「結婚式の前撮りをしたいけれど、お金がもったいないかな?」と前撮りをするかどうか悩んでいる方もいるでしょう。
前撮りの写真は結婚式でもそれ以外でも使い道があり、何よりも思い出として残る大切な写真です。
結婚式の写真とはまた違った良さがあるため、前撮りのメリットを確認してから「する」か「しない」かを決めてみませんか?
今回は、前撮りのメリットや基礎知識、卒花さんの前撮りをしたリアルな感想をご紹介します。
目次
どのくらいのカップルが結婚式の前撮りをしているの?

「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、前撮りをしたカップルの割合は62.6%でした。
半数以上のカップルが前撮りをしていますが、どうして多くのカップルが前撮りをするのでしょうか。
次にメリットをご紹介します。
前撮りのメリットとは?

なぜ、結婚式でも写真を撮影するのに、多くの方が前撮りをするのでしょうか。
結婚式の前撮りをするメリットは
- 結婚式とは違った衣装を着ることができる
- 結婚式のムービーやアイテムに写真を使用できる
- プロに撮影してもらった写真が思い出になる
このようなものが挙げられます。
それぞれのメリットを詳しくご説明します。
結婚式とは違った衣装を着ることができる
- 結婚式はドレスなので和装も着てみたい
- もっといろんなドレスが着てみたい
そんな花嫁の願いを叶えられるのが前撮りです。
結婚式とは違った雰囲気の衣装を着ることができるので、結婚式のお色直しが少なくても満足できるでしょう。
結婚式のムービーやアイテムに写真を使用できる
前撮りの写真は、
- 結婚式で流すムービー
- ウェルカムボード
- 招待状などのペーパーアイテム
などに使用できます。
また、結婚報告用のはがきや年賀状などにも使用できるため、前撮りの写真は使い道が多いのです。
プロに撮影してもらった写真が思い出になる
結婚式ではまわりを気にせず写真を撮ってもらえる時間は少ないため、ナチュラルな表情の写真は少ないもの。
前撮りであればふたりとカメラマンだけなので、緊張せず自然な表情の写真を残すことができます。
また、カメラマンが前撮りならではのポーズなども指示してくれるので、ウェルカムボードにしたくなるような特別な写真が撮れます。
自分たちで撮影用の小物を用意して、さらにオリジナル感のある写真にすることも可能なので、準備も撮影も楽しめるでしょう。
「スタジオ撮影」と「ロケーション撮影」の違いは?

結婚式の前撮りにはスタジオ撮影とロケーション撮影の2種類があります。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、

- スタジオ撮影のみ…38.6%
- ロケーション撮影のみ…42.6%
- 両方…18.8%
このように、ロケーション撮影の方がやや人気が高いという結果になりました。
それぞれの特徴を知り、どちらが自分たちの条件に合うかを確認しましょう。
スタジオ撮影について
スタジオ撮影は、スタジオ内で完結するため、
- 天気の心配がない
- 比較的時間がかからない
- 衣装を変えることができる
- 費用を抑えることができる
などのメリットがありますが、さまざまなバリエーションの写真を撮るのが難しいというデメリットも。
衣装を数着着たい方や予算が少なめな方はスタジオ撮影がオススメです。
ロケーション撮影について
ロケーション撮影はスタジオ外での撮影です。
公園などの屋外や神社、洋館などの歴史的建造物での撮影が可能。
- 好きな場所での撮影が可能
- 時間帯によって雰囲気の違った写真になる
- スタジオではできないポーズでの写真が撮れる
このようなメリットがありますが、天気に左右されたり衣装替えができないなどのデメリットも。
場所や風景にこだわった写真を撮りたい方は、ロケーション撮影がオススメです。
結婚式の前撮りはいつ頃撮影するべき?

前撮りの時期を選ぶ場合、
- どの季節に撮影したいか
- 結婚式はいつなのか
- どこで撮影をするか
などが判断基準となります。
どの季節に撮影したいか
ロケーション撮影であれば、どの季節の風景をバックに写真を撮りたいかが重要になるでしょう。
特に撮影場所に緑や植物があるのであれば、春や夏の花がキレイな季節にするのか、秋の紅葉の季節にするのかなどを選ぶことができます。
SNSなどでさまざまな前撮り写真を見ておくと、「こんな写真が撮りたい!」というイメージに近いもの見つかることもあるので、それを参考に季節や場所決めをすると決めやすいのではないでしょうか。
結婚式はいつなのか
結婚式のアイテムに写真を使用したいのであれば、結婚式の2ヶ月前には撮影を終わらせておくべきでしょう。
なぜかというと、写真のデータを受け取るまでに1週間~1ヶ月ほどかかり、そこから結婚式のアイテム作成をしなくてはならないからです。
前撮りのスタジオを探す場合は、あらかじめ納品の日程を聞いておきましょう。
前撮りが遅くなってしまい、納品まで待っていると結婚式に間に合わなそうな場合は、スタジオに理由を説明して相談してみましょう。
どこで撮影するか
撮影時期と撮影場所がなぜ関係あるのかというと、和装で真夏のロケーション撮影などは暑くて耐えられない可能性があるからです。
真冬のドレスも結構辛いですよね。
真夏や真冬の撮影であれば、スタジオ撮影の方が空調が効いているため快適に撮影ができますよ。
卒花さんたちはどうだった?前撮りの感想をご紹介

