結婚式でふたりらしさを出したいというカップルは多いでしょう。
そんな時、大切なのが始めにテーマを決めておくこと。
ふたりが楽しめるテーマにすれば、準備がとてもはかどるでしょう。
そこで今回は、テーマの決め方と取り入れ方、先輩カップルはどんなテーマにしたかの実例をご紹介します。
目次
- 1 結婚式でなぜテーマ決めが大切なのか
- 2 どんな風にする?結婚式テーマの決め方と取り入れ方
- 3 先輩カップルはこんなテーマの結婚式をやりました!
- 3.1 先輩カップルのテーマ(1)参加者が楽しめる結婚式
- 3.2 先輩カップルのテーマ(2)自然と笑顔を大切にした結婚式
- 3.3 先輩カップルのテーマ(3)ゲストに感謝を伝える
- 3.4 先輩カップルのテーマ(4)シンプルな和
- 3.5 先輩カップルのテーマ(5)絵本の世界のような結婚式
- 3.6 先輩カップルのテーマ(6)大人カジュアルな結婚式
- 3.7 先輩カップルのテーマ(7)素朴な結婚式
- 3.8 先輩カップルのテーマ(8)フォレスト
- 3.9 先輩カップルのテーマ(9)おもてなし
- 3.10 先輩カップルのテーマ(10)非日常的な豪華なホテルウェディング
- 3.11 先輩カップルのテーマ(11)今まで見たことのない結婚式
- 3.12 先輩カップルのテーマ(12)スタイリッシュ、建築と音楽の融合
- 3.13 先輩カップルのテーマ(13)手作りでリゾート感を出す
- 4 まとめ
結婚式でなぜテーマ決めが大切なのか

結婚式のテーマは、結婚式をやると決めたらまず考えたいものです。
なぜ、テーマを考える必要があるかというと、
- テーマを決めると統一感が出る
- テーマに合わせて衣装や小物を選ぶので、迷うことが無くなる
- ふたりのイメージを合わせられる
といったメリットがあるからです。
式場を探す前に、まずふたりで話し合って「どんなテーマにするか」を決めましょう。
どんな風にする?結婚式テーマの決め方と取り入れ方

結婚式のテーマといっても、さまざまなものがあります。
雰囲気のテーマから具体的なテーマまで、どんなものにするかは人それぞれ。
どのようなテーマにすると、演出や装飾に取り入れやすいかをご紹介します。
色や柄をテーマにする

色や柄は手軽に取り入れることができるテーマ。
自分たちで手作りしたりしなくても、その色や柄を意識して選ぶだけで統一感が出ます。
〈カラーや柄をテーマにした場合の例〉
- テーマカラーのドレスやブーケを選ぶ
- テーマカラーのテーブルクロスや装花を選ぶ
- ペーパーアイテムをテーマの柄で作成
一色でなくても「ビタミンカラー」や「シャーベットカラー」など、色合いをテーマにするのもいいでしょう。
雰囲気をテーマにする

ふたりの普段の好みが合うのであれば、結婚式で目指す雰囲気をテーマにしてみましょう。
- ナチュラルテイスト
- 大人カジュアル
- モダン
- クラシカル
- スタイリッシュ
- スイート
このように、雰囲気を決めておくと会場探しからスムーズに進められるでしょう。
〈雰囲気をテーマにした場合の例〉
- モダンな会場に合わせたシックな装飾
- クラシカルなチャペルに合わせたクラシカルなウェディングドレス
- スイートな雰囲気の会場で装飾にバルーンを取り入れる
好きな映像作品をテーマにする

好きな映画やアニメがあるのであれば、それをテーマにすると楽しい結婚式になるでしょう。
〈映像作品をテーマにした場合の例〉
- BGMでテーマの作品の曲を使用
- 作品のイメージに合わせて衣装を選ぶ
- 作品の世界観を表現したウェディングケーキ
季節をテーマにする

結婚式を挙げる季節をテーマにするカップルもいます。
色や小物などを使用して、季節感を演出してみましょう。
〈季節をテーマにした場合の例〉
- 春をテーマにして、装花に桜を使い、ところどころにピンク色を使用
- 夏をテーマにしてテーブルクロスはブルー、飾りでサンゴや貝殻を置く
- 秋をテーマにして、落ち着いた色味の装花を使用して、ウェディングツリーを紅葉のデザインにする
- 冬をテーマにして、松ぼっくりやキャンドルを使用した温かみのあるテーブル装飾にする
自然や動物をテーマにする

