結婚式を挙げる際、友人たちに余興をお願いするのが一般的ですが、実は余興がない結婚式を挙げる人も多くいます。
この記事を読んでいるあなたも「結婚式を挙げる時に余興なしを検討したいけど、それってありなのかな」と思っているのではないでしょうか?
余興をしない際に気になるのは、余興をしないなら他に何をしたら良いのかと、余興なしでもゲストが退屈しないかどうかでしょう。
この記事では、余興なしの結婚式のメリットと、結婚式を成功させるために余興の代わりに入れたい演出をご紹介していきます。
結婚式で余興をなくそうとお考えのカップルはぜひ、参考にしてみてください。
目次
余興なしの結婚式を挙げるカップルは意外と多い

「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、2018年に式を挙げたカップルのうち、披露宴でゲストによる余興を取り入れたのは45.3%でした。
データを見ると、半数のカップルはゲストに余興をお願いしていないことになります。
余興を取り入れない結婚式は年々増えてきているようです。
なので、担当してくれるプランナーさんも、余興のない結婚式をどう盛り上げるか知恵を持っている方がほとんどでしょう。
「余興がない結婚式なんて、寂しいかな」「ゲストは退屈しないかな」といった心配は不要で、工夫次第で余興がなくてもゲストに楽しんでもらうことはいくらでも出来ます。
余興なしの結婚式にはこんなメリットが!

余興は会場を盛り上げ、余興をしてくれる友人をゲストみんなに紹介できるというメリットがあります。
しかし、余興がない結婚式にも、また別のメリットがあるのです。
余興なしのメリットを知った上で、余興があった方がいいのか、ない方がいいのかを選択してくださいね。
来てくれるゲストに負担をかけない
新郎新婦から余興を頼まれたゲストは、結婚式までの間に何をするのか考え、準備をしなければなりません。
映像系の余興であれば、結婚式までに完成させた作品を流す形になりますが、当日その場でやってもらう余興をするなら、ゲストは緊張で食事や式の他の演出を楽しむ余裕がないという場合もあります。
逆に、余興がなければ、当日はゲスト全員にゆっくりと式を楽しんでもらうことができます。
表に立つのが好きなご友人がいないカップルは、余興なしの結婚式の方が、誰にも負担をかけず全員が楽しく過ごす結婚式にできるかもしれませんね。
ゲストと交流する時間をたっぷりとれる
余興の間は、ゲストが新郎新婦のところへ出向いて写真を撮ったり、新郎新婦がテーブルに出向くことはありません。
ですので、結婚式の演出に余興を入れると、新郎新婦とゲストとの交流が少なくなってしまう傾向があります。
来てくれたゲスト全員としっかり話したい、と思っているカップルは、余興をなくし、その分、歓談を長くしたり、各テーブルを回る演出を取り入れる方が理想の結婚式になるはずです。
結婚式に出席するも「新郎新婦と写真を撮る時間がなかった」とゲストが残念に思うことはよくあります。
演出を詰め込まず、歓談が多めの結婚式にするのは勇気がいるかもしれませんが、たっぷり新郎新婦とゲストが交流する時間をとった結婚式はきっとゲストの心に残るものになるはずです。
新郎新婦の作り上げた雰囲気を保てる
結婚式は会場選びや衣装、演出など、新郎新婦がいいと思ったものを組み合わせて作り上げる場です。
しかし、ゲストに余興をお願いすると、新郎新婦が作り上げた世界観とは雰囲気が全く違う余興をされてしまうことも多々あります。
お祝いのためにゲストが一生懸命準備してくれた余興に「雰囲気を壊された」という感想を抱くことほど、残念なことはありません。
もし、会場の内装や結婚式の雰囲気にこだわっているのなら、余興をなくすことで、理想の雰囲気を保つことができます。
世界観がしっかりとした結婚式は、ゲストにも楽しんでもらえること間違いなしです。
余興がない代わりに結婚式に取り入れたい演出

