結婚式の二次会には、どのくらいの費用がかかるかご存知ですか?
また、会費の金額設定はいくらにすべきか迷っている人もいるでしょう。
高すぎてもゲストの負担になってしまいますし、安すぎても新郎新婦の負担が大きくなります。
ちょうど良い金額とはどのくらいなのでしょうか。
そこで今回は、結婚式二次会の費用と会費についてご紹介します。
目次
結婚式二次会の費用相場と会費金額相場ってどのくらい?

結婚式の二次会にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
また、会費はどのくらいを考えればいいのでしょうか。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」を参考に、それぞれご説明します。
結婚式二次会の費用相場と招待人数平均は?
まず、二次会の費用の平均額は324,000円で、招待人数平均は47.2人でした。
二次会は友人や同僚などを招待することが多いため、よほど交友関係が広い人でない限りは、新郎新婦合わせて50人前後というカップルが多くなるのでしょう。
結婚式二次会の会費金額の相場は?
全国の二次会会費金額平均を見てみると、
- 男性:6,400円
- 女性:5,700円
- 男女の金額差平均:671円
このようになりました。
どの地域でも平均金額は男性の方が高く、男性の会費は女性よりも高めに設定されることが多いことがわかります。
また、地域別で見てみると、いちばん会費が高額な地域は東海で、
- 男性:8,100円
- 女性:7,200円
首都圏よりも高額という結果となりました。
反対に、いちばん会費が安かった地域は北海道で、
- 男性:3,500円
- 女性:3,400円
このように男女の金額差が小さいのも特徴と言えます。
東海地方の金額は北海道の2倍以上となっており、会費は地域差が大きいことがわかります。
結婚式二次会はどんなことにお金がかかる?

二次会にかかるのは会場に支払う金額だけではありません。
どのようなことにお金がかかるのかを覚えておき、予算や会費の金額を決めましょう。
会場に支払う費用
まず、二次会会場に支払う費用には以下のようなものがあります。
- 会場使用料
- 音響・映像設備使用料
- 料理
- 飲み物
このようなものにお金がかかっています。
会場使用料や音響・映像設備使用料は、お店によって無料になっているところもあります。
そのような所は、一定金額以上の料理と飲み物を頼めば会場を貸し切れるので、確認してみましょう。
ウェディングケーキ代
ケーキカットを二次会でもする場合は、別途ケーキ代が必要です。
結婚情報サイトやブライダルデスクから予約をした特典として、ウェディングケーキが無料となる会場もあります。
プチギフト代
マイナビウェディングのアンケートによると、二次会のプチギフトは400〜500円のものを選んだカップルが28%、200〜300円のものを選んだカップルが22%でした。
そのため、中間の300〜400円程度が相場と言えるでしょう。
二次会のプチギフトは、結婚式のプチギフトよりもやや高めの傾向があります。
これは、結婚式では引き出物があるからなのかもしれません。
会場装飾費
会場によっては、装花などを用意してくれないこともあります。
その場合、幹事や準備をお願いしている人に式場で使用した装花を持ち込んでもらいましょう。
高砂用の装花に加えて、ゲストテーブル用にもあると華やかさが増しますが、会場によっては花を置くと手狭になり食器を置くスペースがなくなってしまうことも。
会場のテーブルの大きさなど確認をしておきましょう。
また、装花とは別に必要なのがテーブルクロス。
こちらは1テーブルずつ費用がかかります。
受付スペースにウェルカムボードなどを飾りたい場合は、二次会用に用意するか、式場から運んでもらいましょう。
新郎新婦の衣装代・ヘアメイク
二次会で違うドレスを着る場合は、そのレンタル代や購入費がかかります。
結婚式と同じものを着用する場合、持ち出し料金がかかることも。
結婚式の二次会会場では控え室のような着替えができるスペースがないことが多いため、衣装を着替える場合は披露宴会場で着替えてから移動することになるでしょう。
式場に二次会用の着替えができるかを確認しておきましょう。
また、ヘアメイクの手直しは式場のヘアメイクさんがやってくれることもあります。
サービスで手直しをしてくれる場合もあれば、費用が発生する場合もあるので、こちらも事前に確認が必要です。
ゲームの景品代
二次会でゲームを行う場合は景品が必要です。
景品の相場は〈人数×1,000円〉ほど。
景品を豪華にしたい場合は〈人数×2,000円〉で考えるといいでしょう。
幹事や司会者へのお礼・幹事代行サービス費用
幹事や司会などの手伝いを友人にお願いした場合は、必ずお礼をしましょう。
お礼として1万円程度を包む人もいれば、会費を免除にしたり、後日ご飯を奢ることも。
どのようにお礼をするか考えておきましょう。
また、二次会で幹事をお願いせずに幹事代行サービスを利用する人も年々増えており、20%以上のカップルが利用しています。
幹事代行サービスを利用した場合はその料金も必要です。
先輩カップルは結婚式二次会の会費をどうやって決めた?

