親族のみの結婚式は、お互いの親族をゆっくり紹介しあえて親睦を深めてもらうことができます。
しかし、
- 親族のみの結婚式って人数が少なくて寂しくならない?
- 人数が少ないとどれくらいまで費用が下がるの?
- 演出はどうするんだろう?
など、わからないこともたくさんありますよね。
そこで今回は、親族のみの結婚式のメリット&デメリットや、オススメ演出、親族のみの結婚式を成功させるポイントをご紹介します。
目次
親族のみなど少人数の結婚式をしているカップルの割合は?

「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、30人未満の結婚式を挙げたカップルは全国で13.6%、首都圏で16.3%でした。
少人数の結婚式にした理由として、
- 家族により感謝を伝えるため
- アットホームな結婚式にしたい
- 結婚式をするつもりがなかったが、親が望んだから
などがあります。
親族のみの結婚式を挙げるメリットとデメリット

親族で結婚式を挙げると、どのようなメリットとデメリットがあるのかをご説明します。
メリット
- アットホームな結婚式にできる
- ゲストひとりひとりとの時間を確保できる
- 新郎新婦も食事と会話を楽しめる
- 費用を抑えられる
- 人数が少ない分準備がラク
デメリット
- ご祝儀が少ない
- 会場が限られる
- 親族をどこまで呼ぶか線引きが難しい場合がある
親族のみの結婚式はゲストをどこまで呼ぶ?

家族だけでなく親族も呼ぶ場合、どこまで招待するべきか悩む方もいるでしょう。
親族だけの場合、多いのは
- 両親
- 兄弟、姉妹
- 兄弟、姉妹の配偶者や子供
- 祖父母
- 叔父叔母、伯父伯母
- 従兄弟、従姉妹
このように、従兄弟(いとこ)までを呼ぶことが多いようです。
また、自分の兄弟がすでに家族がいる場合、家族も招待するのが一般的。
ただし、親族をどこまで呼ぶかは、一度両親と相談をした方がいいでしょう。
親族のみの結婚式はどんな会場が人気?

親族のみの結婚式の場合、ホテルでの結婚式が人気。
遠方から来てくれた親戚にそのまま宿泊してもらえるので、ホテルを選ぶ方が多いようです。
次いで専門式場とゲストハウスが選ばれています。
宿泊するゲストが多いならホテル、プライベート感やアットホーム感を出したいなら専門式場やゲストハウスがオススメです。
親族のみの結婚式のスタイルは?どのくらいの費用がかかる?

親族のみの結婚式は、
- 挙式のみ
- 会食のみ
- 挙式+会食
の3つのスタイルから選ぶことができます。
挙式のみの場合
挙式のみの場合、会食がないので費用はかなり安くなり、打ち合わせの回数も少なく1番準備に手間がかからないスタイルです。
気を付けたいのが、挙式のみをやっていない会場がある点。
憧れのチャペルがある場合などは、事前に確認が必要です。
費用相場は数万〜30万円ほどとなります。
会食のみの場合
海外などリゾートでふたりだけの挙式をした場合など、会食のみにすることもあります。
この場合、ホテルや専門式場だけでなく、料亭やレストランでの会食も可能。
カジュアルなレストランを選んだ場合などは、婚礼衣装を着ないカップルもいるようです。
費用相場は20名で80万〜100万円ほどとなります。
挙式+会食の場合
一般的なのが、挙式後に会食をするスタイルです。
家族や親族のみの結婚式をする方の多くがこのスタイルを選択しています。
この場合、挙式と会食は別の会場となることも。
同じ会場なら打ち合わせが一ヶ所で済み、移動の手間もないため準備が簡単です。
費用相場は20名で100万〜120万円ほどとなります。
親族のみの結婚式でもOKな演出

