- 結婚式に呼べる友達がいない
- 結婚相手は招待予定の人が多くてバランスが取れなそう
このように、結婚式のゲストについて悩む方は意外に多いもの。
無理をしてほとんど連絡を取っていなかった古い友人に連絡したところ、欠席の連絡が来たという方もいます。
そんな時に役立つのが、お金を払って結婚式に出席してもらう「さくら」です。
しかし、「さくらってバレないの?」と不安に思う方も多いでしょう。
そこで今回は、結婚式のさくら(代理出席)のサービス内容や費用などをご紹介します。
目次
結婚式でさくらを頼む人のはどんな人が多い?初婚で頼むのは恥ずかしい?

代理サービスをおこなっている某A社によると、結婚式のさくらをお願いする人は、女性が6割、男性が4割ほど。
年齢は30歳前後の人の利用がもっとも多いそうです。
再婚の人の利用は2割ほどで、初婚の人が8割。
代理出席を利用するほとんどの人が、初婚の結婚式でさくらをお願いしているので、初婚だからさくらが恥ずかしいということはありません。
結婚式にさくらを頼むのはどんなとき?

さくらを頼む理由としてもっとも多いのが、友人が少なく新郎側と新婦側のバランスがとれないときです。
また、自分が再婚でも相手が初婚のため結婚式をすることになり、会社関係者をもう1度呼ぶのに躊躇いがありさくらをお願いするという人もいます。
中には、親と折り合いが悪く、結婚式に出席して欲しくないので両親役をお願いするという人もいるのだそう。
結婚式ではどんなさくらをお願いできるの?

どんな役でさくらを依頼できるのでしょうか。
また、さくらの人にはどこまでお願いできるのでしょうか。
友人役
依頼がもっとも多いという友人役は、さまざまな年齢のさくらを派遣してもらうことができます。
静かな雰囲気の新婦の結婚式に派手な友人が参加していたら「どんな知り合い?」と悪目立ちしてしまうこともありますが、依頼者がさくらの雰囲気を指定できるので、喋り方や雰囲気などを自分に合わせることができ、違和感もありません。
会社関係者役
会社関係者を呼ぶことが難しい場合、
- 同僚
- 上司
- 社長
など、どのような間柄や役職でもさくらを依頼することが可能です。
職場の雰囲気や仕事内容などを伝えておくことで、本物のように職場関係者を演じきってくれるでしょう。
親族役
呼べそうな親族が極端に少ない場合や、結婚式に呼ぶと問題がありそうな親族がいる場合など、親族のさくらも依頼できます。
遠方に住んでいる親族という設定にしておけば、結婚式後に親族同士が顔を合わせることもないので安心です。
相手の親族にお酌をするなど、自然な対応をしてくれるでしょう。
両親役
両親と折り合いが悪かったり、絶縁をしている場合は、両親のさくらをお願いすることも可能です。
両親役は、
- 親族紹介
- あいさつ回り
など、重要な役割も多いため、打ち合わせを入念におこないましょう。
主賓・受付・余興・スピーチも頼める
- 主賓ができそうな人がいない
- 余興やスピーチを断られてしまった
このように、ゲストに適任の方がいない場合はさくらにオプションでお願いすることができます。
ゲストに余計な手間を取らせたくない方や、人前に出たがらないゲストが多くて困っている方は、依頼してみるのもひとつの手でしょう。
結婚式のさくらをお願いするとどのくらい費用がかかる?

気になるのはさくらをお願いした場合の金額ですよね。
代理サービスの会社によって金額は異なりますが、大体の費用をご紹介します。
さくらを依頼した場合の費用
披露宴に参加してもらう場合の費用は、
- 友人、同僚、上司、親族役…10,000円+交通費
- 両親役…15,000円+交通費
このようになっています。
両親役の場合あいさつ回りなどがあり、重要な役割のためやや高額に設定されているようです。
オプション費用
上記の金額は、特別なことはせずに披露宴に参加する場合の金額です。
オプションには以下のようなものがあります。
- 挙式出席…¥3,000
- 親族挨拶出席…¥3,000
- 受付…¥5,000
- スピーチ…¥8,000
- 余興…¥8,000
- 二次会の幹事…¥40,000
- 二次会の司会…¥40,000
- 結婚式から二次会に参加…¥8,000
- 二次会のみ参加…¥10,000
上記の金額は、いくつかの代理サービスを見比べた平均的な金額です。
オプションの内容に関しては、代理サービスごとに異なります。
受付などをしてもらうのにももちろんオプション費用はかかりますが、友人にお願いしてもお礼を渡すため、数人友人役としてさくらをお願いするのであれば、受付などのオプションを付けるのもいいですね。
問合せから当日までの流れ