余興をしない場合、余興分の時間を全て歓談に当てるのもいいですが、新郎新婦がテーブルを回る演出や、ゲスト参加型の演出を取り入れるのもおすすめです。
余興がなくてもゲストに楽しんでもらえるよう、工夫してみてましょう。
おすすめの演出をご紹介しますので、参考にしてみてください。
フォトラウンド
フォトラウンドとは、新郎新婦がゲストのテーブルを巡って、テーブルごとに記念写真を撮ることです。
これは時間があればぜひ、取り入れたい演出です。
結婚式でゲストが新郎新婦と写真を撮りたい場合、高砂に座っている新郎新婦の元へゲストが自らタイミングを見計らって訪れ、写真を撮ってもらうのが一般的な方法ですよね。
しかし、この方法では食事に夢中になっている間にタイミングを逃してしまったり、人が混み合っている間に歓談の時間が終了してしまって、新郎新婦と写真が撮れないゲストも出てきてしまいます。
フォトラウンドを取り入れることにより、ゲストは歓談の時間にゆっくり食事に集中できますし、新郎新婦との写真が撮れないゲストが出ることもありません。
キャンドルサービス
新郎新婦が各テーブルに置かれたキャンドルに火をつけて巡る演出を、キャンドルサービスと言います。
古くから定番の演出ではありますが、明かりを落とした会場でキャンドルが一つ一つ灯っていく光景は、やはりロマンチックで結婚式にぴったりです。
キャンドルサービスをすればテーブルを巡る際に、直接顔を見て「今日はありがとうございます」とゲストに言葉を伝えることもできます。
定番のキャンドルサービスよりもう少し新鮮な演出にしたい方は、新郎新婦から貰った火をゲストがキャンドルにどんどん移していく「キャンドルリレー」にすると、全員が参加できてゲストも楽しんでくれるはずです。
プロフィールムービー
ゲストに余興をしてもらうのではなく、こちらが作った映像をゲストに見てもらう演出なら、ゲストに負担をかけることなく楽しんでもらえるでしょう。
定番のプロフィールムービーは、新郎か新婦、どちらかしか知らないゲストに相手を知ってもらうきっかけになるので、おすすめです。
ムービーと一緒に流す曲を、結婚式の雰囲気と合わせることで式全体に統一感も出ますよ。
ドレスの色当てクイズ
お色直しをする場合に取り入れられることが多いのが、「ドレスの色当てクイズ」です。
これは、新婦がお色直しで着るドレスの色を、ゲストに当ててもらい、当たった人には景品を渡すという演出です。
一般的な方法は、あらかじめドレスの色の予想をゲストに投票しておいてもらい、お色直しの後、正解した人全員か、正解した人の中から抽選で賞品を配るというものです。
投票の代わりに、選んだ色の小物やカードを配る方法もあります。
お色直しでゲストをワクワクさせることが出来るなんて、素敵な演出ですよね。
余興なしの結婚式は、食事と雰囲気にこだわろう

余興がなくてもゲストに満足してもらうために一番重要なのは食事です。
美味しい食事でゲストをもてなせば、演出を詰め込まなくても、ゲストは満足してくれるはずです。
また、結婚式の雰囲気を新郎新婦がしっかり作り上げることも必要になってきます。
歓談中に寂しい雰囲気にならないよう、音楽を流したり、ゲストの目を楽しませる装飾を準備することで、会場は楽しい雰囲気になります。
また、新郎新婦とゲストの接触回数を増やすとアットホームな空気を作ることができます。
新郎新婦が顔を見て直接「来てくれてありがとう」「元気にしてた?」など声をかけてくれることは、他のどの演出よりゲストの心を満足させるのです。
まとめ

結婚式を挙げる約半数のカップルは余興を取り入れていません。
余興なしでも十分、ゲストを満足させる結婚式はできます。
余興がない場合、余興の分の時間は歓談に当てても良いですが、ゲストのテーブルを回り直接ゲストと交流する演出や、ゲスト参加型の演出を取り入れることで、いい雰囲気を作り出すことができますよ。
会場の雰囲気と食事はゲストの満足につながる大事な部分ですので、余興をしない場合、そこにはとことんこだわりましょう。
