結婚式の準備において招待状はかなり重要なアイテムです。
段取り良く着実に準備していきたいものですよね。
結婚式の招待状は、そもそもいつのタイミングから準備していくものなのでしょうか。
今回は、元ウエディングプランナーの私から、招待状に関するよくある疑問に回答していきます。
目次
結婚式の招待状はいつから準備すべき?

招待状の準備は、結婚式が決まった段階から始めていくものだと思っておくのが良いでしょう。
というのも、招待状の準備の第一ステップは、「ゲストのリストアップ」だからです。
まずはゲストのリストアップをしてから、招待状の部数を決めます。
そのため、早めにしておくに越したことはありません。
プランナーとの打ち合わせが始まるのが、挙式の3カ月前から4カ月前のタイミングです。
このときまでにはリストアップが終わっていて、おおよそ何部ほどの招待状が必要になるかが分かっていれば完璧です。
逆に、この打ち合わせの段階からゲストのリストアップを始めるようでは、この後の準備がかなり慌ただしくなってしまいます。
打ち合わせ前にできる準備はあまり多くはありません。
打ち合わせが始まっていない、比較的時間に余裕がある期間を有効に活用し、しっかりと準備に取り掛かっていきましょう。
招待状はオーダーする方が良いの?

招待状はオーダーする方法もあれば、手作りする方法もあります。
オーダーする人と手作りする人は半々くらいですが、どちらにもそれぞれのメリットはあります。
やはり、オーダーすることで間違いが起こりにくくなるというのは大きなメリットです。
招待状はとても大切なものですから、ゲストに失礼のないようにしなければなりません。
しかし、手作りであっても、そこにのせる文章のチェックなどはしてもらえるようになっていることがほとんどです。
即発送してしまうのではなく、プランナーにチェックを依頼しましょう。
案外文章の書き方などで、思いもよらない間違いをしてしまうことがありますので、チェックは必ず必要です。
手作りの招待状を作るときに気を付けた方が良いことは?

手作りの招待状を作る際には、気を付けなければならないことがあります。
それは、前々から時間的な余裕をもって準備に取り掛かるということです。
言っておきますが、招待状の準備は思っている以上に大変です。
これが遅れてしまうと返信期日も遅れてしまい、結局結婚式の準備全体が遅れてしまい兼ねません。
先ほどもお伝えした通り、手作りであれば文章のマナーについては当然細心の注意を払わなくてはなりません。
加えて、切手はきちんと慶事用のものを使用しているかなど、細かい部分も確認を怠らないようにしておきましょう。
おしゃれな招待状にしたい!なにか方法はある?

招待状をおしゃれにこだわりたいという新郎新婦は近年とても多いです。
これまではそれほど注目を浴びなかった招待状ですが、招待状自体もどんどん素敵なデザインのものが増えてきているので、こだわろうと思えば本当にどこまでもこだわれるアイテムになりました。
おしゃれな招待状にしたいと考えているのであれば、まずデザインを決めるときに、そのデザインを式場の雰囲気や結婚式のイメージに合ったものにしておくのはマストです。
式場が由緒正しい昔ながらの格式高い式場なのに関わらず、招待状がすごくナチュラルテイストのものだと、どうしてもちぐはぐな印象になってしまいます。
統一感を持たせるのは結婚式において非常に重要なポイントです。
招待状を発送するのはいつ?

招待状の発送日は、挙式からさかのぼって二か月前にあたる日から一番近い大安・友引の日にするのが一般的です。
二か月前で間に合うのか、と思う方も多いかもしれませんが大丈夫です。
逆にこれより早い段階で招待ゲストを決めて、招待状を準備して発送するというのはすごく難しいことです。
招待状は、二か月前に間に合うように出せばよいと覚えておきましょう。
宛名書きって結構大変・・オーダーするといくらくらいかかるの?

結婚式の規模にもよりますが、招待状を出す部数が多くなればなるほど、当然あて名書きの作業が大変になります。
あて名書きはもちろん年賀状でも慣れていることかもしれません。
ですが、結婚式の招待状となれば、筆ペンを使ったり、気持ちを込めて書くこともあり、予想以上に大変です。
そこでおすすめしたいのが筆耕です。
筆耕とはあて名書きを代行してくれるサービスのことで、もちろん有料です。
一部あたり200円から400円ほどかかるため、決してお安くはありません。
ですが、これにより誤字脱字を心配することなく、安心してあて名書きを丸投げすることができることを考えれば、価値のあるサービスです。
招待状の返信期日の設定の仕方は?

招待状を出す際には、返信期日を明記しなければなりません。
これは基本的に挙式からさかのぼって一か月前の日から一番近い大安・友引の日を選ぶようになっています。
もちろん、それよりも早く返信してくれる人がほとんどですが、期日としてはその日を設けておくようにしましょう。
招待状って手渡ししても良いの?

招待状を発送するのではなく、直接手渡しするのって失礼なのかなと疑問に思う方も多いかもしれません。
これに関しては、全く問題ありません。
例えば職場で毎日顔を合わせる同僚や先輩にはむしろ、手渡しする方が丁寧な対応になります。
お友達でも、頻繁に顔を合わせるお友達なら、どんどん手渡ししていきましょう。切手代も節約できます。
手渡しで招待状を渡すときには気を付けなければならないことがあります。
それは、郵送するときのように糊付けをしたり住所を書いたりしないということ。
要は、手渡しするのですから、その場でさっと開封できるように封は開けたままにしておくのが礼儀だということです。
間違っても、「郵送しようと思っていたけど、やっぱり手渡しにしました」というのが丸わかりな渡し方はしないようにしましょう。
手作りキットと手作りの違いって何?

招待状の手作りキットというものが販売されていますが、一体どういうものなのでしょう。
この招待状の手作りキット、実はすごく良くできていて、手作りするのは文面の打ち込みと印刷の部分だけになるという代物です。
つまり、もともと招待状に必要な、本状や返信用はがきや付箋などは全部セットになっているので、ひとつひとつ用意する必要はありません。
プリンターが自宅にあれば、全て自宅で作り上げることができますし、それでいてオーダーの招待状よりはお安くなります。
ひと手間はプラスしてかかりますが、その分市販のたくさんの手作りキットの中からお好みのものを選べるという利点もあります。
おしゃれなデザインのものもたくさん販売されていますので、ぜひ検討してはいかがでしょうか。
まとめ

結婚式の招待状準備は、誰しもがこのときにはじめて経験するものです。
基本的なマナーや常識などに関しても、分からないことがたくさんありますよね。
わからないことに挑戦するときは、何にしても時間がかかるものです。
余裕をもって落ち着いてとりかかりましょう。
ゲストは招待状を受け取ったその瞬間から、お二人の結婚式をイメージし始めます。
招待状のデザインにはしっかりとこだわり、妥協せずに決めていきましょうね。