結婚式が終わっても、新婚旅行や引っ越し、家具の購入など何かとお金がかかります。
そのため、結婚式はできるだけ節約して費用を抑えたいと考えるカップルは多いでしょう。
しかし、節約するポイントを間違えると、ゲストに満足してもらえない結婚式となってしまうことも。
そこで今回は、結婚式の費用を抑えるための節約方法と、先輩カップルがおこなった節約エピソードをご紹介します。
目次
結婚式場の持ち込みについて確認

持ち込みについての決まりは式場によって異なります。
持ち込みができるものとできないもの、さらに持ち込み料がかかるものを把握しておきましょう。
式場が決まっていない場合
節約を重視したい場合、式場に頼むよりも外注や手作りを持ち込みする方が費用を抑えやすいので、持ち込み料がかからない式場か、持ち込み料を交渉で無しにしてくれる式場がオススメです。
持ち込み料がかかる式場を見学した場合も、何に持ち込み料がかかるのかと、それぞれの持ち込み料の金額を聞いておきましょう。
式場が決まっている場合
すでに式場を決めている場合は、持ち込み料がかかるものとその金額、持ち込みができないものをすべて教えてもらいましょう。
外注や手作りで考えていたのに、実は持ち込み料が必要だったり、持ち込みができないものもあります。
用意をスムーズに進めるためにも、早めに確認しておきましょう。
結婚式節約術①外注したものを持ち込み

式場でお願いするよりも、外注した方が節約になるものも多いので、持ち込みが可能なら下記のアイテムをチェックしましょう。
ウェディングドレス・カラードレス
ドレスは持ち込み料がかかる会場が多いアイテム。
しかし、提携ドレスショップのレンタル料が高額であったり、そもそも気にいるデザインがない場合もあり、持ち込み料を払ってでも外注したという方も。
ドレスを外注する場合、節約をしたい方に1番オススメなのが、中古のドレスショップ。
なんと、ブランドもので数十万円するようなドレスが10万円以下で購入できるのです。
中古と聞くと、着古されていたり流行遅れなデザインばかりなのではと心配される方もいるかもしれませんが、ショップによっては
- ワンオーナー(1人にしか着られていない)
- 3年以内に購入されたもの
- 30万円以上のブランドもの
というような買取り制限を設けているところも。
そのようなショップなら、サイズさえ合えば非常にお得にドレスが手に入るため、持ち込み料がかかっても費用を抑えられます。
下着や小物
ブライダルインナーやアクセサリーなどの小物は持ち込み料がかからないことが多いため、自分でリーズナブルなものを探して購入できます。
まれに、ブライダルインナーにも持ち込み料がかかる式場もあるようなので、事前に確認はしておきましょう。
引き出物
引き出物の持ち込み料がかかる場合でも、引き出物をゲスト宅に配送する宅配サービスを利用すれば、持ち込み料を支払わずに自分たちで引き出物を手配できる可能性が。
当日は自宅配送である旨を記載したカードをそれぞれの席に置いておきます。
ただし、当日欠席となったゲストの自宅にも配送されてしまうため、欠席のゲストには連絡する必要があります。
カメラマン
カメラマンは持ち込み自体ができない式場が多いのですが、持ち込み可能な場合は外注を検討してみましょう。
カメラマンを外注した場合、式場に頼むよりも費用を抑えられる可能性があるだけでなく、自分好みの写真を撮る方にお願いすることが可能。
式場に頼んだ場合の金額と、外注した場合の金額を見比べて判断しましょう。
結婚式節約術②式場にお願いするところも工夫

持ち込みができないものであっても、節約は可能です。
プランナーと納得いくまで話し合いましょう。
装花
装花は持ち込みができないことがほとんど。
しかし、会場に頼む場合も花の種類や飾り方で節約は可能です。
例えば、ナチュラルテイストな会場であれば、花ではなくグリーンをメインにすることで費用を抑えることができます。
また、飾り方のアイデアとして、
- 水の入ったガラスの花器に花を浮かべる水中花を取り入れる
- 小さめの花器をいくつも使用してボリューム感を出す
- キャンドルなどの小物を多く使用して、花が少なくても見栄えする装飾にする
などがあります。
花をたくさん使用しなくても、オシャレ感や華やかさは演出できるのです。
ウェディングケーキ
ウェディングケーキといえば生ケーキを想像する方が多いかと思いますが、節約したいカップルにオススメなのは「イミテーションケーキ」です。
演出用に作られた偽物のケーキなのですが、ケーキカットで入刀する部分のみ本物。
イミテーションケーキはレンタルできるので、生ケーキよりも費用を抑えられます。
結婚式節約術③自分たちで手作り

結婚式の節約といえば手作りを思い浮かべる方も多いでしょう。
ここでは、手作りアイテムでもっとも定番であるペーパーアイテム以外のものをご紹介します。
ウェルカムボード
ウェルカムボードを手作りすると、費用を抑えられるだけでなく、自分たちの好みに合わせたものを作ることができます。
絵が得意ならふたりの似顔絵などのイラストを描いたり、ステンシルなどを使って文字だけでもOK。
あとはフレームに飾りをつけたりアレンジをしましょう。
イーゼルが数千円かかりますが、式場に頼んだり外注するよりは費用を抑えることができます。
リングピロー
結婚指輪を置いておくリングピローは、裁縫が得意でなくてもチャレンジできるアイテムです。
インターネットでさまざまな作り方を見ることができますし、手作りキットもあるため、裁縫初心者でも簡単に縫えます。
ムービー
オープニングやプロフィール、エンディングムービーも自作をすればかなりの節約効果があります。
パソコンが得意ではなくても、ソフトを使えば十分に結婚式で流せるクオリティのムービーを作ることが可能です。
結婚式節約術④友人にお願い

