結婚式に参列するということは、それほど頻繁にあることではありません。
初めて結婚式に参列するときには、誰しもが服装やご祝儀、その他様々なことが分からずに戸惑ってしまうことが多いものです。
今回は、結婚式に招かれたときに慌てないで済むよう、結婚式に関わる「これさえ守れば絶対に大丈夫なルール」についてお話しします。
これを呼んでおけば、直前に焦ってルールを調べる必要もありません。
ぜひ永久保存版として保管しておいてくださいね!
また、本記事と合わせて結婚式の最中に言ってはいけないNGワードも覚えておくことをおすすめします。
詳しくは下記記事にまとめているので、ぜひご覧ください。

目次
結婚式参列に関わるルールは3つのカテゴリー別に覚えよう

結婚式に参列するときに、知っておかなければならないルールはたくさんあります。それぞれのルールを大きく3つに分けて覚えるようにしましょう。
- 招待状の返信
- 当日の服装
- ご祝儀
ここからは、具体的にそれぞれのカテゴリーの中にどのような注意事項があるかを細かく紹介していきます。
ごく基本的なことはここに全てまとめていますので、初めて結婚式に参列する場合はここに書いてあるルールを順守しましょう。
そうすれば知らないうちに失礼にあたることをしてしまう心配はありません。
招待状の返信関連

結婚式に招待されたら、最初にぶちあたるのが「招待状の返信」というステップです。
単純に出欠に回答して返信をすればいいと思う方もいるかもしれませんが、案外細かなマナーがあるのが招待状です。
期日を守る
当たり前のことですが、期日を守るのは最低限のマナーです。
結婚式の招待状の返信を待って、新郎新婦は席次表を作りますし、お料理の数や引き出物の数も調整します。
期日を守ることができず、出欠の返事が遅れることで、新郎新婦に迷惑が掛かりますので、早めに返信してあげましょう。
返信するときに宛先の「〇〇行」を訂正する
招待状に同封されている返信ハガキにはもともと宛先が書かれています。
新郎新婦の元に届くように「〇〇行」もしくは「〇〇宛」と書かれている宛名の部分をそのままにしてポストに投函してしまってはいけません。
必ず、訂正して「○○様」となるようにしましょう。
メッセージを書く
出席に〇をつけて、そのまま投函してしまうだけでは、招待状の返信の仕方として十分ではありません。
このとき必ず新郎新婦あてにメッセージを書きましょう。
簡単なことで構いません。
「招待いただきありがとうございます。当日はおふたりの晴れ姿が見れることを楽しみにしています!」だけでもOKです。
結婚式当日の服装関連

当日の服装に関しては、女性であれば誰しもがかなり悩みに悩んでしまうところではないでしょうか。
慣れないうちは同じ結婚式に参列する友達に、「服って何着ていく?」「靴はどういう靴にする?」などといろいろと質問して用意していくことが多いものですよね。
ここで服装関連のルールをまとめておきましょう。
素足はNG!ストッキングを履こう
素足にパンプスを履くという人も普段なら多いかもしれません。
ですが、結婚式では素足は基本的にNGとされています。
フォーマルな場ですのでストッキングは必ず着用しましょう。
肌色のものをチョイスしてくださいね。
サンダルやミュールではなくパンプスをチョイスする
足のつま先が見えるタイプのサンダルやミュールは結婚式ではNGです。
つま先まで覆われた、パンプスタイプのものを選びましょう。
ファーや皮素材は全てNG
意外と知られていないかもしれませんが、結婚式に動物殺生を連想させるような素材のものはNGです。
フォーマルドレスには、ファーのボレロやヘビ柄のクラッチバックなどが合うのですが、これらも結婚式では使えません。
動物がらみのものは全てNGだと覚えておくようにしましょう。
ホワイトカラーのワンピースやドレスはNG
白という色は、結婚式において花嫁が身にまとうドレスのカラーです。
純白のウェディングドレスと重なるようなワンピースやドレスを結婚式に参列者が着るのはルール違反です。気を付けましょう。
逆に真っ黒でコーディネートしたようなスタイルも、まるでお葬式のような雰囲気を与えてしまうため、結婚式にはふさわしくありません。
露出しすぎないようにする
結婚式に参列するときには、露出度が高すぎるドレスをチョイスするのは止めておきましょう。
スカートの丈は、ひざ上5センチまでがギリギリ許される長さだと思っておくのが無難です。
ミニ丈のものではなく、ひざ丈のものを選んでくださいね。
また、肩を出すノースリーブワンピースの場合は、ボレロやショールの羽織物を必ず持っていくこと。
常に肩を出したままでいるのは、結婚式においてあまり良くありません。
ご祝儀関連

一番難しいのがご祝儀関連のマナーです。
ここではご祝儀にまつわるルールを説明していきましょう。
ご祝儀袋のことから、中身の包み方、当日の注意点まで網羅していますのでしっかり頭に入れておいてくださいね。
ご祝儀袋の種類と金額によって選ぶ基準
ご祝儀袋にはいろいろな種類があります。
参考にイラストで3つご紹介しましょう。

ご祝儀袋にもすごくシンプルなものから、とても高級感たっぷりのものまでさまざまですよね。
実はこれは金額に合わせて選ぶものです。
友人の結婚式など、一般的には3万円のご祝儀を包むことが多いです。
この場合は、イラスト中央のごく平均的な「よくあるシンプルな水引が掛かっているもの」であれば問題ありません。
とても立派でゴージャスなご祝儀袋がありますが、こちらは5万円や10万円位の金額を包む場合に使われるものです。
ご祝儀袋の表の書き方
ご祝儀袋の表面は、自分の名前を書くものです。
このときに、袋にもともと「寿」という字が記載されているものを選んでおくとスムーズです。
中には自分で書くものもありますが、これによってひと手間増えてしまうので、あまりおすすめはできません。
そして、自分の名前を書くときには、フルネームで必ず書くこと、バランスよく筆もしくは筆ペンで書きましょう。

中袋に書くべき内容と、ご祝儀を入れる際のお札の向き
ご祝儀袋には中袋がありますが、ここには表に「金〇萬円」と金額を記載するのがルールです。
そして、その裏側には自分の名前と住所を書いておきましょう。
お札の向きに関しては、肖像画のある方を内袋の表面に向け、肖像画が上になるようにして入れます。

ご祝儀の金額を記載することにたいして、なぜわざわざはっきり明記する必要があるのか、と疑問があるかもしれません。
これは、結婚式が終わって新郎新婦がどのゲストがいくらのご祝儀を包んでくれたのかを把握するためです。必ず明記するようにしましょう。
当日のご祝儀の渡し方
ご祝儀は、結婚式の受付で渡します。
挙式が終わってから披露宴の受付がある場合は、そのタイミングですね。
このときに、バッグからおもむろにご祝儀袋を出すのは見た目によくありません。
ご祝儀袋を袱紗(ふくさ)という布に包んで準備しておくのが一般的なルールです。

まとめ

結婚式参列に関するルールは、一度覚えてしまうと簡単です。
初めのうちは慣れずにあたふたしてしまうこともあるかもしれませんが、落ち着いてひとつずつ確認しましょう。
招待状返信、服装、ご祝儀の3点に関するルールを守れていれば、それでもうばっちりです!
後は参列経験が増えていくにつれて、自然にルールを覚えていけるでしょう。
結婚式は、新郎新婦にとって一生に一度の大切なイベントです。
そんな素晴らしい場面に立ち会えるのは、これまたとても素晴らしい機会です。
ルールをしっかりと守って、おふたりの門出を祝福しましょう。