親族のみの結婚式だと、どんな演出を入れればいいのかと迷う方もいるでしょう。
少人数の場合、演出はあまり入れずに会話を楽しむのもありですが、やはりちょっとした演出があると、場の空気も盛り上がるでしょう。
親族のみの結婚式ならではの演出を入れてみましょう。
ケーキカット・ファーストバイト・ラストバイト
ケーキカットとファーストバイトはどの規模の結婚式でも定番。
そこにラストバイトも加えてみてはいかがでしょうか。
ラストバイトは新郎母が新郎にケーキを食べさせるもので「母からの最後の食事」という意味があります。
大勢のゲストを招待する結婚式では、やや身内だけの盛り上がりとなってしまうのでゲストがあまり楽しめない演出ですが、親族だけなら感動的な演出にできるでしょう。
スピーチや手紙
親族のみの結婚式のいいところは、ひとりひとりに時間を避けるところ。
ゲスト全員に手紙を書いて渡したり、ゲストひとりずつにスピーチをしてもらうこともできます。
手紙といえば定番は「花嫁の手紙」ですが、親族のみの結婚式でも取り入れる方は多いようです。
家系図のプロフィールブック
席次表とともにゲストが受け取るプロフィールブック。
その中に家系図を入れてみてはいかがでしょうか。
家系図で盛り上がることもできますし、ゲスト同士に顔と名前を覚えて帰ってもらえるでしょう。
プロフィールムービー
現在に至るまでの新郎や新婦を見ている親族は、プロフィールムービーで蘇る思い出などもあるため、非常に盛り上がるでしょう。
大勢に向けたものでなく、身内に向けた内容にしてもOK。
参列してくれている親族が写っている写真を使用すれば、さらに喜ばれるでしょう。
ダズンローズ
ダズンローズとは「12本のバラ」という意味で、最近結婚式で人気の演出です。
12人のゲストがバラを持ち、新郎がそのバラを受け取ってまわります。
そして12本揃ったらその花束で新婦にプロポーズ。
新婦は返事の代わりに、花束の中からバラを一本取り、新郎の胸元に挿します。
なぜ12本なのかというと、
- 感謝
- 誠実
- 幸福
- 信頼
- 希望
- 愛情
- 情熱
- 真実
- 尊敬
- 栄光
- 努力
- 永遠
このように一本ずつに意味が込められており、プロポーズとともに12の誓いをたてるという意味があります。
ゲストに合わせて引き出物を選ぶ
ゲストが多い結婚式では、友人や同僚用の引き出物と、目上の方用の引き出物など、2〜3種類程度用意するカップルが多いでしょう。
しかし、親族なら人数も少ないため、相手の年齢や好みや家族構成に合わせて引き出物を選ぶことができます。
どんな引き出物なら喜んでもらえるか、考えながら準備してみましょう。
親族のみの結婚式を挙げる場合のポイント

親族のみの結婚式を成功させるためのポイントをご紹介します。
ふたりだけで決めないで家族にまず相談
親は自分たちがが思っているよりも「こんな結婚式にしてほしい!」と考えている場合があります。
特に親世代の結婚式はゴージャスさを前面に出したような結婚式が一般的だったので、結婚式は大勢の方にお披露目する場と考えている方もいるでしょう。
そのため、ふたりで話し合った結果「親族だけの結婚式にしたい」と決めたら、まず両家の親に相談をしましょう。
もし親が反対するのであれば、なぜ親族のみの結婚式がいいのかメリットを伝えてください。
人数に合った広さの会場を選ぼう
少人数の結婚式は広すぎても狭すぎてもいけません。
広すぎると余計な空間が目立ち寂しい印象になりますし、狭すぎると呼びたい人を呼べなくなってしまう可能性があります。
招待予定の人数が30名なら40名までの会場を選ぶなど、少し余裕があるくらいがいいでしょう。
司会者はたててもたてなくてもOK!
「少人数でも司会はいるのかな?」と悩む方もいるでしょう。
少人数の結婚式で司会者をたてるカップルは半数ほど。
人数が多くなるほど司会者をたてる傾向にあります。
身内に司会をしてくれる方がいれば、お願いしても大丈夫ですし、進行にメリハリを出したい場合などはプロに司会をしてもらった方がいいでしょう。
引き出物をどうするかは親と相談を
親が招く形の結婚式であれば、一般的に引き出物は親族と既婚の兄弟姉妹のみに贈ることが多いのですが、新郎新婦が家族と親族を招く形の結婚式であれば全員分引き出物を用意することもあるようです。
親族の引き出物に悩んだら、両親に相談してみましょう。
まとめ

今回は、親族のみの結婚式についてご紹介しました。
親族のみで結婚式を挙げるメリットは、アットホームさや準備の簡単さ、費用の安さなど。
対してデメリットは、ご祝儀の少なさや招待する親族の線引きの難しさなどが挙げられます。
一般的には従兄弟(従姉妹)までを招待しますが、どこまで招待するべきか悩んだら、まず両親に相談をしましょう。
親族のみの結婚式で人気の会場は、宿泊もできるホテルです。
結婚式のスタイルは挙式のみ、会食のみ、挙式と会食両方の3種類から希望のスタイルを選んでください。
演出に迷った時は、ご紹介した演出を参考にしていただければ、楽しい会食にできるはず。
親族のみで結婚式を挙げることにしたら、まず両親に相談し、会場を選ぶ時は広さに気をつけてくださいね。