結婚式によって余興をしたりしなかったり色々ですが、余興があると会場が盛り上がり、楽しい結婚式になりますよね。
余興を頼まれたからには、新郎新婦を喜ばし、他のゲストを楽しませる出し物をしたいものです。
また、自分たちが新郎新婦の側でゲストに余興をお願いするなら、誰にどうやって頼めばいいのか悩むでしょう。
この記事では、余興を頼まれた側と頼む側の2つの視点に分けて、どのような出し物をしたら良いのかと、どのように頼めば良いのかをご紹介していきます。
新郎新婦として余興をお願いする側の方も、ゲストとして出し物をする側の方もどちらも参考にしてみてくださいね。
目次
結婚式で余興(出し物)を頼まれたら編

まずは、新郎新婦から余興を頼まれた人が必要な情報をご紹介していきます。
出し物を検討する際に考えること
新郎新婦から結婚式での余興をお願いされたら、何をするか出し物の内容を考えなくてはなりません。
その際、どのような条件で出し物を検討するのか注意しなければならない点があります。
<出し物は10分に収まるようにする>
出し物の長さは5分〜10分が適切な長さです。
時間がオーバーすると、その後の進行に影響が出ますので、10分以内には収めましょう。
予め「○分以内で」と新郎新婦側から時間が定められている場合は、そちらに従って規定の時間を超えないように注意してください。
<下品なネタ・内輪ネタは避ける>
結婚式は友人たちだけではなく、新郎新婦の親族や仕事の上司も参加している場です。
水着や全裸になったり過激な発言をするような下品なネタは、笑いが取れると思っても辞めましょう。
「新郎はグループの中のいじられキャラだから出し物の中でいじり倒す」など、グループの中での共通認識を前提とした内輪ネタも避けてください。
予めゲストの層を聞いておけば、「年配にウケるネタを入れよう」「若い人中心だから、今流行りのネタを入れよう」とゲストが楽しめる内容を想定することができますよ。
<新郎新婦NGを聞く>
こちらが喜んでくれると思ってやったことで、新郎新婦が嫌な思いをしたら悲しいですよね。
何をやるかは頼まれた側が考えますが、やって欲しくないことは何か新郎新婦に確認をしておくことをおすすめします。
例えば、恥ずかしがり屋の新郎新婦にサプライズでフラッシュモブを仕掛けると新郎新婦が乗り切れなくて気まずい思いをしてしまうこともあります。
ぜひNGな内容だけ最初に確認した上で、出し物の内容を考えてみてください。
<他のグループと被らないように配慮する>
余興を2組以上が頼まれている場合、同じような出し物が2つ続くとゲストが飽きてしまい、後にやる方が盛り上がらなくなります。
他にも余興をするゲストたちがいる時は、新郎新婦を通してか、直接連絡を取って余興の内容が被らないように工夫しましょう。
<新郎新婦が喜んでくれることをする>
結婚式での余興は大前提として、新郎新婦が喜んでくれる内容を考えましょう。
結婚式は新郎新婦にとって、一生の思い出となる日です。
そこで余興を任されることは、名誉なことでもあります。
新郎新婦のお祝いの気持ちを込めて、まず二人が喜んでくれ、会場全体のゲストも楽しんでくれる出し物を考えましょう。
結婚式の出し物に一押しのアイデア
結婚式の余興でやると盛り上がる、具体的な出し物の内容をおすすめしていきます。
<新郎or新婦へのサプライズムービー>
新郎か新婦に対し、相手も参加してサプライズムービーを作ります。
人気があるのは、新郎か新婦が相手の実家や恩師に会って相手の思い出話を聞いたり、所縁のある地を巡るというムービーです。
サプライズを仕掛けられた方は、自分が知らない間に配偶者と親が仲良くなっていたり、自分のことを語り合っている場面に、恥ずかしくも嬉しく感じてくれるでしょう。
また、新郎か新婦が相手への愛を証明する為に何かする、という内容のムービーも相手を驚かせながら会場全体を沸かせることができて人気です。
<知人からのお祝いムービー>
結婚式に呼ばれているゲストはもちろん、参加できない遠方の知人や、昔の恩師などからもお祝いのコメントをもらって繋ぎ合わせたムービーは余興の定番です。
ベタではありますが、久しぶりに顔を見る懐かしい知人や恩のある人の言葉を聞けば新郎新婦は感激してくれるでしょう。
ありきたりなお祝いコメントにプラスして、思い出を1エピソード加えてもらったり、「新婦を動物に例えると?」「新郎を漢字1文字で表すと?」などお題を与えてコメントを貰うと、映像に出てくる人を知らないゲストも楽しめる面白いムービーになりますよ。
<アテレコムービー>
よくハリウッドスターや外国人スポーツ選手のインタビューが日本語の音声で吹き替えてある映像を見かけますよね?
そのイメージで、外国人が話している映像に合わせて、新郎新婦へのお祝いの音声をつけるのが「アテレコムービー」です。
このアテレコムービーを制作する際は、原稿をよく練り上げ、音声の録音はプロの吹き替えの様に恥を捨てて思いっきり大げさにやるのがポイント。
上手く行けばあの超大物スターからお祝いされている!という風に見え、会場は爆笑に包まれるでしょう。
<生演奏&歌>
歌を歌う出し物は、昔から余興の定番です。
それに楽器も生演奏で加えれば、ゲストはただカラオケを聞いている状態ではなくコンサートに来たような感覚になって楽しんでくれるはず。
もし楽器ができないメンバーしかいないなら、基本はカラオケで、間奏部分だけでもハーモニカを吹くなど、1曲丸々ではなく1部だけ楽器演奏を入れてみてはいかがでしょうか。
<ダンス>
ダンスも結婚式でよく見られる余興です。
しかし、ダンス初心者たちが結婚式のために練習する場合、やる方は楽しくても見る方を楽しませるレベルまでいくか心配です。
ダンスのレベルに自信がない時は、会場を楽しませお祝いの気持ちが伝わるよう、曲に結婚式のお祝いVer.の歌詞をつけたり、ネタを盛り込む工夫をすることをおすすめします。
<フラッシュモブ>
フラッシュモブとはパフォーマーに見えない人がいきなりパフォーマンスをしだし、だんだん人数が増えていくというパフォーマンスです。
フラッシュモブをするには、結婚式に出席する他のゲストたちにも多数声をかけて協力してもらう必要があります。
また、式場側にも相談し、余興の時間という流れの中ではなく、他の演出の時に急に始まるような展開を協力してもらいます。
<コント・漫才>
余興としてコント・漫才を披露する場合もあります。
会場を沸かせるコントや漫才を考えるのは、なかなかハードルが高いですが、内容を結婚式に絡めたものにしたり、新郎新婦のことについての話題を中心にするとお祝いムードを高めることができます。
新郎新婦を落とすことなく、上手く笑いが取れたらとても満足度の高い出し物になるでしょう。
結婚式で余興(出し物)をゲストに頼むなら編

