豪華な邸宅を貸し切って、別荘に友人を招いたようなアットホームな結婚式が挙げられるゲストハウス。
それだけでなく、自由度が高く、写真映えする華やかさから人気が高まっています。
今回は、ゲストハウスで結婚式を挙げるメリットとデメリットをご紹介します。
ゲストハウスってどんな式場?人気なの?

「ゲストハウス」と言われてもピンとこないという方もいるでしょう。
まず、ゲストハウスとはどのような式場のことをいうのかをご説明します。
どんな式場をゲストハウスっていうの?
ゲストハウスは結婚式のためだけの施設です。
同じく結婚式だけを行う施設として専門式場がありますが、専門式場は神殿や教会などが同じ敷地内にあり、披露宴会場も希望に合わせて選べます。
対して、ゲストハウスは一軒家を貸切にして結婚式を行うのが特徴。
ひとことでゲストハウスと言っても、ヨーロッパなど海外の豪邸をイメージしたような一軒家や、スタイリッシュな一軒家など、ゲストハウスにもさまざまな種類があります。
ゲストハウスが誕生したのは90年代後半で、比較的新しいスタイルの式場です。
そのため、親世代だと「ゲストハウス」と言われてもイメージが湧かないという方も多いでしょう。
ゲストハウスで結婚式を挙げる人はどのくらい?
「ゼクシィトレンド調査2019」によると、ゲストハウスで結婚式を挙げたカップルの多さは、一般の結婚式場、ホテルに次いで3位となっており、全体の13.8%でした。
花嫁の年齢別で見ると、24歳以下は23.4%とホテルよりも高く、比較的若い花嫁からの人気が高いことがわかります。
ゲストハウスの結婚式はメリットがたくさん!

ゲストハウスで結婚式を挙げるメリットをご紹介します。
完全なプライベート空間
ゲストハウスの特徴でもある一軒家の貸切は、完全なプライベート空間を演出できるというメリットも。
結婚式場によっては同時に別の結婚式を行なっていることもあり、花嫁同士が鉢合わせてしまう場合もあります。
ゲストハウスは1日1組限定貸切であることが多いため、花嫁の鉢合わせもなく、施設を自由に使うことが可能です。
ガーデンやプールが付いている邸宅も
海外のプールや広い庭のある豪邸に憧れたことはありませんか?
ゲストハウスの多くは海外の邸宅をイメージして造られていることが多く、そんな憧れの豪邸で非日常感を味わいながらの結婚式が叶います。
広いガーデンがあれば、ガーデン挙式やペットを結婚式に参加させることも可能ですし、プールがあるならプールサイドでデザートビュッフェを振る舞うこともできます。
結婚式のために造られている施設であるため、さまざまな演出ができるように考えられているのです。
自由度の高さ
ゲストハウスは、演出や当日のスケジュールなど、全体的に自由度が高いというのもメリットのひとつ。
先ほどご紹介したように、プールサイドやガーデンでデザートビュッフェを振る舞ったり、BBQを楽しんだり、フラワーシャワーやバブルシャワーなどの演出を取り入れることもできます。
また、食事のスタイルや当日の進行なども、しきたりに縛られず自由に決めることが可能です。
アットホームな結婚式にできる
完全なプライベート空間であるゲストハウスは、アットホーム感を出しやすく、ゲストにも寛いでもらえるでしょう。
ガーデンやプールを使う演出など、自然とゲストとの距離が近くなるので、ゲストとの時間を大切にしたいカップルにオススメです。
ゲストハウスで結婚式を挙げたいならデメリットもチェックしておこう

