結婚式を挙げるとなると、自分たちの思い出になり、ゲストも楽しんでくれる演出をあれこれ考えますよね。
数ある演出の中で特別思い出になり、ゲストもアッと言わせることができるのが「芸能人の出演」です。
この記事では、結婚式に芸能人を呼ぶ際の方法や予算をご紹介していきます。
結婚式という人生の門出を、ぜひ芸能人からお祝いされてみませんか?
結婚式に芸能人を呼ぶメリット
自分たちの結婚式に、芸能人を呼ぶとどんな良いことがあるでしょうか。
ただ「芸能人がお祝いしてくれたら嬉しい」という以外にもメリットがあるのでご紹介します。
ゲストに負担がかからない
披露宴での余興をゲストに頼むことがよくありますよね。
しかし、余興を頼まれたゲストには想像以上の負担がかかります。
仕事の合間を縫って企画を考えたり、友人同士で予定を合わせて余興の練習をしたりするのはとても大変です。
ゲストが余興を考えたり準備することを楽しんでくれる人たちならいいですが、精神的・身体的に多大な負担をかけてしまう恐れもあります。
ゲストに余興を頼むことは気がひけるので、余興のない披露宴にするカップルもいますが、それでは寂しいという方は芸能人に出演を依頼してはいかがでしょうか。
ゲストを驚かせ楽しませることができる
芸能人が来る結婚式はそこまで一般的ではありませんので、ゲストとして出席した披露宴に芸能人が出演していたらビックリして「すごい結婚式だ」と思ってくれるでしょう。
更に、芸能人は人前に立つプロですから、巧みな話術とコミュニケーション力で場を盛り上げ、ゲストを大いに楽しませてくれるはずです。
テレビで見たことのある人が目の前に出てくると、たいていの場合大きな歓声が上がり、みんな大喜び。
お酒も入っていますので、とても盛り上がります。
ご両親や親戚がよほど厳格な方でない限り、芸能人を呼んでも大丈夫かな?と心配することはなく、むしろ招待客の皆さんのいい思い出作りにもなるでしょう。
ゲストに余興を頼んだ場合、緊張してしまったりネタを詰め切れなかったりとなかなか芸能人ほどのクオリティにはならないので、余興のクオリティに拘るのなら断然芸能人を呼ぶことをおすすめします。
思い出になる
たまたま友人でもない限り、芸能人を間近で見ることは日常生活の中では、まずありません。
ですから、自分たちの結婚式に芸能人を呼ぶと、「あの時はあの人に来てもらったね」と配偶者とも友人とも後々思い出話が出来ます。
更に、彼らがテレビに出演するたびに結婚式のことが思い出されて、幸せな1日の感情をずっと忘れずにいられることでしょう。
結婚式を唯一無二の思い出にしたい方は、芸能人に出演を頼むととても良いと思います。
結婚式に芸能人を呼ぶ方法

芸能人は通常、事務所に所属してそこから仕事を貰っています。
芸能人を結婚式に呼ぶには事務所に連絡するか、仲介会社から依頼をします。
事務所に直接連絡して交渉するのは個人にはハードルが高いので、今回は仲介サイトを利用した依頼方法をご紹介します。
仲介会社を選ぶ
芸能人を手配してくれる仲介会社は様々あり、そこに連絡することで芸能人を結婚式へ呼ぶことができます。
芸能人を派遣する主な仲介会社は
- カンドウ.TV
- 啓企画
- タレント依頼.com
- タレントの窓口
などがあります。
各会社のHPで呼びたい芸能人やサービス内容をチェックして、どこから依頼するのか検討してくださいね。
芸能人への出演依頼をする
依頼する仲介会社を決めたら、実際に依頼の連絡をしましょう。
会社ごとに依頼の方法の案内がHPにあるかと思いますが、だいたいどこの会社も電話をするかお問い合わせフォームから要件を送ることによって依頼できます。
先方へは、結婚式の出演を依頼したい旨と、出演してほしい芸能人名、結婚式の日時、こちらの連絡先などを連絡します。
予算や結婚式でやってほしい内容などがある場合は、相談という形で可能か聞いてみましょう。
問い合わせフォームにて依頼した場合は、先方から返信が来るのを待ってください。
内容を決める
担当者とやりとりして、希望の芸能人のスケジュールが確保できるか、予算の金額で呼べるのか、何をやってくれるのかなど内容を詰めます。
こちらが支払う金額は依頼内容によって変動しますので、この時に明確な金額が決まります。
金額・内容ともに双方が同意し、依頼者が料金を支払った時点で契約完了になるシステムになっていることがほとんどです。
料金は基本的に前払いですので、資金は予め用意しておいてくださいね。
結婚式に芸能人を呼ぶにはいくらかかる?