今回、クラウドソーシングサービス「Lancers」を利用している20〜30代の男女50人に「ご自身の二次会についてのアンケート」をおこないました。
会費の金額や、なぜその金額に決めたのかを教えてもらいましたので、結果を見ていきましょう。
男性と女性それぞれの会費金額はいくらに設定した?
男女別の会費金額は以下のとおりです。
〈男性〉
- 〜4,000円未満…10%
- 4,000〜5,000円未満…24%
- 5,000〜6,000円未満…20%
- 6,000〜7,000円未満…6%
- 7,000〜8,000円未満…20%
- 8,000〜9,000円未満…14%
- 9,000円以上…6%
〈女性〉
- 〜4,000円未満…32%
- 4,000〜5,000円未満…14%
- 5,000〜6,000円未満…34%
- 6,000〜7,000円未満…8%
- 7,000〜8,000円未満…4%
- 8,000〜9,000円未満…8%
- 9,000円以上…0%
最低価格は男性3,000円と女性が2,000円、最高価格は男性が10,000円と女性が8,000円でした。
二次会会費の金額の決定は誰がした?
会費の決定者について聞いてみました。
- 新郎が決めた…2%
- 新婦が決めた…2%
- 新郎新婦ふたりで決めた…42%
- 幹事が決めた…18%
- 新郎新婦と幹事で相談して決めた…36%
新郎新婦のふたりで決めるか、新郎新婦と幹事も交えて決めるかが全体の80%近くでした。
中には幹事に任せたので、なぜその金額にしたのかわからないという人も。
二次会会費の金額を決めた理由は?
会費の金額をどうやって決めたか教えてもらいました。
- 以前、会費が4,000円の二次会について職場の先輩が高いと言っているのを聞いたからです。(大阪府・男性3,000円/女性3,000)
- 共通の友人が多い&久しぶりに会うメンツだったので、各々が好きに話をしてもらえるように余興はせず、料理とお酒の最低限の金額設定にしました。(愛媛県・男性3,500円/女性3,500)
- それぞれの料金は本来5,000円欲しいところですが、低めに設定してビンゴ大会の景品の数を少なめに調整できたので安く設定できました。(愛知県・男性4,000円/3,000円)
- 飲み放題・ビュッフェ合わせると1人当たりの金額がそれ位になった為。
会場費や景品・お見送りの品などは新郎新婦が負担する様な形にしました。(岐阜県・男性4,500円/女性3,000円)
- 地元では、一般的な相場だったためです。高く設定しても友人が集まらないのも寂しいのでこの価格にしました。(北海道・男性4,000/女性4,000円)
- 男女で差がない方が公平だと感じたらです。(神奈川県・男性4,000円/女性4,000)
- もっと高い会費が常識の様ですが、高い会費を払ったからといって楽しい会だったかわからない様な2次会がよくあり、そういう会にはしたくなかったので安く設定しました。(愛知県・男性5,500円/女性5,000円)
- 料理のボリュームとイベントの景品を豪華にしたため、この金額になりました。(東京都・男性7,000円/女性5,000円)
- ネットで調べて、だいたいの金額を決めて、参加人数と合わせて吟味した結果の設定です。(埼玉県・男性7,000円/女性5,000円)
- 自分達の負担できる額を差し引き、それを割りました。
男性の方が多く頂くのが一般的かと思ったので男性の方が高くしました。(愛知県・男性7,500円/女性6,500円)
- 今までの参加経験とトータル費用から妥当だと判断したからです。(東京都・男性8,000円/女性7,000円)
- 結婚式場のホテルの上層階で2次会をやりました。
そこでの料理や施設使用料を考えるとその値段でした。(静岡県・男性9,000円/女性7,000円)
二次会にかかる総額を人数で割って決めたり、自分たちが負担して金額を下げたり、今まで参加した二次会の金額などを参考にして会費設定をしているようです。
まとめ

今回は、結婚式二次会の費用と会費についてご紹介しました。
結婚式二次会の費用相場は324,000円、招待人数平均は47.2人でした。
会費の平均金額は、
- 男性…6,400円
- 女性…5,700円
このように、男性がやや高いという結果に。
地域差もあり東海地方が1番高く、1番安い北海道の2倍以上となっています。
二次会の費用としてかかるものは、
- 会場に支払う費用
- ウェディングケーキ代
- プチギフト代
- 会場装飾代
- 景品代
- 幹事や司会者へのお礼、幹事代行サービス費用
などがあります。
今回おこなったアンケートによると、会費の金額は人により金額差が大きく、
- 最低価格は男性3,000円と女性2,000円
- 最高価格は男性10,000円と女性8,000円
となりました。
会費の決定者は、
- 新郎新婦がふたりで決めた
- 新郎新婦と幹事で決めた
この2つが全体の80%近くを占めています。
会費の決め方は、
- 二次会の総額を人数で割る
- 新郎新婦が負担して金額を下げる
- 相場から決定する
などの方法がありました。