得意なことがある友人にお願いをして、手伝ってもらうのもオススメです。
例えば、
- 絵が得意な友人にウェルカムボードをお願いする
- カメラが趣味の友人に当日の撮影をお願いする
- ハンドメイドが得意な友人にウェルカムドールやリングピローなどを作ってもらう
など友人の負担にならない範囲でお願いをしてみましょう。
ただし、お礼として相応の現金を包んだり、品物を贈ることを忘れずに。
先輩カップル「私たちはこうやって節約しました!」

20〜30代の既婚男女に、どのような節約をしたかアンケートをとりました。
節約効果のあったものを答えてもらったので、ぜひ参考にしてみましょう。
- ガーランドやペーパー類は全て自分で手作りをしました。ウエディングドレスは持ち込みにして中古で安く購入しました。裁縫の得意な友人に手伝ってもらって手作りのブーケにしました。
- 菓子まきをしたのですが、自分たちでお菓子を買って、袋詰めをしたり、とにかく、業者を使わずにすむところは使用しないようにしました。
- 招待状やメニューカード等を自分たちで作り、ブーケやちょっとした席の飾り物等を友達が用意してくれました。
- ブライダルインナーやグローブ等の小物を通信販売で入手することで費用を節約することが出来ました。ウェルカムボードも手作りし、レンタルすると高くつくものはリサイクル品などを活用して安く購入するようにしました。
- まず、結婚式場での見積もり相談の際、どこまで自分たちの自由が通るかを確認しました。例えば、衣装等、結婚式場の契約上決まった業者に依頼しなければならないのか、お花の業者も決まっているのか等、細かく確認しました。出来る限り自分で出来る事は自分で準備し、会場やブーケのお花の業者は知り合いと個人的に契約し、費用を抑え、節約しました。
- 結婚式のビデオ撮影を後輩にやってもらいました。後輩が結婚式のビデオ撮影と編集のアルバイトをしていたため、わざわざ結婚式場経由で頼まなくてもいい動画を撮影することができるので、そこで費用を浮かせました。実際にできあがった動画も全然問題なく、編集までしてくれました。
- 披露宴の後のスイーツを料理上手な友人に格安で作ってもらって、それらの持ち込み代を無しにしてもらえるように交渉しました。
- 案内状は自分たちで手書きする、ケーキやお花の装飾は欲張りすぎない、過度の演出はしない(演出用のバルーンやライトなど、オプションでつけると結構高くなりがちです。そういったことはせずに、余興を依頼した方へのお礼代に回しました。)などです。
とことんこだわりながら節約したいならブライダルプロデュース会社に依頼するのも◯

ふたりらしさのあるオンリーワンウェディングがしたいなら、ブライダルプロデュース会社に結婚式のプロデュースをお願いするのがオススメです。
オシャレで他にはないような結婚式を挙げることができるので、「普通の結婚式よりも高くつくんじゃ…」と思われがちですが、多くのブライダルプロデュース会社は持ち込みがすべて無料であったり、式場に交渉をして値下げをしてくれたりするので、リーズナブルに結婚式を挙げることも可能なのです。
結婚式で節約を考えるべきではないポイント

結婚式で賢く節約するのは良いことですが、節約はあまりオススメできないものもあります。
まず、料理とドリンクをランクダウンさせるのは考えましょう。
料理やドリンクはランクダウンすると大きな節約になります。
しかし、料理を楽しみにしているゲストは多いですし、結婚式に何度か出席している方には「料理ケチってる?」と勘付かれてしまう可能性があります。
飲み放題の種類が少ないとランクダウンしたのがゲストにもバレてしまい、さらに飲めるものがないゲストが出てきてしまうかもしれません。
また、引き出物はいいものをまとめて安く購入するなら大丈夫ですが、明らかな安物を選ぶのはやめましょう。
料理やドリンク、引き出物はゲストへのおもてなしや感謝の気持ち。
ゲストに直接関係するものは、節約の対象から外した方がいいでしょう。
まとめ

今回は、結婚式の費用を抑えるための節約方法と、先輩カップルがおこなった節約エピソードをご紹介しました。
まず、節約を考える前に大切なのが、式場ごとに違う持ち込みについてのルールを知ることです。
何を持ち込むことができ、何に持ち込み料がかからないかを確認しましょう。
また、持ち込み料が発生するものは、それぞれの金額も教えてもらってください。
持ち込みをする場合、外注や手作りや友人に依頼をしますが、持ち込み料がかかるものであっても、式場に依頼した場合と外注や手作りの場合の費用を比べて、どちらが費用を抑えられるか確認することをオススメします。
結婚式で節約してOKなのは、ドレスなど自分たちに関係するもの。
料理やドリンクや引き出物など、ゲストのおもてなしに関係するものに関しては、「ケチってる」と思われてしまう可能性もあるので節約は考えない方がいいでしょう。