結婚式場を押さえた。本契約もした。そんなある日、結婚式場から電話が。
「すみません。結婚式場が使えなくなってしまったので、変更をお願いします…。」
こんなことを言われたら、100%結婚式場が悪いです。
新郎新婦のあなたたちは何も悪くありません。ですが、どうすれば良いのでしょうか?
せっかく結婚式を挙げるというのに、トラブルが起きたために妥協するとなったら…ショックですよね。
後悔しないトラブルの回避法をご紹介いたします。
目次
結婚式場のダブルブッキングが発覚!次の打ち合わせまでに何をすればいい?

トラブルが発覚したら、ウェディングプランナーからあなたに「ダブルブッキングしてしまった」と緊急の電話がかかってくるでしょう。
そして、打ち合せを早いうちにセッティングされるはずです。
その打ち合わせまでに想定される内容や、こちらの主張すべきことを打ち合せの日までにまとめておきましょう。
最初の打ち合せが何よりも大事です。
契約内容を再確認
怒りの気持ちを少し抑えて、契約内容を確認しましょう。
- 契約内容がどういったものが含まれているか
- 頭金はいくら支払っているのか
など。
結婚式場のダブルブッキングが発覚したタイミングはいつ?
ダブルブッキングが発覚したのはいつでしょうか?
- 契約からその翌日など、比較的早くに発覚
- 打ち合わせが始まっており、日取りを大体ゲストに伝えている時期
- 招待状を送った後
- 結婚式直前、2週間前~1か月前
もちろん、打ち合わせの早い段階最初であればあるほど、トラブルは少なくて済みます。
本番が近くなるほどトラブルは回避しにくくなります。
ダブルブッキングで困ること・結婚式場の決め手を改めて見返す
自分たちの希望通りにならずに困ることとは何でしょうか?
自分達の日時変更による「問題点」や会場変更による「叶わない点」をリストアップしてみましょう。
日時変更による問題点
- もうゲストに日取りなどを伝えている:リスケジュールが必要になり、ゲストへの訂正が必要になる
- 新郎新婦が土日の仕事が多い:新郎新婦の仕事上、先の土日のスケジュールが埋まっている場合、リスケジュールすることが困難である
- すでに招待状を送っている:郵送物を再度送る場合は金銭がさらにかかる
- ゲストが飛行機やホテルなどをすでにとっている:ゲストへの負担、変更料がかかる可能性がある
- 年配の親族がいる:提案された挙式開始時間が早すぎる、もしくは遅すぎて年配の親族の負担になる。
会場変更による叶わない点
- 会場のデザインが気に入っていた:他の会場では不服。気に入っていたポイントをリスト化する。
例) 会場全体の雰囲気が気に入っていた、入場口が気に入っていた、日の光の入り具合など
- 会場の収容人数:会場が小さくなったりすることでギュウギュウになる
日時変更による問題点、会場変更による叶わない点がはっきりわかれば、そこをきちんと主張しましょう。
結婚式場側にどれだけ精神的ダメージを受けているかを理解してもらいます。
他の会場を見直しておく
もちろん、そうとはいえ他のカップルとダブルブッキングしているのですから、本当に希望通りにいくかはわかりません。
他の結婚式場も重ねて見ていきましょう。
打ち合わせまでに時間があれば、今までの第二希望、第三希望の他の結婚式場に電話してみて、同じ日時が空いているかも確認しておきましょう。
ダブルブッキングが発覚して初めての打ち合わせ。ウェディングプランナーの対応を見るポイント

ダブルブッキングが発覚してから初めての打ち合わせで1番に気にかけるべきところは、ウェディングプランナーの対応です。
この対応次第で、これからも同じ結婚式場にお世話になるべきかどうか、見極めるポイントになります。
本当に申し訳なさそう、事情を誠意をこめて伝えてくれている
本当に申し訳なく思っており、どのような経緯でダブルブッキングが起こってしまったのか、きちんと話してもらいましょう。
このようなミスが起こらないように対策など考えてあるかを聞いておくことも大切です。
もちろん納得のいく対策を出してもらいます。
これは「次はないからね」とこちらの態度を見せるということでもあります。
他の提案するから良いですよね、という態度
「他の提案するから良いですよね」という態度であれば、その結婚式場やウェディングプランナーにはそれ以上期待しない方が良いでしょう。
もし、新しい提案を飲めたとしても、これから問題が出てくるかもしれません。
残念ですが、別の結婚式場に変えた方が今後の身のためになります。
結婚式場のミスですから、必ず頭金を返金できるようにしてもらいましょう。
これからのウェディングプランで確認すべきこと、やるべきこととは?

