結婚式のエンドロール演出は、今ではとても一般的になりました。
多くの結婚式で披露宴を締めくくるのに使われるエンドロールムービーはとても大切なアイテムです。
エンドロールムービーには様々な種類がありますが、どのようなものであっても、コメントをのせることができるのが魅力のひとつです。
コメントがのせられるのは素敵なことですが、エンドロールのコメントに何を書けばよいのか分からないという人も多いでしょう。
今回はエンドロールのコメントで失敗しないために、注意すべきことについてお話していきます。
盛り込むべき内容に関しては、本記事と別で下記に詳しく記載しているので、合わせて読んでくださいね。

目次
結婚式のエンドロール中に入れるコメントとは

結婚式のエンドロールにコメントが載せられるとは分かっていても、具体的にどのような内容のコメントをのせるのかイメージができていない人も多いはず!
まずは、結婚式のエンドロール内に載せる文章の種類について知っておきましょう。
エンドロールには、大きく分けて3つの種類のコメントがあります。
- 冒頭のあいさつ文
- ひとりひとりもしくはグループごとにゲストへの感謝の気持ち
- これからの抱負と再度ゲスト皆への感謝の気持ち
それぞれの内容は以下の通りです。
冒頭のあいさつ文
結婚式に来てくれたゲストに、参列してくれたことに対するお礼の気持ちを述べましょう。
ひとりひとりもしくはグループごとにゲストへの感謝の気持ち
ゲストに向けてのメッセージです。
ここでは、ひとりひとりのゲストに短いメッセージを送っても良いですし、それが大変だと感じたら、グループ分けをしても問題ありません。
どちらかと言えばひとりずつにメッセージを送るスタイルが主流です。
内容的には一行で収まる短いシンプルなひとことメッセージが一般的。
これからの抱負と再度ゲスト皆への感謝の気持ち
最後には、今後新郎新婦がふたりで手を取り合って幸せな家族を築いていくという強い決意をメッセージに込めます。
そして、締めくくりには再度ゲスト皆に対してのお礼のメッセージで締めましょう。
結婚式のエンドロールのコメントでありがちな失敗

エンドロールは写真もしくは映像にコメントをのせるものですが、このコメントで失敗してしまうことは意外にも多く、直前の確認で気づいた場合は手直しがとても大変です。
さらに、不適切なコメントのままに当日を迎えてしまうと、ゲストに不快な思いをさせてしまうケースもあります。
まずはコメントでありがちな失敗例について代表的なものを挙げておきます。
失敗①文字が多すぎて読むことができない
エンドロールのメッセージが長すぎて、画面が切り替わるまでに読むのが大変!というのはありがちな失敗例です。
思いが溢れ、たくさんのことを伝えたい気持ちはよく分かります。
ですが、ここはとにかく「簡潔に」まとめることを最優先してください。
長々と書いてしまっては、せっかくのメッセージもゲストが読みづらく感じてしまっては意味がありません。
失敗②文字が小さすぎて後方の席のゲストから見えにくい
文字のサイズが小さいために、会場後方のゲストから非常に見えにくいというのもありがちです。
特に、エンドロールを手作りする場合は文字サイズに十分注意しなければなりません。
作成時はパソコンの画面で再生しながら確認するので十分に読めるサイズだと感じるかもしれませんが、会場で見ると全く違った印象になることはよくあることです。
これくらいでいいかな、と感じるサイズよりも気持ち大きめにしておく方が無難でしょう。
大きすぎると感じるくらいでも、披露宴会場で流してみるとちょうどいいことが多いです。
失敗③ゲストの名前に誤字がある
あってはならないことですが、やはり起こりがちなのがゲストの名前の誤字です。
エンドロールにはゲスト全員のフルネームをのせることが多いですが、ここで漢字を間違ってしまうことは絶対に避けたいですよね。
自分の名前を間違われるほど不快なことはありません。
名前のリストを作成したら、必ず確認してください。
そして、自分で確認するだけでなく、別の人の目でも見てもらうことが大切です。
新郎側のゲストの名前を新婦が確認、新婦側のゲストの名前を新郎が確認するというのも有効な確認方法です。
失敗④改行が不自然で読みづらい
エンドロールのコメントで、数行にわたるメッセージをのせる場合には、改行の仕方に十分気を付けましょう。
自動的に改行されてしまっているものをそのまま使用すると、何とも不自然で読みづらいものになってしまう可能性が高いです。
本日は誠にありがとうございました
まだまだ未熟なわたしたちですが
これからはふたりで協力し合って
幸せな家庭を築いていきます
今後ともよろしくお願いします
本日は誠にありがとうございました
まだまだ未熟なわたしたちですがこれからは
ふたりで協力し合って幸せな
家庭を築いていきます
今後ともよろしくお願いします
不自然な改行の方の例を見ると、意味が分かりにくいと感じるほど読みづらいのがお分かりいただけますよね。
文章の長さを考え、自然なところで改行するようにしましょう。
失敗⑤背景に重なって文字が見えない
会場でエンドロールを流してみると、パソコンで確認したときとは若干の色味の違いもあり、見え方が変わってしまいます。
このときに、コメントの文字色が背景色と同系色であるために、非常に読みづらくなってしまうというのもよくある失敗例です。
コメントがしっかりと読めるかどうかは、会場で一度試しに上映してみないことには分かりません。
必ず早い段階で上映させてもらい、文字色と背景色のバランスを確認しておきましょう。
結婚式のムービーの中でもエンドロールが特に重要である理由

コメントをのせる際のよくある失敗パターンについてはお伝えした通りです。
これらに気を付けてコメントを作成していけば、きっとゲストに喜ばれる素敵なエンドロールが完成するでしょう。
エンドロールは結婚式で使用するムービーの中でも特に重要度が高いムービーです。
なぜだかお分かりでしょうか。
答えは簡単です。
「ゲストが全員確実にきちんと見てくれている」からです。
エンドロールが流れるタイミングは披露宴の最後です。
このときばかりは、ゲストも披露宴の締めくくりですし、食事も終わっているため、確実に集中してスクリーンを見てくれています。
だからこそここでの失敗は本当に避けたいのです。
終わりよければすべてよしという言葉があるように、締めの部分はとても重要です。
ゲストの視線も確実に集まっているこのタイミングに、感謝の気持ちを100%伝えることができるエンドロールを見てもらいましょう。
素敵なエンドロールはゲストの印象に強く残り、最終的には「良い結婚式だったね」と皆が口々に言ってくれるような、素晴らしい結婚式として思い出に残ることでしょう。
まとめ

エンドロールのコメントは案外注意点が多く、落とし穴もたくさんあります。
ですが、全て事前の確認で未然に防ぐことができるのでご安心ください。
ゲストへのコメントはとても大切です。
短い文章でも「自分に向けてコメントしてくれてるんだ」と思えば、ゲストにはしっかりとその思いが伝わるでしょう。
エンドロールのコメントは、「どの席のゲストからも見やすく、内容がシンプルで読みやすい」ものである必要があることを頭に入れておいてくださいね。
素敵なエンドロールでゲストに感謝の気持ちを届けましょう!