアラはどこで購入&レンタルできるの?

結婚式でつけるティアラですが、どのように準備したら良いのでしょうか?
ワイヤー、コームで土台を作り、ハンドメイドする方法もありますが、よほど腕に自信がある以外は、レンタルか購入をおすすめします。
ここからは、購入またはレンタルできる場所をご紹介します。
ドレスショップ
ドレスをレンタルまたは購入できる店舗には通常ティアラも用意されています。
ドレスと一緒にティアラを選ぶことができ、別でティアラを探さなくて良いので、ドレスショップに気に入ったものがあればぜひ一緒に購入かレンタルしてしまいましょう。
ただ、ドレスショップに用意されているティアラの種類は少ないので、理想のティアラが見つからなかったり、気に入ったものが見つかっても既に予約が入ってしまっている可能性もあるので、最初からドレスショップに限定してティアラを探すのはおすすめしません。
ブライダルアクセサリー専門店
ブライダルアクセサリーの専門店では、結婚式で使用するアクセサリーを取り揃えています。
ティアラだけではなく、ボンネやカチューシャなど様々なアクセサリーを置いているので、絶対にティアラと決めているわけではない人は比較検討できます。
専門店で販売されているアクセサリーに使われる装飾はイミテーションの宝石が多く、5000円〜2万円が相場です。
ネットサイトから商品を選べる店が豊富なのが便利です。
購入のみの店と、レンタルと購入どちらもできる店があるので、確認してみてください。
ジュエリーショップ
本格的なティアラを身につけたいなら、ぜひジュエリーショップから探しましょう。
本物の宝石を使ったティアラはとても高級なので、基本的にはレンタルを利用します。
ティアラの貸し出しを、結婚指輪を購入した人に限定しているジュエリーショップもあるので、結婚指輪を買う時点でティアラのレンタルも検討してみてください。
結婚式で人気のティアラブランドはここ!

せっかくなら本格的なティアラを使いたい!という花嫁さんにおすすめする、ティアラの人気ブランドをご紹介します。
ブランドによって雰囲気が違うので、どこのブランドがイメージに合うのか参考にしてみてくださいね。
MIKIMOTO(ミキモト)
MIKIMOTOは皇室御用達のジュエリーブランドとして、長年女性の憧れの的となってきました。
レンタル費が50万以上の宝石をふんだんに使ったものから、3万円代からレンタルできるパールが可愛らしいものまで種類は豊富です。
ヨーロッパ的な技法と日本の技法を融合して作られたMIKIMOTOのティアラは、値段にかかわらず、どのデザインのも気品が溢れています。
4℃ブライダル
ジュエリーの定番ブランド4℃が展開するブライダルライン「4℃ブライダル」は、基本的には婚約指輪と結婚指輪の販売を行なっています。
その4℃ブライダルでは、結婚指輪を購入した新郎新婦に限り、ティアラとネックレス、イヤリングのティアラセットが2万6000円(税抜き)でレンタルできるシステムがあります。
世界初のティアラデザイナー紙谷太朗氏がデザインする花をモチーフにしたティアラは、派手すぎないのに存在感たっぷりで、花嫁を内側から輝かせてくれるでしょう。
TASAKI(タサキ)
TASAKIのティアラは、クラシカルな雰囲気の中にモダンさを取り込んだデザイン性が特徴です。
パールの上質さもこの上なく、パールがふんだんに使われたデザインのティアラが多いです。
TASAKIでは、婚約指輪を購入することで、ティアラを無料で貸し出ししてもらえるシステムがあるようです。
対象商品と店舗があるようですので、TASAKIのティアラを着用したい人は、ぜひ店舗に問い合わせをしてみてください。
結婚式のティアラと衣装はセットで選ぶ!組み合わせパターン

ティアラは単体で選ぶのではなく、まずドレスを選んだ後に、ドレスにぴったり合うタイプのティアラを選ぶことをおすすめします。
ティアラは小ぶりなものでも存在感がありますから、ドレスを考慮せず単体で気に入ったものを選んでしまうと、ちぐはぐな印象になりがちです。
ここからは、ドレスの型に分けてティアラのコーディネート例をご紹介していきます。
あなたの魅力を最大限に引き出す、ドレスとティアラの組み合わせを選んでくださいね。
スレンダーラインドレス
シンプルなスレンダーラインのドレスには、可愛らしい華やかなデザインのティアラはミスマッチです。
どちらかというと、大人の女性を意識したティアラを選びましょう。
高さがあまりない、低めのデザインが向いています。
「シンプルなものでは寂しい」と思う人は、高さがない形にジュエリーがふんだんに使われているタイプを選びましょう。
プリンセスラインのドレス
ウェストから裾が広がるプリンセスラインのドレスは、ティアラと合わせるとおとぎ話のお姫様のようになれます。
ドレスに重厚感あれば、少し高さがある正統派プリンセスティアラを合わせてもバランスが取れます。
また、プリンセスラインの中でもふんわり柔らかな印象のドレスなら、小ぶりなティアラを合わせるとお洒落になりますよ。
ハートや花など、女性らしさを意識したデザインがぴったりです。
マーメイドラインのドレス
人魚の尾ひれをイメージしたような形をしたマーメイドラインのドレスは、モダンで色っぽい印象を与えます。
クラシカルであったり可愛らしすぎるティアラは、なかなか合わせ辛いマーメイドラインですが、マリアティアラというスタイルのティアラなら調和が取れたスタイルになるでしょう。
マリアティアラは、伝統的なティアラの形とは少し違い、飾りが額にかかるティアラです。
マリアティアラは、1枚布を折り返さずに頭にかけるスタイルのマリアベールと相性が良く、マーメイドラインのドレスには、マリアティアラ×マリアティアラを組み合わせるのがおすすめです。
まとめ

女性の権威と神秘性を示すアクセサリーであるティアラ。
これを一般人がつけられる機会は、花嫁として結婚式を挙げる時くらいです。
年齢にかかわらず、憧れがあるのならぜひ、結婚式でティアラをつけてください。
ドレスショップやブライダルアクセサリー専門店でも手に入りますが、やはりジュエリーブランドの品がデザインも豊富で美しさと気品を兼ね備えています。
ティアラを選ぶ時には、単体で選ばず必ずドレスとのバランスを考えて選びましょう。