ウェディングプランナーの対応がとても良く、「これからもこの結婚式場にお世話になろう」と思ったからといって、まだ安心はできませんよね。
どんなことに注視し、どんなことをやると良いのでしょうか。
後悔する前に先回りして確認。変更点は他にもあるのか
もし結婚式場の提案を受け入れたとして、これ以上「できない」が増えたら絶対に嫌ですよね。
ダブルブッキングがあったわけですから、日にちや会場の問題だけではないかもしれません。
ただただ「他にできなくなることってありますか」と言う抽象的な質問では「ないと思います」というぼんやりとした回答しか得られないでしょう。
そこで役立つのが、予めリスト化しておいた問題点や希望点です。
必ず細かく「できる」「できない」という返答をもらいましょう。
あとあと「これはできなくて」と追加のNGを言われないためにも先に聞いておくことが大切です。
例)デザートビュッフェはできるか、入退場の演出に変更はあるか、お色直し後の演出は引き続き同じことができるのか、ピアノは置いてあるのか、など。
結婚式場のダブルブッキングによる新プランの内容
もちろん、見るポイントは態度だけではありません。
新プランが結婚式場のミスをカバーできており、自分の希望がきちんと叶えられるのかを見ていきましょう。
- 希望通りの予定が組めなくなったことによる値引きはしてくれるのか
- 1番の自分たちの決め手を叶えてくれるか
もし、この時点で納得のいく値引きをしてくれるなら良いでしょう。
しかし、自分たちの精神的負担よりサービスが悪いと感じた場合は、手を引きましょう。
また、この時にすでに郵送物を訂正しなければならないなど、新たに追加で金額がかかる場合は、さらにその金額分支払ってもらうように主張しましょう。
この提案なら良いかなと思ったら…誓約書を書いてもらう
色んなトラブルはあったものの、この提案ならアリかな…と思ったら、再度契約することになります。
これで気持ちは落ち着かせられるでしょうが、できればその契約書以外にも誓約書を書いてもらうことをしましょう。
こちらで準備しておくと良いです。
もちろん、お互いに控えがあるような状態にしておきます。
一度そちらの信用を落としていますから、「次はありませんよ」という意志をはっきりと伝えるためです。
不服!こんな提案じゃ絶対に嫌。
サービスが悪い。こんな提案じゃ納得いかない。
そう思ったら他の式場も検討している、ということを伝えましょう。
結婚式場としては中途半端に関係が終わってしまってお客様が嫌な気持ちになってしまうのは本意ではないはずです。
また、本当に式場を変える場合には、頭金の返金は必ずしてもらうようにしましょう。
絶対に許せない!結婚式場がありえない対応だったら
せっかくの2人の門出を祝うための結婚式。そんな結婚式のために、訴訟などは避けたいところですよね。
しかし、問題が発覚した後の結婚式場の対応があまりにひどい場合、結婚式場に損害賠償を検討することになるでしょう。
その場合は不快だったポイントをきちんとまとめておき、弁護士の用意を早めに準備しましょう。
結婚式場側のミス。自分たちに非はないけれど…打ち合わせの心構え

結婚式場のミスだとしても、冷静さは必ず持っておく
100%新郎新婦は悪くない!契約をしているのですから、それだけは必ず理解しておきましょう。
しかし、怒っている状態は良い判断ができなくなります。
感情的になっていると、あとで後悔するような選択をしてしまうかもしれません。
冷静になれば、正しい判断ができますし、その先に問題があってもスムーズに話が進みやすいです。
妥協しないためにもすぐには返答しない
結婚式場にとっては手間をあまりかけたくないという思いから、あまり丁寧なところでなければすぐに返答をもらおうとするかもしれません。
もし、話し合ってる中で混乱しているようであれば、一旦ウェディングプランナーにはけてもらい、2人の時間を設けるようにしましょう。
もしくは明確な返事はせずに持ち帰りましょう。
まとめ

予め打ち合わせでどんなことが予想されるか、しっかりと想定しておくことができれば今後不快感を持たずに話し合えます。
予想される提案がどんなものなのか。
どんな条件だったら自分たちは飲めるのか、ダメなのか。
心のモヤモヤを残しておくようでは絶対に結婚式の思い出に傷がついてしまいますよね。
最終的に「色々あったけど、ここの結婚式場場にして良かった」と思えるように事前準備はしっかりと行いましょう。
少しでもトラブルを減らして、気持ちよく結婚式を迎えられますように!