さまざまなメリットをご紹介しましたが、デメリットも覚えておきましょう。
費用が高め
豪邸のような一軒家を完全貸切にするゲストハウスは、専門式場やホテルに比べて費用が高め。
また、ゲストハウスならではの演出が多いのはメリットですが、あれこれ盛り込みすぎると費用もそれだけかかってしまいます。
予算に合わせた演出内容になるよう工夫が必要です。
アクセスが悪いゲストハウスもある
オーシャンビューなどロケーション抜群なゲストハウスもありますが、アクセスが悪い可能性も。
そういった会場を選びたい場合は駅から送迎バスは出るのかを確認したり、ゲストにタクシーチケットを渡しておくなどの必要があります。
ガーデンを使用する場合天候に左右される
ガーデンやプールサイドなど屋外の演出がある場合、雨が降るとその演出自体できなくなってしまいます。
また、屋外は暑さや寒さなど温度によってはゲストにストレスを与えてしまいます。
雨の場合や屋外では厳しい気温になることを考えて、そのような場合にはどのような対応をしてくれるのかを事前に確認しておきましょう。
カジュアル度が高め
アットホームさはゲストハウスの魅力ですが、そのような結婚式に馴染みの少ない親世代からは「カジュアルすぎる」と思われることも。
両親や祖父母はしきたりやマナーを重視した結婚式を挙げてもらいたいと考えている場合もあるため、事前に相談しておくといいでしょう。
また、カジュアル感のあるゲストハウスであっても、装飾や演出で上品な雰囲気や高級感などをプラスすることは可能です。
設備の充実度が低いことも
ゲストハウスの中には古い邸宅を改装している会場もあり、設備があまり充実していないこともあります。
見学の時などに設備面の充実度を聞き、実際にゲストハウスの中を見学するときにも自分の目でしっかりと確かめましょう。
ゲストハウスの選び方

ゲストハウスを選ぶ時に重視したいポイントをご紹介します。
結婚式を挙げる季節で選ぶ
ゲストハウスは敷地が広く、挙式会場からパーティー会場までが離れていることも。
寒い日や暑い日の移動はゲストの負担になってしまいます。
また、ゲストハウスらしくガーデンやプールなどを生かした演出をする場合、真夏や真冬でも演出自体は可能ですが、ゲストは空調の整った室内に入りたいと感じてしまうので、ゲストに負担がない季節を選ぶ必要があるでしょう。
夏や冬などにゲストハウスで結婚式を挙げる場合、挙式会場は離れていないか、室内ではどんな演出が可能なのかなどを確認しておくといいでしょう。
演出で選ぶ
ゲストハウスを考えているカップルなら、憧れの演出がある方も多いでしょう。
ゲストハウスは演出の自由度が高いという特徴がありますが、会場によってできるものは違います。
階段入場に憧れるのであれば、パーティー会場に階段のあるゲストハウスを選ぶ必要がありますし、ガーデンでワイワイ盛り上がりたいなら屋外でできる演出をチェックしておく必要があります。
見学の時などに、どんな演出が可能なのかを聞いておくといいでしょう。
アクセスで選ぶ
遠方からの参加や高齢の方など、移動に負担が大きいゲストが多い場合、駅近でアクセスの良いゲストハウスを選ぶと喜ばれるでしょう。
もしもアクセスが悪いゲストハウスの場合は、駅から無料送迎バスが出ているかを確認してください。
もしもバスがないのであれば、バスの手配やタクシーチケットの用意が必要です。
もちろんその分は出費となってしまうので、アクセスの良し悪しは大切な判断材料となります。
宿泊施設を手配しやすいかで選ぶ
遠方からのゲストにはホテルを取っておく場合がありますが、ゲストハウスは宿泊施設がありません。
ゲストハウスの周辺にホテルがあるのかなどを確認しておき、遠方からのゲストが安心して参加できるようにしましょう。
まとめ

今回は、ゲストハウスで結婚式を挙げるメリットとデメリットをご紹介しました。
ゲストハウスは結婚式をするための施設なので、自由度が高く、完全なプライベート空間でアットホームな結婚式を挙げることができます。
費用が高めで天候に左右されるという面がありますが、見学の時などに予算内で何ができるかや、悪天候の場合はどうするのかを相談をしてみるといいでしょう。
ゲストハウスを選ぶ時は、アクセスや周辺の宿泊施設、季節などゲストに配慮して選ぶことをオススメします。