国際結婚をするカップルは、今では珍しくありません。
外国人の彼との結婚が決まったら、ここで問題になるのが結婚式です。
お互いの国のどちらで結婚式をするべきなのか、日本で結婚式をするのならどのような点に気を付けるべきなのか、分からないことがたくさんありますよね。
今回は、国際結婚の場合の結婚式について、その疑問や問題になりやすい点についてお話していきたいと思います。
目次
国際結婚の結婚式で問題になりやすい点

まずここで、国際結婚の結婚式において問題になりやすいことを紹介していきます。
国際結婚はいろいろと思ってもみないことが問題になることが多いものです。
まずはどのようなことが問題になりやすいのか、あらかじめ知っておくことが大切です。
国際結婚あるある①どちらの国で結婚式をするのかという問題
もちろん国際結婚ですから、相手の国と自分の国がありますよね。
結婚式を挙げるとなると、一体どちらの国で挙げるのが正解なのでしょう。
これを勝手に決めてしまうことで、後から家族に文句を言われてしまうこともありえます。
国によっては、新郎の国で結婚式をしないなんてありえない!という考え方である可能性もあります。
こういうことに関しては、お互いの親の意見もしっかりと確認した上で進めていかなければなりません。
後からトラブルにならないように気を付けたいものです。
国際結婚あるある②宗教による問題
相手の国がどこなのかによるところが大きいですが、宗教のこともまた結婚式を挙げる上で問題になりやすい点です。
結婚式は宗教色が強く出やすいイベントです。
相手が無宗教であれば気にする必要はありません。
しかし、外国人の場合は宗教が何かしらのかたちで結婚式に関わってくることが多いので、この点にも注意が必要です。
日本の結婚式は、キリスト教でなくてもキリスト教式で行われることが多いです。
また、特に仏教に信仰が厚いわけではないのに神前式で行われることもあります。
そのため、あまり宗教は関わってこないことが多いです。
これは日本特有のことです。
国際結婚式においては相手の宗教のことに関しては気を付けておいた方が良いでしょう。
国際結婚あるある③結婚式にかけるお金の問題
問題になることと言えば、やはりお金に関わることです。
結婚式にかかる費用をめぐってトラブルになることは多いです。
特に、日本人は結婚式にかなりの費用をかけるのが普通であると考えている傾向があります。
しかし、外国人目線で見ると、これはかなり不自然に見えることです。
日本で結婚式をすることに決めた場合、通常の結婚式と同じように準備を進めていくと、後で必ずと言っていいほど問題が起こります。
そしてそれがほとんどお金に関わることなのです。
費用をいくらかけるのか、これについてはしっかりと事前に両家両親の了承を得ておく必要があります。
国際結婚式でよくある疑問点

ここからは、国際結婚式を挙げるにあたって、新郎新婦がよく疑問に感じるポイントをまとめていきましょう。
それぞれ解決の方法も併せてご紹介していきますので、ぜひ参考にされてくださいね。
疑問①日本で結婚式をする?相手の国で結婚式をする?
場所に関しては、日本でも相手の国でもどちらでも結婚式は挙げられます。
ただし、ここで気になるのは、日本で挙げた場合に、彼の方がゲストをあまり招待できなくなってしまうという点です。
日本で挙げることと彼の国で挙げること自体はどちらでも問題ありません。
参加できなくなるゲストが出てくるため、まずは新郎新婦で話し合いをし、お互いの家族の意見も聞きましょう。
疑問②日本で国際結婚式を挙げる場合のご祝儀はどうなるの?
日本で外国人の彼との結婚式をする場合、ご祝儀は通常通りもらう計算でいいのでしょうか。
実は、結婚式に参列するだけで3万円もの大金をご祝儀として包む文化は日本ならではの伝統です。
これに関して相手の外国人に理解を求めても難しいところがあります。
ですが、日本で結婚式を挙げる以上費用はかなりかかります。
どのようにしてこのお金を工面するのかを考えましょう。
ご祝儀の文化について説明をして、相手方の家族に理解してもらうことは難しいことではありますが必要なことでもあります。
もしご祝儀という制度にどうしても理解を得られない場合は、思い切って会費制の結婚式にするのもありです。
会費制にするとゲストの負担も減り、こうすることによって外国人の彼やその家族も抵抗を感じることがなくなります。
ぜひ検討してみてください。
疑問③国際結婚式の場合のお車代の負担はどうすればいい?
国際結婚式の場合、ゲストを招待するにも、その交通費がかなりかかるためどうしたものか悩んでしまいます。
外国人ゲストのお車代はどのようにするのがよいでしょうか。
全てのゲスト分を新郎新婦で負担する必要はありません。
そこまでしていくとなると、新郎新婦の負担がかなり大きくなってしまいます。
費用面を考えると、国際結婚式に至っては、多くのゲストを幅広く呼ぼうとするのではなく、家族中心の結婚式にするのがおすすめです。
そして、お車代の負担は無理のない範囲でかまいません。
その代わり、ご祝儀は受け取らないなどして帳尻を合わせるようにしましょう。
疑問④国際結婚式を日本で挙げるときは何に気を付けるべき?
日本で国際結婚式を挙げるときには、料理と衣装には気を付けておくべきです。
例えば、宗教上の理由から食べられない食材が決まっている場合もよくあります。
このような基本的な情報は必ず前もって仕入れておくようにしましょう。
衣装に関してはどのような点に注意すれば良いか、それは伝統衣装があるかないかです。
国によっては、その国ならではの伝統衣装があり、結婚式にはそれを着用するのが当たり前とされていることもあります。
彼の家族にもそのあたりをあらかじめ確認しておきましょう。
特定の衣装がある場合は、それを準備して日本での結婚式でも着用することで、彼の方の家族にも満足してもらえるでしょう。
疑問⑤国際結婚式を相手の国で挙げる場合の列席者はどこまで呼ぶ?
もしも彼の国で結婚式を挙げるとなると、一体誰を招待するのが妥当なのでしょうか。
結婚式ですから、仲の良い友達にも来てもらいたいという気持ちはあるでしょう。
ただ、現実的に考えて、結婚式のために外国まで出かけるというのは簡単なことではありません。
やはり、この場合は家族のみを招待するのが一般的です。
ただ、親友と呼べるような親しいお友達には念のため声をかけてみてもいいでしょう。
旅行がてら参加したいという人もいるかもしれません。
結婚式だからと言って、多くの人を呼べば呼ぶほどいいということではありません。
日本に帰国した後に、1.5次会や2次会というかたちで、カジュアルなパーティーを開催することも可能です。
結婚式の一回にこだわらず、別のかたちで皆にお披露目ができる機会が持てれば、それでも十分だと考えられます。
まとめ

国際結婚をしていくカップルは少なくありません。
ですが、結婚式を挙げるとなると分からないことも多く、混乱してしまうことが多いのが国際結婚です。
多くの人が疑問に思う点や、問題と感じる点はある程度決まっていますので、予め上手く回避していけるように先回りしていけると良いですね。
宗教や文化、様々な違いを乗り越えてこそ国際結婚は成り立ちます。
結婚式は人生において非常に大切なイベントのひとつです。
お二人だけでなく、お互いの家族にとっても最高の一日になるようにしたいものですね。