自然や動物をテーマにすると、装飾に統一感を出しやすくなります。
自然は、
- 海
- 森
- 星
といったようなテーマが取り入れやすいのではないでしょうか。
また、動物なら飼っているペットをテーマにしたり、好きな動物や縁起物の動物をテーマにするといいでしょう。
- 夜空がテーマで、カラードレスをネイビーにし、星モチーフを装飾に取り入れる
- ペットのウェルカムドールやウェルカムボードを作り、席次表にもペットのイラストをプリント
趣味をテーマにする

趣味がお付き合いのきっかけというカップルは、趣味をテーマにしてみてはいかがでしょうか。
テーマにしやすい趣味として、
- スポーツ
- 旅行
- アウトドア
などがあります。
〈趣味をテーマにした場合の例〉
- 応援しているチームのユニフォームで再入場
- アウトドアをテーマにして、BBQができる会場を選ぶ
- 旅行をテーマにして、ウェルカムボードをトランクに立てて、旅の思い出写真をウェルカムスペースに飾る
先輩カップルはこんなテーマの結婚式をやりました!

20〜30代の先輩カップルにアンケートを実施し、「どんなテーマの結婚式にしたか」を答えてもらいました。
取り入れ方など参考にしてみましょう。
先輩カップルのテーマ(1)参加者が楽しめる結婚式
どのようにテーマを決めた?
新婦と相談し、身内や参加者が高齢な方が多いため、様々な結婚式に参加していると思うので、他にない結婚式を目指した。
どんな準備をした?
基本的に手作りでした。
地元の海岸に行き、海岸の砂や貝殻を集めてテーブルに飾ったリ、知り合いの方が大量に作ったフクロウの人形を各テーブルに色違いで並べたりしました。
また、参加者が参加できるようなイベントも多く実施しました。
特に工夫したポイントは?
披露宴でのイベントで最後のケーキのお皿の裏にシールを貼って、そのシールが貼ってある方に商品を渡したり、お色直しのドレスの色当ての投票箱を受付に設置し、投票してもらうようにしたこと。
料理が個人で選べること。
先輩カップルのテーマ(2)自然と笑顔を大切にした結婚式
どのようにテーマを決めた?
夫婦の出会いや共通の趣味がアウトドアであり、またアウトドア仲間の友人を多く招待する予定だったことから決めました。
テーマのためにどんな準備をした?
会場や衣装、花束などのイメージを全てナチュラル系にして、緑や白を多く使いました。
自作のペーパーアイテムも自然や動物をイメージしたものを多く作りました。
できるだけゲストと話す時間を設けられるようにプログラムを組みました。
特に工夫したポイントは?
ゲスト同士でも交流したり話題を深めてもらえるよう、各ゲストの簡単なプロフィール(新郎新婦とのつながりや趣味、軽いメッセージなど)を式次第に書きました。
それなりに準備は大変でしたが、実際に活用してもらえたようで、好評でした。
先輩カップルのテーマ(3)ゲストに感謝を伝える
どのようにテーマを決めた?
結婚当初私が26歳、夫が24歳という最近では若めの結婚だったということもあり未熟な私達がどれだけの人に支えられたおかげでここまでこれたかということを考えたら自然とテーマが決まりました。
どんな準備をした?
席札にメッセージを書くことは今や定番ですが、読むのに5分くらいかかるほどの長文にし、またそのゲストとの思い出の写真を貼り付けました。
また、招待状にも一言以上の書き込みをしてお送りしました。
ありきたりではありますがおそらくこの文章量は他に見ないものだと思います。
特に工夫したポイントは?
席札に写真を貼り付けたことです。
ゲストとの一番の思い出写真を探しだし、高校の友人だとガラパゴス携帯の中の写真しかなかったりしたので画質をあげつつ印刷するのにも苦労しました。
中には感動して泣き出すゲストもいて、時間がかかりましたがやってよかったと思いました。
先輩カップルのテーマ(4)シンプルな和
どのようにテーマを決めた?
絶対に和装がよくて、派手なものが元々好きではないので、最低限の装飾と美味しいごはんというのをテーマにしていました。
テーマのためにどんな準備をした?
華美な演出は特にせず、お花や装飾もその時の季節にあったものにしました。
引出物もシンプルかつサイズも小さめにしました。
余興をお願いすると準備や練習も大変だろうし、当日に余興の時間まで緊張させるのも嫌で、余興を行わず、披露宴という名のお食事会をモットーに準備しました。
特に工夫したポイントは?