芸能人を呼ぶ料金は、誰を呼ぶかや、拘束時間、演出内容によって変動します。
なので「誰がいくらで呼べます」と明言することは難しいですが、だいたいの相場があります。
例として、「タレントの窓口」というキャスティング業者が公表している相場をご紹介します。
大御所芸能人(タレント・女優・俳優)
誰もが名前と顔を知っていて、大御所に位置する芸能人に結婚式に来てもらうには300万円以上がかかるようです。
予算にかなり余裕がある場合や、絶対にこの人にお願いしたい!という思いが強い場合は人生に幾度とないことですし、思い切ってこのレベルの芸能人に出演を依頼すると一生の思い出になることでしょう。
S級グラビアアイドル・S級タレント・S級芸人
レギュラー番組を多数持っていたり、メディアの露出が多い芸能人はS級とランク付けされます。
S級の芸能人を呼ぶには150万〜300円の費用がかかるようです。
一般人にはなかなかの大金かと思いますが、S級の芸能人は知名度も高く、ゲストもよく知っている人が多いので、彼らに結婚式に来てもらえば式も盛り上がるはずです。
グラビアアイドル・芸人・タレント・専属モデル・S級モデル
レギュラーが多数あったり超人気といかなくとも、テレビで見かけたり雑誌で活躍する芸能人は50万〜150万で呼ぶことが出来ます。
100万円を切ってくると、現実的に頼めそうな気がしてきますね。
芸人は比較的知名度のある方も、100万円以下で結婚式に出演している場合が多いようなので、好きな芸人がいるカップルはぜひ結婚式に呼ぶことを検討してみてはいかがでしょうか。
売り出し中グラビアアイドル・売り出し中芸人・雑誌モデル
絶賛売り出し中でまだ経験の浅いアイドルや芸人、そしてテレビ出演の少ない雑誌モデルなどは50万円以下でも結婚式に呼べることが多いです。
特に芸人は知名度がなくとも笑わせるプロですから、結婚式では会場を大いに沸かせてくれるでしょう。
動画などで調べて、自分たちが面白いと感じた売り出し中の芸人を呼べば、その後彼らが売れた時にとても嬉しい気持ちになれますよ。
大御所を呼ぶのは難しい
若い人から年配の人まで、誰もが知っているような有名人を呼ぶのは、かなり難しいでしょう。
例えば、出席者の中に強力なコネを持っている人がいるとか、CMのスポンサーになるような企業の経営者がいるなど、芸能人が「この結婚式に出る意味がある」と感じるような何かがなければ出演はしてもらえません。
基本的に料金は現金で前払いですから、数百万円を事前に用意するというのも、なかなか難しいところです。
芸能人を結婚式に呼ぶ時の準備と注意事項

仲介業者を通して芸能人を結婚式に呼ぶ際には、芸能人の控え室と食事を依頼者側で用意しなければなりません。
会場に、芸能人の控え室になる場所を用意するようお願いしておきましょう。
直前のネタの確認や着替えなどをする場所が必要ですし、結婚式を盛り上げてもらう「招待客」の一人として、おもてなしする立場であるということをお忘れなく!