自分たちの結婚式でゲストに出し物をお願いする際にはマナーがあります。
以下をふまえてゲストにお願いしましょう。
- 頼むのは1〜2組にする
余興ばかりがダラダラ続くとゲストも飽きてきたり、最後のクライマックスで息切れ状態になりますので、余興の時間は全体で30分以上にならないようにします。
1組〜2組にお願いするのが丁度いいでしょう。
余興を頼むゲストには、結構な時間と労力を注いでもらうことになるので、繁忙期であったり、時間がないと分かっている人は避けましょう。
お願いする時は直接頼む
結婚式で余興をお願いしたいゲストには、直接「出し物をして貰えませんか」とお願いします。
引き受けて貰えたなら、改めて、招待状を送る際に「当日余興をお願いしたく申し上げます」一筆書いた手紙を添えましょう。
引き受けてもらって当然のことではないので、感謝の気持ちを忘れず、相手の負担を減らすように協力してくださいね。
当日は心付けを包む
結婚式では、受付やスピーチ、余興を頼んだゲストには心付けを現金で渡すのが基本です。
金額は余興をお願いした場合、3,000円〜5,000円を包んで渡します。
渡すタイミングは結婚式当日の披露宴後で、新郎新婦か新郎新婦の親から渡します。
費用がかかるようなら負担すると声をかける
心付けとは別で、余興に費用がかかるなら資金を出すことをゲストに伝えておきましょう。
何万円もかかると困る場合は「○万円までなら費用を出すので、その中でお願いします」と伝えておくと良いです。
これは、ゲストに余興をお願いする段階で一緒に伝えてください。
まとめ

結婚式の余興を頼まれたら、どんな出し物をするのかを考えなければなりません。
新郎新婦が喜んでくれることを第一に、会場全体が楽しめる出し物を選びましょう。長さは5分〜10分が適切です。
余興を頼む側は、お願いするゲストに当日心付けを渡すのを忘れず、それとは別でかかる費用を負担する旨を伝えておきましょう。