結婚式の前撮りをしたという卒花さんたちに「前撮りをした感想」を回答してもらいました。
今回アンケートを取った方全員が「前撮りをして良かった」と回答しています。
では、どのようなところに満足できたのでしょうか。
- 結婚式当日には着ない衣装を着ることが出来ました。
また気持ちが落ち着いた状態で撮影できました。(式当日は少しパニック状態でした)
【撮影場所】スタジオ
- 結婚式当日は本当に慌ただしかったので、前撮りで写真だけに集中することが出来たところがよかったです。
もちろん前撮りの費用は挙式とは別に必要でしたが、その出費以上の満足度の写真を得ることが出来たからです。
【撮影場所】結婚式場
- 結婚式はドレスを着用しましたが、本当は着物を期待という気持ちがあったので、前撮りという形で着物をレンタルして出張撮影をしてもらいました。
洋装と和装を楽しめたので良かったと思いますし、親世代が特に喜んでくれました。
【撮影場所】毎年初詣に行っている神社
- 結婚式で飾る事もできたし、当日は色々なポーズを撮ることも違う衣装も着られないので、自由に楽しく思い出が残せたので良かったです。
【撮影場所】スタジオ
- 結婚式はバタバタし、色々気を張ることもあるので、前もって写真を撮ったほうが自然な笑顔が出て良いと思いました。
またメイクや髪形も事前にどのような風になるか分かるので良いと思います。
【撮影場所】スタジオ
- 結婚披露の食事会では成人式の着物しか着ておらず、スタジオ撮影でウエディングドレス、白無垢、カラードレスと希望の衣装全てが着れたので、とても思い出深いからです。
【撮影場所】スタジオ
- 結婚式当日はなかなか時間がとれなかったのですが、前撮りをすると撮影だけにじっくり時間が使えるので、思い通りの写真が撮れて思い出に残りました。
【撮影場所】スタジオ、公園
- 結婚式の時のムービーや受付の際にも二人の写真をみんなに見てもらう事ができたし、何よりも式の当日には参加出来なかった家の愛犬も一緒に撮影が出来て良かったです。
【撮影場所】スタジオ
- 結婚式本番はドレスだったので、本番で着ない和装の写真を残しておきたいと思ったからです。
撮影もスムーズで値段もあまり高くなく、とても満足しました。
【撮影場所】スタジオ
- 結婚式の最中は忙しくて撮りたいポーズの写真をとることができなかったので、ある程度自分たちの要望が通る撮影ができてよかったと思ったからです。
【撮影場所】スタジオ
- ラベンダーの中で写真を撮りたかったので、挙式と別のベストシーズンに合わせて撮る必要がありましたが、外の景色にこだわりたい時は前撮りは良いなと思いました。
挙式の写真はあまり見返しませんが、前撮りの写真はフォトブックにして時々見返しているので、安くはない撮影も無駄にならず挙式とは別に思い出がもうひとつできました。
【撮影場所】札幌の展望台
- 式ではドレスのみだったので、前撮りで和装をきれてよかったです。
また、12月の式だったので、前撮りをした写真で年賀状を早めに作成できました。
【撮影場所】スタジオ
- 結婚は基本的に人生で一度きりのことであり、それを記録に残すのは大事なことだと思いました。
お金はかかりますが、撮影中の気持ちや、出来上がってから写真を見たときの気持ちは結婚生活が長くなってからも貴重なものだと思います。
【撮影場所】スタジオ
- 挙式、披露宴ではドレスを着る予定でしたが、白無垢と色打掛にも憧れがあり、近くの神社で撮影することにしました。
当日は慌ただしいため、ゆっくり楽しめたのが良かったです。
【撮影場所】近所の神社
- 式当日は天気があまり良くなかったため、天気の良い日を選んで前撮りをしてきれいな写真が残せたからです。
【撮影場所】神前式をする神社
- 結婚式当日は何件も結婚式があったせいか美容スタッフの方たちもすごく忙しそうで、そのせいか前撮りの時の髪のセットやメイクの方が当日よりずっと丁寧できれいでした。
その結果、新郎新婦で並んだ写真を式当日のものと前撮りとで比べると、前撮りの写真の方が何倍も良くとれていました。
【撮影場所】結婚式場のチャペルやガーデン
- 結婚式当日もたくさん写真を撮りましたが、事前に和装で歩いてみたり、桜のきれいな時期に庭園でお写真を撮れて満足でした。
もし結婚式当日が悪天候でも、きれいな写真をすでにとってあると思うと安心して当日が迎えられます。
【撮影場所】結婚式場の庭園
- 日が沈む時間をカメラマンさんが調べてくれて、明るい時間から暗くなる時間帯にかけてロケーション撮影をしました。
明るい時間、夕日が沈む時間、暗くなった時間それぞれの雰囲気が違う写真が撮れました。
【撮影場所】大桟橋とみなとみらい
まとめ

今回は前撮りのメリットや基礎知識、卒花さんの前撮りをしたリアルな感想をご紹介しました。
前撮りをしているカップルは60%以上おり、多くのカップルが費用をかけても前撮りをしていることがわかります。
前撮りをするメリットとして、
- 好きな衣装を着ることができる
- 結婚式のアイテムや年賀状などに使用できる
- プロにリラックスした状態を撮影してもらえる
などがありますが、今回おこなったアンケートで特に多かったのが「ゆっくりと撮影できて良かった」という意見でした。
また、前撮りにはスタジオ撮影とロケーション撮影があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
自分たちの希望に合うスタジオを探して、前撮りで幸せな思い出を残してみましょう。