ブーケを友人に作ってもらいました。
ブーケは投げたりするのではなく、参列者の友人の中に数ヶ月後に結婚式を挙げる方がいたので、その友人に手渡ししました。
その際にお互い一言ずつ言って、ひとつのイベントとして行いました。
先輩カップルのテーマ(5)絵本の世界のような結婚式
どのようにテーマを決めた?
インスタグラム等のSNSで他の人の結婚式を参考にしました。
絵が得意な友人がいたのでペーパーアイテムはその子に任せたいと思いテーマを決めました。
テーマのためにどんな準備をした?
絵の得意な友人に2人の写真を送って、私達のモチーフのキャラクターを作ってもらいました。
そのキャラクターを使って招待状や席次表等のアイテムを作ってもらいました。
また、友人が多かったので友人全員分の写真を準備してウェルカムボードを作成しました。
特に工夫したポイントは?
友人に書いてもらった絵を目立たせたかったので、ごちゃごちゃにならないように会場の装飾は出来る限りシンプルにまとめました。
白中心の装花にし、テーブルクロスも淡いグレーにしました。
私自身が引き立って欲しいという思いがあったので、ドレスは柄入りの派手なものにする事でバランスを取りました。
先輩カップルのテーマ(6)大人カジュアルな結婚式
どのようにテーマを決めた?
自分たちの年齢や招待客の雰囲気から考えてイベントを色々と盛り込んだガチャガチャと忙しい式にはしたくなかったので、夫と話し合って落ち着いた雰囲気を演出できるようにテーマを決めました。
テーマのためにどんな準備をした?
会場全体の色調を統一して、飾りや花もシンプルで高級感のあるものにしました。
ウエディングケーキも凝ったデザインでなく、花を散らしたシンプルなものです。
料理のランクも上げて、しっかりと食事の時間が取れるようなプログラムを検討しました。
特に工夫したポイントは?
出席者全員と挨拶ができるよう、歓談の時間をかなり長めに取ったところです。
また、歓談中に間延びしないよう、食事のランクを上げ、お酒の種類も増やして楽しんでもらえるようにしました。
あとはゆったりと座ってもらえるように座席の間隔をなるべく開けるようにしたところです。
先輩カップルのテーマ(7)素朴な結婚式
どのようにテーマを決めた?
旦那と相談して、結婚式専門の本などを参考に決めました。
なお、予算を考慮に入れると、あまり派手なテーマにはできませんでした。
テーマのためにどんな準備をした?
インターネットの画像や本を参考にして、材料を購入し接着剤などで加工し、小物を作製しました。
「スリーコインズ」や「ナチュラルキッチン」では、安くて種類が豊富で助かりました。
木で作られた素朴な人形などがあり、重宝しました。
特に工夫したポイントは?
予算がとにかく少なく、材料費も抑えていたので、貧乏くさくならないように気を付けました。
全体的に素朴で可愛らしいもので揃え、統一感を出すようにしました。
色も、白と緑、茶色で合わせ、落ち着いた雰囲気を出すようにしました。
先輩カップルのテーマ(8)フォレスト
どのようにテーマを決めた?
新しい苗字が「森」になるので、テーマを決めるときにフォレストで、迷うことなく決めることができました。
テーマのためにどんな準備をした?
すべての飾りを葉物でそろえてもらいました。
主にユーカリだったと思います。
後は流木を置いてもらったりして、お花の装飾は全く使わずに飾ってもらいました。
来賓者の待合室には、アロマを炊いて、森っぽい香りを演出しました。
特に工夫したポイントは?
お花を使わない結婚式の装飾が前代未聞だということで、とても苦労しました。
プランナーさんは少しでも華やかにお花を使いたいみたいでしたが、そこは断りました!
ブーケもお花を使いたくなかったので、苦労しました。
先輩カップルのテーマ(9)おもてなし
どのようにテーマを決めた?
自分たちの結婚式に、大切な時間を使って参列してくださる方々に、感謝の気持ちを持って、過ごしやすい、楽しい時間になるようにと思い決めました。
テーマのためにどんな準備をした?
席を決める際に、それぞれの関係性をよく考え、皆が談笑を楽しめるようにと考えました。
司会は、ラジオパーソナリティをされているとても面白い盛り上げ上手の方にお願いをし、会場全体の緊張感を和らげリラックスできるようにと考えました。
特に工夫したポイントは?
一番工夫したのは、とにかく一人一人皆がリラックスして、来てよかったと心から思ってもらえるよにという点です。
