結婚式の準備において非常に悩ましいのが席順決めです。
誰にどこに座ってもらうかを決める、席順決めはとても大切!
結婚式の席順に関しては、必ず守らなければならないルールがあります。
このルールを守りつつ、ゲストが結婚式を楽しむのに最適な席順を決めていきましょう。
というわけで、今回のテーマは結婚式の席順です。
注意すべきポイントについて元ウェディングプランナーの私からアドバイスさせていただきます!
目次
結婚式の席順決めにおいて知っておかなければならない最低限のルール

まず、基本のルールについてお話させていただきます。
結婚式は伝統格式を守っていかなければならない部分が多く、席順においてもしっかりと守るべきルールがあります。
ます下記のルールを再確認していきましょう。
基本ルール①席次表において左が新郎右が新婦
まず、席順を決めるにあたって基本中の基本ではありますが、席次表で見たときに左半分が新郎側のテーブル、右半分が新婦側のテーブルとなるように配置します。
この左右は必ず守りましょう。
左側に新婦のいる結婚式はありません。
高砂に座る新郎新婦の配置に習い、左右を間違えることのないようにしましょう。
基本ルール②家族の席は末席と呼ばれる一番後方の隅の席
新郎新婦の家族、親兄弟の座るテーブルの位置はルールで決められています。
家族のテーブルは末席と言われる一番隅の場所に配置します。
この末席は丸テーブルの数がいくつであっても変わりません。
例えば新郎の家族の席は、会場の左後ろの場所にあるのが決まりです。
対して新婦側の家族の席は会場右後ろに配置します。
テーブルの数が多い、つまり参列者の多い結婚式になればなるほど、家族との席は遠く離れてしまいます。
一番大切にしたい家族に近くでふたりの姿を見てもらいたいと思う気持ちは分かりますが、家族は末席に座ってもらうというのはルールですので覚えておきましょう。
基本ルール③丸テーブルの中で一番新郎新婦席に近い席が上座
丸テーブルには5名から10名ほどのゲストが座れるようになっています。
この丸テーブルの同じテーブルの中でも上座や下座があります。
これはシンプルに、高砂からの距離で考えましょう。
つまり、新郎新婦に一番近い場所に座る人はそのテーブルの中で一番目上の人になるということです。
ただ、この上座や下座のことを考えるのは、会社関係と親族のみです。
友人に関しては上座も下座も関係ないので、話が盛り上がり楽しみやすくなるように配慮して席順を決めていって問題ありません。
結婚式の席順を決める際にゲストに配慮するべき5つのこと

結婚式の席順を決める際には、ルール以外にも配慮すべきポイントがあります。
基本のルールは守れば済む話ですが、ここからお話しすることは「ゲストへの心配り」のお話です。
ぜひ席順を決める際にはこのポイントにも意識しながら決めていきましょう。
ポイント①小さいお子様連れのゲストへの配慮
結婚式にお子様連れで参列することは、想像以上に大変なことです。
小さな子供が挙式中にぐずってしまわないか、披露宴で騒いでしまって迷惑をかけることがないか、ママさんたちは心配が絶えません。
小さなお子様連れで参列してくれるゲストがいる場合は、なるべく席順にも配慮してあげましょう。
特に子供が小さければ小さいほど、ぐずってしまう可能性は高く、その際に一旦会場から出ていくことが考えられます。
そのことを考慮し、小さなお子様連れのゲストには、会場の出入り口から近い場所に席を設けてあげると良いでしょう。
そうすることで、子供がぐずってしまっても会場への出入りのたびに他のゲストに気をつかうこともなく、とても楽になりますよ。
ポイント②おひとり参加のゲストへの配慮
どうしても参列して欲しいゲストの中に、披露宴におひとり参加してもらうゲストがいる場合もあるでしょう。
結婚式に呼ばれてみたものの、他に知り合いがいないために多少気まずい思いをしたことがある方ならお分かりだと思います。
結構ひとり参加は寂しいもの。
披露宴の席順を考えるときには、ひとり参加のゲストが寂しくならないように、配置だけでなく招待客リストも考えなければいけません。

なるべく話し相手になりそうなゲストたちと同じテーブルに配置しましょう。
ポイント③人数が合わず新郎側と新婦側のゲストをミックスする場合の配慮
席順を決めていくと、どうしても人数の調整が上手くいかず、8名がけのテーブルに3名だけしか座らないというようなケースになることがあります。
この場合、少し寂しいですがそのまま3名で座ってもらっても構いません。
もしくは、新郎側新婦側のゲストを混合して1つのテーブルに座ってもらっても問題ありません。
ただし、このときには十分に気を付けなければならないことがあります。
新郎側と新婦側のゲスト混合テーブルには、友人なら友人同士をミックスさせるようにしてください。
例えば、新郎側の友人ゲスト3名と新婦側の親族ゲスト3名で同じテーブルにしてしまうと、どうしても気まずくなってしまうのは想像に難くありません。
ミックスさせること自体は問題ではありませんが、友人同士の混合テーブルにするなどの配慮をしましょう。
ポイント④会社の同僚たちへの配慮
会社の同僚に参列してもらう場合、その同僚の人数によってはそこに目上の人が混ざるテーブルも出てくることもあります。
あまりにも普段から接点がないような人たち同士を同じテーブルにしてしまうと、ゲストも当日の結婚式があまり楽しめなくなってしまいます。
例えば、同僚ばかりのテーブルにひとりだけ先輩が混ざる場合などはその関係性を元に判断しましょう。
その先輩が部署も違い全く関りがないところにいる先輩だとしたら、同じテーブルでその先輩も同僚たちも困惑してしまいますよね。
普段から会話することの多い関係なら全く問題ありませんが、そうでない場合は避けた方が無難です。

ポイント⑤友人たちへの配慮
友人ゲストは、結婚式に参列することを楽しみにしてくれているのはもちろんのこと、友達と会えることも楽しみに結婚式に参列します。
このことを考慮すると、なるべく仲の良い人たち同士を同じテーブルに集めるのが絶対におすすめです。
普段から仲良くしている2人組がいる場合などは、その2人をバラバラに座らせてしまうことがないよう気を付けましょう。
結婚式は同窓会のような楽しみ方ができる場でもあります。
久しぶりに集まった旧友同士が楽しく会話を楽しめる席順を考えましょう。
まとめ

披露宴は時間も長く、そこで楽しい時間を過ごせるかどうかは席順次第だと言っても過言ではありません。
結婚式は新郎新婦を祝福する場ではありますが、その合間には同じテーブルに座っているゲストとお食事と歓談を楽しむ時間がたくさんあります。
この時間をなるべく楽しんでもらえるように、席順は慎重に考えていきましょう。
結婚式の席順を決めるにあたって、基本的なルールはしっかり守っていかなければなりません。
ですがそれ以外に関しては、新郎新婦が自由に決めていけること。
自分が結婚式に呼ばれたとして、どういう席順だったら楽しめるかな、と自分の身に置き換えて考えましょう。
せっかくおふたりのために集まってくれるゲストに、最高の時間を過ごしてもらうための配慮を忘れないようにしましょうね!