結婚式でデザートビュッフェをやるべきかどうかお悩みの方もいるでしょう。
デザートビュッフェは「あったら嬉しい」という声と「なくても別にいい」という声がはっきりと分かれるもの。
実際にデザートビュッフェをやることで、どのくらいのゲストが喜ぶのでしょうか。
そこで今回は、デザートビュッフェのメリット&デメリットや失敗例、デザートビュッフェアイデアをご紹介します。
目次
結婚式でデザートビュッフェは喜ばれる?

ゼクシィがゲストに調査した結婚式の「デザート」に関するアンケートによると、結婚披露宴でデザートを楽しみにしていると回答した方は72.7%、楽しみではないと回答した方は27.3%いました。
楽しみと回答した理由として、
- デコレーションやデザインが華やかだから
- 甘いものが好きで、パティシエが作ったスイーツが食べられるから
といった理由が多いようです。
また、デザートの提供方法で嬉しいと感じるのは、
- 他の料理と同様に席での提供…55.5%
- 席での提供とデザートビュッフェの両方…32.7%
- デザートが載ったワゴンが席に回ってきて好きなものが選べる…25.5%
- デザートビュッフェのみ…21.8%
(※複数回答)
このように、意外にも席に配膳されるスタイルを好む人が多いということがわかりました。
しかし、アニヴェルセル総研調べの「結婚披露宴で1番楽しみな料理」によると、20代・30代の女性は通常のデザートよりもデザートビュッフェを好む傾向があり、
- 20代の女性…50.84%
- 30代の女性…49.03%
と、それぞれ半数近くの方がデザートビュッフェを選びました。
このことから、若い女性が多い結婚式の場合はデザートビュッフェを用意すると喜ばれる可能性が高いと言えるでしょう。
次に、デザートビュッフェのメリットとデメリットをご説明します。
結婚式でデザートビュッフェをやるメリット&デメリットが知りたい!

デザートビュッフェのメリットとデメリットを見ていきましょう。
デザートビュッフェのメリットは?
色とりどりのスイーツで見栄えがいい
デザートやフルーツが並ぶと、カラフルで会場の華やかさが増します。
見栄えの良さからデザートビュッフェをやりたいと考える新郎新婦も多いようです。
ゲストに好きなものを食べてもらえる
デザートと言っても種類がありますし、甘いものが好きでも好みがあるでしょう。
コースの最後に提供されるデザートを楽しみにしていたのに、苦手なものが出てきてがっかりしてしまうゲストは少なからずいるものです。
しかしデザートビュッフェなら、自分の好みのデザートを好きなだけ食べてもらうことができるので、満足度も高まるでしょう。
ガーデンなどでデザートビュッフェを楽しめる
会場によっては、披露宴会場から出てガーデンやプールサイドでデザートビュッフェを楽しむことができます。
場所を変えることで、新郎新婦も高砂やメインテーブルから離れてゲストとより近い距離で楽しい時間を過ごせるでしょう。
ゲストへのサーブなど新郎新婦の演出にできる
デザートビュッフェを提供するときに、新郎新婦がおそろいのエプロンを身につけてゲストにデザートをサーブする演出もできます。
ゲストにおもてなしをしたいのであれば、オススメの演出です。
演出や余興を減らすことができる
ゆっくり過ごして欲しいので、演出や余興はあまり入れたくないというカップルもいるでしょう。
しかし、まったく何もしないというのもゲストを飽きさせてしまいます。
そのような場合は、デザートビュッフェが演出の代わりとなるので取り入れてみてはいかがでしょうか。
デザートビュッフェのデメリットは?
費用がかかる
通常のコースで提供されるデザートは、コース内のデザートとウェディングケーキです。
そのため、デザート単体に費用がかかることはありません。
しかし、デザートビュッフェはコースとは別に1,000〜2,000円ほどの金額が人数分かかります。
50人を招待する結婚式であれば、50,000〜100,000円ほど費用が上がってしまうということです。
「節約はしたいけど、デザートビュッフェは外せない!」という場合は、ウェディングケーキを生ケーキではなくイミテーションにしたり、他の部分での節約が必要となるでしょう。
ゲストによっては取りに行くのが面倒、恥ずかしいと感じる
デザートビュッフェは自分で立って取りに行くもの。
ゲストによっては、席から立ち上がるのが面倒と思ってしまうこともあるようです。
また、男性はもちろん女性の中にも「取りに行くのが恥ずかしい」と感じて席を立てない場合もあります。
デザートビュッフェに時間を取られる
デザートビュッフェはテーブルに配膳されるデザートとは異なり、自分で取りに行く必要があります。
そのため通常のデザートとは異なり、ゲストがデザートビュッフェを取りに行く時間を作る必要があります。
歓談の時間が多めのタイムスケジュールであれば問題ありませんが、演出をあれこれ詰め込んでいる場合はデザートビュッフェを楽しんでもらう時間はなくなるでしょう。
また、無理にデザートビュッフェをしてしまうと時間が押してしまう原因となり、慌ただしい進行になってしまう可能性があります。
披露宴の時間が長めに取れる会場を選んだり、演出を減らすなどの工夫が必要です。
ゲストに聞いたデザートビュッフェ失敗例