式の進行を妨げないよう、スムーズに式場に移動してもらえるような場所を確保してください。
また、食事も勝手に用意するのではなく、まずは会場に相談してください。
飲食の持ち込みが禁止となっている会場もあるので、その場合は芸能人の食事の準備を会場側にお願いしましょう。
オファーは結婚式の3ヶ月前にする
芸能人は、数ヶ月、場合によっては1年くらい先までスケジュールが詰まっていることは珍しくありません。
結婚式は半年くらい前から準備を始めますので、その時点でオファーをした方が良いかと思われがちですが、あまり早いと断られてしまうことがあります。
というのも、テレビ番組などは1クールが3ヶ月という単位が多いからです。
あまり先のスケジュールを抑えようとしても、芸能人の方もその時に良い仕事が入る可能性を考慮して、一般人の結婚式のスケジュールなどは入れにくいでしょう。
ですから、オファーをするなら予定日の3ヶ月前くらいが妥当です。
費用の詳細を確認する
どのくらいの費用がかかるかは、ざっと説明しましたが、その費用とは「ギャランティ」のこと。
つまり、出演料ですから、その他のお金、例えば、
- 交通費
- 宿泊費
などは、別途かかる場合があります。
また、こちらの都合で、万が一キャンセルしなくてはならなくなった場合の、キャンセル料についても確認しておかなくてはなりません。
「ギャラが100万円ならなんとかなる」と思っていると、思わぬ出費になることがあるので、気をつけましょう。
予算は少し多めに見積もっておいた方が良いかもしれません。
芸能人を呼ぶデメリットも知っておく
結婚式も盛り上がって、いいことづくめのように思える芸能人の招待ですが、2点気をつけてほしいことがあります。
1つは費用のこと。
交通費なども含めますと、思いのほか費用がかさんでしまう可能性もあります。
新生活をスタートさせるのに、お金は大事です。
一生に一度の思い出作り!と意気込むのはいいですが、後で二人で揉めたりしないように、費用については、本当にそれだけかけてもいいのか、しっかりと話し合ってください。
もう1つは、招待客の顔ぶれによっては、あまり好感を持たれない可能性もあるということです。
年配の招待客が多い時に、知名度の低い芸人さんが来て、賑やかな余興を行なった場合、もしかしたらひんしゅくを買ってしまうかもしれません。
お金の心配もありますが、招待客の顔ぶれも考えながら、呼ぶ人を決めた方が良さそうです。
お得なメッセージビデオもおすすめ
ある程度テレビに出たことがあるような人を呼ぶ場合、安くても数十万円の費用がかかってしまいます。
予算的にそんなに余裕はないけれど、芸能人に結婚式へ参加してもらいたい場合はメッセージビデオを依頼してはいかがでしょうか。
3〜4分のビデオなら、かなり有名な人からも8〜9万円の費用でメッセージを貰うことが出来ます。
例えば、芸人のナイツさんなら9万円、デヴィ・スカルノさんからなら8万円でビデオメッセージを依頼できます(「カンドウ.tv」での価格です)。
時間内でお祝いのメッセージに絡めたネタを披露してくれたり、芸能人ならではの話を披露している映像が貰えるので、ビデオだけでも会場は大盛り上がり間違いなしです。
まとめ

結婚式に芸能人を呼び余興をしてもらうと、会場を大盛り上がりさせた上で、自分たちの唯一無二の思い出ができます。
芸能人への結婚式の出演依頼は、各仲介業者を通して行うとスムーズです。
費用は、ある程度知名度のある人を呼ぼうとすると50万以上かかり、大御所では300万以上にまでなります。
費用を抑えたい場合は、10万円以下で依頼できるビデオメッセージで芸能人に映像出演してもらうこともおすすめです。
