結婚式の招待状は、準備の中でもひと苦労なアイテム。
住所の確認をし、同封するものをそろえて封筒に入れ、のり付けと切手貼りをしなくてはならず、かなり手間を取られます。
最近利用者が増えつつある「ウェブ招待状」を利用すれば、そのような面倒な作業が必要なくなり、出欠確認も楽にできるようになります。
今回は、ウェブ招待状とはどんなものなのか、メリットとデメリット、オススメウェブ招待状サービスをご紹介します。
目次
結婚式のウェブ招待状ってどんなもの?

まず、ウェブ招待状がどのようなものかご説明します。
ウェブ招待状のサービス内容
ウェブ招待状は、紙の招待状を用意しなくてもメールやLINE、SNSなどを使用してPCやスマートフォンで送信できる招待状のことをいいます。
招待する方にわざわざ住所を聞く必要もありません。
結婚式だけでなく、披露宴や二次会などの招待にも利用することができます。
PCやスマホが得意じゃなくても使える?
使い方はとても簡単です。
ウェブ招待状のサイトやアプリを開き、会員登録をします。
さまざまなデザインの招待状があるので、自分たちの好みに合うものを選び、結婚式の情報を入力します。
招待したい方にメールやLINEで送信。
受け取った方はURLにアクセスして出欠などを入力するため、ウェブ上で簡単に出欠確認ができるのです。
ウェブ招待状の認知度は?
オリジナルライフ株式会社の「ウェブ招待状に関する利用実態調査」によると、20〜40代の女性の75%がウェブ招待状を「知っている」と回答しました。
また、49.6%の方は実際にウェブ招待状を「受け取ったことがある」と回答しており、認知度も使用割合も増えてきているようです。
利用者はどのくらい?
上記と同様の調査の中で「卒花、招待状決定済みプレ花嫁がウェブ招待状を利用したか」の質問では、利用したと回答した方が38.7%、利用していないと回答した方が61.3%でした。
利用した方の多くが1.5次会や2次会の招待に利用しています。
結婚式の招待状をウェブ招待状にするメリット&デメリット

ウェブ招待状を利用するメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
招待状を用意する手間が軽減できる
紙の招待状を自分で用意する場合、
- 招待したい方に住所の確認
- 招待状の購入、もしくは作成
- 文字の印刷
- 封筒に住所を書く
- 招待状の封入、のり付け
- 切手を貼る
このような手間がかかります。
式場に依頼をしても、住所の確認は必須です。
ウェブ招待状はこのような手間がなく、メールやLINEで連絡が取れる方なら簡単に招待状を送ることができます。
LINEなどで一括送信もできるので、かなりの時短になるでしょう。
費用を節約できる
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、招待状1部あたりの作成費用平均額は392円。
わかりやすいように400円とすると、60名を招待する結婚式なら、
【400円×60名=24,000円】
このくらいの金額がかかります。
ウェブ招待状は基本使用料が無料というところが多く、中にはすべて無料のサービスも。
手間だけでなく、費用も節約できるのはとても魅力的ですね。
出欠確認が早くできる
紙の招待状の返信はがきで出欠連絡をするとなると「あとで書いて出そう」と置いたまま忘れてしまう方も。
ウェブ招待状は、受け取ったらウェブ上ですぐに出欠の返信ができるので、返信を忘れられてしまう可能性が減ります。
また、サービスによっては返信を保留にすることができ、出欠締め切り前にリマインドメールが送られるようになっているので安心です。
会費の事前決済
ウェブ招待状を受け取ったゲストは、会費やご祝儀を事前決済するか当日現金で渡すかを選択できます。
クレジットカードなどで事前決済をした場合、当日現金を受け取る必要がなくなるので、ご祝儀の集計が簡単に。
また、結婚式や結婚パーティー前に事前決済された分の金額を受け取ることができるので、会場の支払いに使うことが可能です。
事前決済はご祝儀袋や新札を用意しなくてもいいため、ゲストの負担も減らせます。
招待状がなくならない
「結婚式まで招待状をしまっておいたら、どこに置いたか分からなくなった」という経験のある方もいるのではないでしょうか。
ウェブ招待状の場合、スマホを確認すれば招待状を見ることができるので紛失の心配がありません。
デメリット
「失礼だ」と思われてしまうことも
年配の方や上司など目上の方にウェブ招待状を送った場合、中には失礼だと感じる方もいるでしょう。
また、スマホや携帯電話を使い慣れていない方は、戸惑ってしまうこともあるようです。
ウェブ招待状を利用するのにオススメなシーン
結婚式には上司や親戚なども招待するという方が多いでしょう。
デメリットでもご説明した通り結婚式の招待状をウェブ招待状にしてしまうと、失礼に思われる可能性があります。
なので、ウェブ招待状は結婚式よりもラフ感のある「1.5次会」や「2次会」の招待に利用するのがオススメです。
結婚式でウェブ招待状を利用するなら紙の招待状と使い分けを

結婚式にウェブ招待状を利用したいという方は、友人や同僚にはウェブ招待状を、親戚や上司や年配のゲストには紙の招待状を送るなどして、人によってウェブ招待状と紙の招待状を使い分けた方がいいでしょう。
オススメの結婚式ウェブ招待状サービス

ウェブ招待状の中でオススメのサービスを2つご紹介します。
DEAR
DEARはグッドデザイン賞を受賞しており、利用者が200万人を突破しているサービスです。
テンプレートが30種類以上あり、どれもオシャレで迷ってしまいそう。
使い放題プランを選択すれば、人によってテンプレートを使い分けることも可能です。
〈料金〉
- ゲスト8名まで無料
- 有料版は5,000円〜14,800円
〈DEARウェブサイト〉
楽々!WEB招待状
楽々!WEB招待状はウェブ招待状サービス人気No.1で、利用者が550万人を突破しているサービスです。
課金がなく全てが無料で利用でき、テンプレートは60種類以上とかなりお得。
事前決済を利用した金額を振り込むときに、決済手数料として4%が引かれます。
紙の招待状に出欠返信用のQRコードを貼りつけることもでき、紙とウェブの使い分けがしやすいのもポイントです。
また、
- 二次会ドレスの無料レンタル
- プロのカメラマンの無料派遣
- パネル付き二次会景品の割引
このような特典もついています。
〈料金〉
- 決済手数料4%
〈楽々!WEB招待状ウェブサイト〉
まとめ

今回は、ウェブ招待状とはどんなものなのか、メリットとデメリット、オススメウェブ招待状サービスをご紹介しました。
ウェブ招待状はメールやLINE、SNSから招待状を送れるサービスです。
ウェブ上で出欠確認ができ、会費やご祝儀の事前決済もできます。
20〜40代の女性には認知度も高く、受け取ったこともあるという方は多くいました。
ウェブ招待状は、
- 手軽さ
- 費用の節約
- 出欠確認のしやすさ
- 会費、ご祝儀の事前決済
- 招待状の紛失がない
このようなメリットがありますが、年配や目上の方には失礼だと思われてしまう可能性があります。
ウェブ招待状は1.5次会や2次会の招待に利用するか、結婚式の場合はウェブ招待状と紙の招待状で使い分けるなどした方がいいでしょう。