代理サービスを申し込むには、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。
大まかな流れをご紹介します。
- 問合せ&見積もり
場所や依頼内容を問合せし、返信を待ちます。
アンケートなどで詳細を伝えて、見積もりを出してもらうことができるので、内容や金額に納得ができれば依頼をしましょう。
- 支払い
見積もりの料金を振り込みます。
- スタッフの選別
スタッフの選別をします。
代理サービス会社によっては、派遣されるスタッフの写真を確認することが可能です。
- 打ち合わせ
当日どのようにしてもらうかなど、詳しく打ち合わせをします。
代理サービス会社によっては、派遣されるスタッフと直接相談可能です。
- 結婚式当日
打ち合わせどおりに派遣されたスタッフが結婚式に参加します。
さくらを依頼するにあたって特別難しいことはありません。
気になるのであれば、1度見積もりを出してもらうのもオススメです。
結婚式にさくらが出席してもバレないの?

さくらを派遣してもらっても、まわりにバレてしまっては元も子もありません。
多くの方は、バレるのが怖くて代理サービスの依頼にちゅうちょしてしまうのではないでしょうか。
しかし、しっかりとした代理サービス会社を選べば、さくらの役柄設定をしっかりと落とし込むため、バレてしまう心配は少なくなります。
バレるのが心配な方ほど、友人の知人などに個人的にさくらをお願いするのではなく、代理サービスをお願いした方がいいということがいえます。
結婚式のさくらについてのお悩み&トラブル

結婚式のさくらに関しての悩みやトラブルをご紹介します。
- 受付とスピーチを頼める友達がいないので、どうしたらいいか悩んでいます。さくらを頼んでもバレないのでしょうか。
→ 無理に友達に頼むのは気が引けますよね。
しっかりと打ち合わせをすれば、代理サービスに依頼をしてもバレる心配は少ないのではないでしょうか。
- 友人の子供の結婚式に親として出席してほしいと言われました。ボロが出そうで怖いため、出席したくありません。どうしたらいいでしょうか。
→普通の人がさくらとして、しかも親役というのはなかなか難しいでしょう。
友人に代理サービスというものがあることを教えてあげた方がいいかもしれません。
- 結婚後、夫が結婚式でさくらを雇っていたことを知りました。何も聞かされておらず、裏切られた気持ちです。
→このようにならないため、代理サービスを利用する場合は結婚相手に話しておいた方が無難でしょう。
結婚式はふたりのものなので、嘘をつかれていたことは引きずってしまう可能性があります。
結婚式のさくらをレンタルして失敗しないためには?

結婚式でさくらを雇ったことを悟られないためにも、ポイントを抑えて依頼しましょう。
さくらの設定を細かく考えておく
代理サービス会社との打ち合わせでさくらの設定をしますが、事前にどのような設定にしたいかを細かく考えておくといいでしょう。
「さくらだと思われる人に新婦との関係を聞いたら、自分が知らないとおかしい間柄だった」という話しを耳にしたことがあります。
そうならないためにも、さくらが座るテーブルの中でおかしいと思われない設定はなにかをしっかり考えておきましょう。
さくらの人を1テーブルにまとめる
4〜6人ほどさくらをお願いするのであれば、同じテーブルにさくらをまとめてしまいましょう。
そうすれば、ゲスト同士の会話でバレてしまうことも少ないですよね。
まとめ

今回は、結婚式のさくら(代理出席)のサービス内容や費用などをご紹介しました。
さくらを利用している方の多くは初婚で、女性の方がやや多いそうです。
多くの依頼は友人として出席してもらうようですが、他にも会社関係者や親戚、両親としても依頼が可能。
出席してもらう以外にも、受付やスピーチなどをオプションで付けることができます。
費用は両親以外が1万円ほどで、両親は1万5千円ほどかかります。
派遣される人は、細かな設定を与えられているため、一般人にさくらとして出席してもらうよりもバレるリスクは格段に低いでしょう。
さくらを雇ったということがバレないためにも、さくらの設定は慎重に決めてくださいね。