結婚式の準備は本来楽しいものですが、カップルによっては結婚式準備の段階でケンカになることも少なくありません。
私は10年ほどウェディングプランナーを経験し、たくさんのカップルを見てきました。
なかには、「離婚するんじゃないか」とハラハラするカップルもいましたし、実際に結婚式後に離婚したカップルも知っています。
今回は私がこれまで実際に見てきた、離婚しそうなカップルの7つの特徴についてお話していきます。
目次
離婚するカップルは結婚式準備段階にその傾向が表れるのはなぜ?

一体なぜ、結婚式準備の段階で「このカップルは離婚するんじゃないか」と思わせるような傾向が見えるのでしょうか。
それは、結婚式が「お金がかかる」ことであり、「とても大切なイベント」だからです。
結婚生活において、何か大きなイベントを一緒に協力して作り上げていく機会はそれなりにあるものですが、結婚式ほど多額の費用をかける機会はそう滅多にありません。
お金に関する考え方が原因で離婚する夫婦は少なくありません。
金銭感覚の違いですね。
何にどこまで費用を投資するのが妥当と思っているのか、これが大きくずれると夫婦生活は成り立ちません。
結婚式準備の段階では二人の金銭感覚がぶつかることが多く、それが原因となりケンカが増えてしまうこともよくあります。
これらの問題を二人がどう乗り越えていくのか、その様子はウェディングプランナーからも簡単に見ることができてしまうのです。
その①:彼の方がまったく結婚式に興味を示していない
女性の方はすごく結婚式にこだわりを持っているのに対して、男性側が一切興味を示さない。
これは黄色信号ですね。
大切な彼女が大事に考えることを、彼の方は大事に考えられていないことのあらわれです。
打ち合わせのとき、終始男性の方が無関心な様子で発言もしないことがありますが、「結婚生活大丈夫なんだろうか」と思わずにはいられません。
その②:結婚式準備を彼女に押し付けて彼の方は協力的でない
結婚式準備は、少々手間がかかり面倒な作業もあるため、二人が協力しなければスムーズには運びません。
打ち合わせに来ることさえ気が進まないような男性もいますが、「二人の結婚式なのに寂しいなぁ」と他人事ながら思ってしまいます。
手間のかかることを彼女に押し付けるような男性は、結婚生活でも同じことをする可能性が高いです。この先が心配になりますよね。
その③:結婚までの交際期間が極端に短い
実際に離婚してしまったカップルの中には、スピード婚で結婚を決めているカップルも多くいました。
スピード婚は極端です。
嘘のように上手くいくケースと、すぐに破綻してしまうケース、どちらに転ぶかはそのカップル次第です。
結婚準備の段階から、二人がとても熱心に結婚式に向けて取り組んでいるカップルは、見ていて微笑ましいものです。
ですが、スピード婚カップルの中には、準備段階で明らかにどちらかの熱が冷めていると感じずにはいられないカップルもいましたね。
「結婚生活、これから一生続くのに大丈夫なのかな」と心配になってしまいます。
その④:両親が離婚している
こういうことを言うと、どうしても偏見が強いように思われてしまいますが、両親が離婚している人の離婚率は高いです。
どちらかの両親が離婚していて、かつ親子の関係性が良好でないとなると、結婚式の準備にも差し支えることがあります。
もちろん、両親が離婚していても幸せな結婚生活を送るカップルはたくさんいるのは事実です。
ただ、確率だけで見ると離婚した両親のいる人の方が、自分自身も離婚してしまう確率は高いのも事実です。
その⑤:結婚式の見積もり金額に対して常にネガティブ発言をする
こんな様子なら離婚してしまうんじゃないかと思わずにいられないのが、結婚式の見積金額に常にネガティブな発言をする男性を見たときです。
「こんなことにこんなに高額なお金がかかるんですね」というような発言が目立つと、となりで寂し気な表情を浮かべている彼女が不憫でなりません。
特に、結婚式は二人の大切なイベントです。
彼女の方もこだわって素敵な結婚式にしたいと思って準備に臨んでいるのです。
そこに水を差してばかりの彼氏・・どうかと思いますよね。
結婚してからも、きっと彼女のやりたいことや、欲しいものに対してお金をかけることをよく思わない男性なのではないかと思ってしまいます。
その⑥:結婚式の準備をしているのにハッピーオーラがまったくない
たまにあるのですが、結婚式の打ち合わせをしているのに関わらず、二人があまりハッピーなオーラをだしていないときには、「え?大丈夫か?」と思ってしまいます。
離婚するカップルの多くが、結婚するときには離婚する未来など予想もしていません。
ですが、周りの目にはその兆候が見えることは少なくありません。
大好きな人と結婚するのに幸せいっぱいな雰囲気にならない理由などあるでしょうか。
この先の結婚生活が幸せなものになるのか、少し心配になってしまいますよね。
その⑦:親が反対している
親の反対を押し切って結婚するケースは割と多いです。
初めから両家の両親が手放しで結婚に賛成しているとは限りません。
ですが、結婚式を準備する段階に入っても、新郎新婦とそれぞれの親御様の関係があまりに険悪なままだと、これはやはりよくありません。
結婚は二人のことではありません。
家族と家族が一つの家族になること、これが結婚です。
二人の関係が良好であっても、親によく思われていない結婚は今後も何かしら問題の原因になる可能性が高いです。
実際にお互いの家族との関係が上手く築けずに、離婚してしまうケースもあります。
問題は早期解決がカギ!気になることは早めに対処しよう

離婚するのではないかと思わずにはいられないカップルの多くは、本人たちも何かしらの疑問や不安を抱えているものです。
ただ、結婚すると決めた以上下手にもめたくない、だからこそ問題に気付かないふりをしてしまうのでしょう。
ですが、早めに手を打つことで改善できることもたくさんあります。
例えば、彼の方が結婚式準備に協力的でないのなら、そこには理由があるはずです。
結婚式自体に本当に興味がないのかもしれません。
それでも、相手が望むから仕方なしに結婚式を挙げることに同意しているとしたら、その時点で彼の方も無理をしています。
結婚式の予算に対して細かく口を出してくる彼は、もしかすると本当はもっと低予算で結婚式を挙げたかったのかもしれません。
それでも彼女が望むならと妥協して、彼女の望む式場に決めたのかもしれません。
何にせよ、全ての問題はコミュニケーション不足にあります。
これを放っておくと結婚生活の破綻、つまり離婚に発展しかねません。
深刻に問題に向き合い、二人で話し合いをする癖を付けておくに限りますね。
おおよそ全てのことは、きちんと話せば分かり合えるものです。
まとめ

結婚式の準備の段階では、本当に新郎新婦の関係性やそれぞれの性格が露呈しますよね。
結婚式の準備段階で、ストレスが溜まり、それが引き金となって離婚してしまうこともあり得ない話ではありません。
結婚準備は二人が同じ熱意を持って、前向きに楽しく進めていくものです。
もしこれを読んでくださっているあなたが、今相手に不満を持っているとしたら、今からでもそのことについて話し合いましょう。
見て見ぬふりは、結婚生活において良い結果を招きません。
解決していくこと、歩み寄ること、これがとても大切です。