席の配置の仕方、料理のグレード、司会進行の方に、司会だけでなくプラスアルファの要素である会場全体の雰囲気作りをお願いした事です。
先輩カップルのテーマ(10)非日常的な豪華なホテルウェディング
どのようにテーマを決めた?
結婚式・披露宴に参加して下さる方への感謝の気持ちを込めたかったので、「非日常的な豪華」というテーマにしました
テーマのためにどんな準備をした?
テーブルにキャンドルを置き、幻想的な雰囲気がでるようにしました。
また、ガラスの器に水を入れてバラの花を散らす等、テーブルが豪華に見えるように力を入れました。
煌びやかなプロジェクションマッピングを用いました。
特に工夫したポイントは?
食事もワンランク上のものを用意しゲストに満足してもらえるようにしました。
料理には勤めていた会社の商品を使って頂けるようにシェフと打ち合わせしました。
受付前の飾りも豪勢にみえるように手作りしました
先輩カップルのテーマ(11)今まで見たことのない結婚式
どのようにテーマを決めた?
二人の思い出になるようなインパクトのある結婚式に、そして、出席して頂く方にもサプライズ感のある演出をしたくてこのようなテーマに決めました。
テーマのためにどんな準備をした?
どんな内容なら、二人だけのオリジナルの心に残る結婚式になるのか?試行錯誤して、入場にインパクトを持ってきました。
最初の挙式の入場を、みんなの目の前にある透明で大きなエレベーターの2階から降りてきて入場しました。
披露宴の入場も扉から入らず、緞帳の幕開けでサプライズ入場をしました。
特に工夫したポイントは?
特に披露宴の入場は、扉から入場すると考えている方が多いと思いますが、みんなに気づかれないように先に披露宴会場に入って、これから入ってくるだろうと思っているみんなの前で緞帳越しに息を潜めて待機していたところです。
驚くだろうと言うワクワクとばれてないかな?とドキドキでした。
先輩カップルのテーマ(12)スタイリッシュ、建築と音楽の融合
テーマを決めた?
二人の好きなものをより集め、オリジナルな雰囲気で仕上げられるように工夫を重ねました。
趣味や仕事の内容を反映できるようにしました。
どのようにテーマのためにどんな準備をした?
挙式から披露宴まで、BGMとして活用する音楽のチョイスには細心の注意を払いました。
他ではあまりないような、素敵な雰囲気のものを選びました。
また会場内の雰囲気も、ライティングに凝ったりテーブルの配置などにも工夫を凝らし、オシャレに見えるように努力しました。
特に工夫したポイントは?
その場の雰囲気に合うような音楽を選択することに注意しました。
ポップでミーハーな音楽はあまり使わず、クラシックでも素敵なものや有名なもの、イージーリスニングやインストュルーメンツからも選択し、落ち着いた大人の空間を演出できるように努力しました。
先輩カップルのテーマ(13)手作りでリゾート感を出す
どのようにテーマを決めた?
結婚式を挙げたころにハワイやバリ島に行きたかったのですが、持病があるため行くことが出来ず、結婚式だけでもリゾート感を出したかったので、そのようなテーマにしました。
テーマのためにどんな準備をした?
ウエルカムボードとテーブルに飾るお花などの飾りを手作りして、会場にプールがある式場を探しました。
そして、プールにハイビスカスと風船を大量に敷き詰めて飾りました。
食事もリゾート感を出すために、相談を重ねて納得のいく内容にできました。
特に工夫したポイントは?
手作りしたものにこだわりました。
テーブルに置く飾りは全部で半年の時間をかけて作りました。
そして、それらの飾り物を式が終了してから、欲しい人に持っていってもらったのですが、私の予想では誰も持って行ってくれないだろうと思っていたのですが、争奪戦になり、とてもうれしい気持ちになったのを覚えています。
まとめ

今回は、結婚式のテーマの決め方と取り入れ方についてご紹介しました。
テーマは会場を探し始める前に、ふたりで話し合って決めておくことをオススメします。
テーマの決め方は、
- 色や柄
- 雰囲気
- 好きな映像作品
- 季節
- 自然や動物
- 趣味
このようなものの中から、ふたりが納得できるものを選ぶといいでしょう。
先輩カップルの実例も、どんな風にテーマを取り入れているかがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。