デザートビュッフェのある結婚式に出席したゲストに「デザートビュッフェがない方が良かったのでは?」と感じたエピソードを教えてもらいました。
年配の方が多い結婚式で
200人近いゲストを招待している大人数の結婚式に出席しました。
20代に見えるゲストはおらず、全体的に年齢層が高めで高齢の方も多く見られました。
デザートビュッフェが用意されていたのですが、女性の割合も少なかったせいかあまり取りに行く人もおらず、最後の方は式場スタッフが何度も皿に取り分けたデザートを席に配っていました。
人数が多かったので、それなりに数を用意していたのだと思いますが、ゲストの年齢層を考えるべきだったのかなと感じました。
コースの料理が多すぎて
友人の結婚式に参加したとき、コースメニューに「デザートビュッフェ」と書かれていたので甘いものに目がない私はワクワクしていました。
しかし、食事が多くデザートビュッフェが提供されるころにはお腹が苦しく、とてもデザートという気分にもなれず…。
同じような人が多かったのか、あまりデザートビュッフェのところに行く人がおらず、新郎新婦は明らかにガッカリしたような顔をしていました。
取りに行きたくてもタイミングが
出席した結婚式でデザートビュッフェがありました。
見た目もキレイでとても美味しそうだったのですが、演出や余興などがあるためなかなか取りに行くタイミングが分からず、結局残り物をスタッフが配って回っているものを頂いて終わりました。
デザートビュッフェをやるなら歓談をもっと長めにとって欲しかったです。
結婚式のデザートビュッフェアイデア

デザートビュッフェをやるなら、覚えておきたいアイデアをご紹介します。
立ち上がらずテーブルで楽しめるデザートビュッフェ
立ち上がりたくないというゲストや、取りに行くのが恥ずかしいというゲストのために、各テーブルごとにアフタヌーンティースタイルでデザートを提供してみてはいかがでしょうか。
そうすることでテーブルの華やかさも増し、あまったデザートをスタッフが配って歩くこともなくなります。
デザートだけじゃないデザートビュッフェ
デザートビュッフェがいらないと考える方の多くが、「甘いものが好きじゃない」という理由です。
色とりどりのデザートのほかにチーズやフルーツなどを並べると、甘いものが苦手な人もついつい取りに行きたくなるデザートビュッフェになるかもしれません。
テーマに合わせたデザートビュッフェ
結婚式のテーマに合わせたデザートを並べれば、みて楽しめるデザートビュッフェになるでしょう。
例えば、
- テーマのキャラクターに合わせたキャラクターモチーフのデザート
- テーマの色に合わせた色味のデザート
- ハロウィンやクリスマスなど季節のイベントに合わせたデザート
など、目を楽しませてくれるデザートをパティシエと考えるのも楽しめそうですね。
まとめ

今回は、結婚式のデザートビュッフェのメリット・デメリットやアイデアなどをご紹介しました。
デザートビュッフェは20〜30代の女性に人気が高く、コースのメイン料理よりも楽しみにしていると答えた方は50%ほどいました。
メリットは、
- 見栄えがいい
- 好きなデザートを楽しんでもらえる
- ガーデンなどでデザートを楽しめる
- 演出として取り入れることができる
このようなものがあり、デメリットは
- 費用がかかる
- 取りに行くことが面倒、恥ずかしいと思うゲストがいる
- 時間をとられる
などがあります。
メリットとデメリットを理解して、ゲストの年齢層などを考えながらデザートビュッフェをやるかどうか決めましょう。
よりゲストに喜んでもらえるように、自分たちのアイデアを会場に伝えることも大切です。
せっかくデザートビュッフェをやるのであれば、ゲストの満足度が高まるアイデアを考えてみましょう。