結婚式に参列したときに、席次表に新郎新婦のプロフィールが書いてあったのを見たことはありませんか?
プロフィール入りの席次表は、結婚式の人気アイテムです。
結婚式に来てくれた参列ゲストのためにも、新郎新婦からちょっとした粋な演出を考えてみたいというカップルにはとてもおすすめ!
今回は、元ウエディングプランナーから、結婚式の席次表にのせる新郎新婦のプロフィールの書き方についてご紹介します。
席次表ってそもそも何?

結婚式の参列経験が少ない方には、席次表と言われてもいまいちピンとこないかもしれません。
ということで、まずは席次表とは何か、というお話から始めましょう。
結婚式の席次表とは、結婚式に参列したゲストが受付で渡される、「自分がどこに座れば良いかが分かる座席表」のことです。
一枚の紙が二つ折りや三つ折りになっているデザインが一般的です。
開いてみると、中にはずらっと並んだテーブルに、参列者の名前が書かれており、そのテーブルに誰がいるのかが一目瞭然となっています。
席次表には、名前の上に「肩書」も記されているため、その参列ゲストが新郎新婦から見てどのような関係にあたる人なのかも、パッと見て分かるように作られています。
席次表にプロフィールをのせる意味

新郎新婦のプロフィールを席次表にのせる意味は、ずばり「ちょっとゲストをほっこりさせるため」のものです。
新郎新婦を知る人たちしか、基本的には結婚式には参列しませんよね。
ですので、ここで敢えてプロフィールをのせておく必要は別にありません。
ただ、ここにプロフィールをのせて、ちょっとユーモアを交えて書いておくだけで、ゲストはクスっとさせられ、その場の雰囲気も和みます。
席次表にのせるプロフィールでよくある項目

それでは、いざプロフィールをのせよう!と思ったとして、その項目はどのようにして決めていけばよいのでしょう。
ここでは良くあるプロフィールの項目についてまとめていきましょう。
名前
初めの項目として、名前がないと始まりません。
まずはお名前からですね。ここに、両親が込めた名前の由来を書いても良いでしょう。
「〇〇という意味から〇〇と名付けられました」のような一文があるだけで、親御様がこれを見たときに喜んでくれるはずですよ。
血液型
血液型の項目は、ただ単純に「A型」などの回答で終わるのではなく、それに付随した情報を加えると良いでしょう。
例えば「A型ですが、几帳面ではありません。結構おおざっぱです」などと書いておくと読む側も面白いでしょう。
誕生日
誕生日は西暦で書いても、月日だけでも構いません。
ここでは、誕生日にちなんだちょっとしたエピソードを書いておくとゲストを楽しませることができます。
「今年の誕生日は独身最後の誕生日、友達と沖縄旅行に行きました♡」など、短いものが良いでしょう。
もちろん「サプライズで〇〇のプレゼントをもらいました♡」というように、新郎新婦の思い出を簡潔に書いてもOKです。
好きな食べ物
好きな食べ物は、単純にご自身のお気に入りのものでOKです。
「チーズケーキが大好きすぎて、とうとう自分で作るようになってしまいました(笑)」などの一言を添えましょう。
趣味
趣味も、ただ一言で回答して終わりではなく、詳細に渡って書くと面白さが増します。
「ジムにハマっていて、どれだけ忙しくても週に4回は欠かしません!行かないと禁断症状が出ます・・」などのように、ウケ狙いで書くと良いでしょう。
特技
本気の特技でなくても、ちょっとおふざけ程度のもので十分です。
「どこでも寝れます。飛行機でも人の家でも、眠れなくて困ったことはありません!」のような、自慢にもならない様な小ネタがおすすめです。
相手の呼び方
ちょっと人に聞かれたくない様な恥ずかしい呼び名がある場合は、ここで思い切って書いてしまいましょう。
友達が見てもちょっと笑えるようなニックネームなら、使わない手はありません!
相手の好きなところ
ここは本音で書くと良いですね。
「私の意思をいつも尊重してくれるところ」とか、「落ち込んでいるときにも元気にしてくれるところ」など、読む側がほっこりするような内容が良いでしょう。
相手に直してほしいところ
これは、もう完全にウケ狙いでいくべきですね。
「こちらが疲れているのに、いつもアニメの話を興奮気味にしてくるところ」とか、「脱いだ服をそのままの形で部屋に放置するところ」など、あまりシリアスにならない程度の内容が良いでしょう。
ここに本気で相手のネガティブな部分を書くのは止めておきましょう。
プロポーズの場所
プロポーズの場所は簡潔に書きましょう。
「〇〇のホテルのバーで」、「私の部屋でご飯を食べながら」とか、詳細に渡って書くと長くなるため短くまとめましょう。
プロポーズの言葉
「結婚しよっか、とご飯を食べてるときに普通に言われました(笑)」など、一文にまとめる程度の説明で十分です。
これもまた、長くなると良くありません。何事も、「もうちょっと知りたいな」というくらいがベストです。
おすすめの項目は「相手に直してほしいところ」!
「相手に直してほしいところ」という項目は、他の項目と違ってネガティブな回答になることが殆どです。
結婚式ですから、プロポーズの言葉や相手の呼び方など、幸せで仲睦まじい様子の回答が定番です。
だからこそ「相手に直してほしいところ」は、幸せな空気を一変させて楽しく砕けた雰囲気を作るために必要な項目です。
結婚式はお互いがとても幸せを感じていますので、ぜひその空気を借りて「相手に直してほしいところ」を伝えてみてください。
会場のゲストも、それを見て笑ったり同調したりと、楽しい雰囲気を作り上げてくれます。
席次表のプロフィール作成において注意すべきこと

どのような項目をプロフィールに入れればよいかは、すでにお分かりいただけたかと思います。
では最後に、席次表のプロフィール作成において、特に気を付けておくべきポイントについてお話しておきたいと思います。
その①長くなりすぎて文字ばかりが目立つようになっていないか
席次表のプロフィールは、文字ばかりになると見た目が良くありません。
プロフィールに入れる質問と回答をすべて書き終えた後、一旦それを席次表に当てはめて確認してみてください。
客観的に見るようにしましょう。
「なんだか字が多いな」と感じるようなら、少し項目を減らすか回答の文章を短くした方が良いです。
文字が多いと、席次表全体のデザインが損なわれてしまいます。
その②読み手がさらっと読み終わる程度のボリュームであるか
席次表のプロフィールがあまりにも長いと、見ている方がちょっと飽きて来てしまいます。
手に取ったら思わず一気に読んでしまいそうになる長さがちょうどいいボリュームだと言えるでしょう。
イメージとしては、席次表をもらったゲスト全員が、読まずにはいられないような内容とボリュームであることが大切です。
その③友達や会社の上司、どのゲストにも適切な内容であるか
結婚式の参列ゲストには、いろいろな人たちがいます。
親戚や会社の先輩や上司など、お友達以外の人たちも多く参列してくれますよね。
どのゲストが見ても、気持ちよく読めるような内容にしておくことはとても大切です。
お友達であれば、ちょっと笑ってしまうような内容でも、親族が見たときには反応が違うこともあり得ます。
まとめ

参列者の全員が手にする席次表は、結婚式のアイテムの中でも特にオリジナリティを出せるポイントがたくさんあるものです。
ここはぜひ、新郎新婦のプロフィールを入れてみましょう。
新郎新婦カップルのことをゲストにもっと分かってもらえるという効果があります。
そして、席次表は結婚式が始まるその前から目にするものです。
ここに面白いプロフィール紹介がのっていることで、ゲストの気分も高まり、よりハッピーなムードで結婚式をスタートできるという効果も狙えますよ。
ぜひお二人でじっくり考え、どのようなことを書いていくかを決めていきましょう!