結婚式はとても高額。
実際にはご祝儀を頂くので、結婚式の費用が丸々出費となるわけではありませんが、新婚生活のことを考えると費用をできるだけ抑えたいと考えるカップルも多いのではないでしょうか。
結婚式は自分たちで考えなければ節約できませんし、どうやれば費用を抑えられるのかを知らなければ、手遅れになってしまうこともあります。
そこで今回は、結婚式の費用を抑えるための方法をご紹介します。
目次
会場のタイプで費用に差が!

まず、結婚式を挙げる会場のタイプを選ぶところから始める方が多いかと思いますが、ここから費用に差が出ます。
会場のタイプ別に、60名の結婚式と仮定した費用平均をご紹介します。
専門式場
婚礼専門につくられている専門式場は、結婚式のための設備などがしっかり整っているのが特徴。
結婚式のプロに任せられるので、心強い会場です。
その分費用平均は280万円ほどと、少し高め。
ホテル
宿泊できるため、遠方のゲストに喜ばれるのがホテルです。
また、設備の充実度も高く、サービスやおもてなしのプロであるため、年配のゲストがいても安心。
ただし、ホテルによっては花嫁のバッティングが多いという難点も。
費用平均は250万円ほどです。
ゲストハウス
一軒家を貸切れるプライベート感が魅力のゲストハウス。
ガーデンやプールを併設していたり、設備も豪華です。
自由度が他の会場よりも高く、自分たちらしさを出したいカップルにおすすめ。
費用平均は、他の会場よりも高く330万円ほどです。
レストラン
食事にとことんこだわりたいならやはりレストラン。
最近では徐々に人気が高まってきています。
会場は貸切になるため、装飾など自由にできることが多く、中にはチャペルを設置しているレストランまであります。
ただし、レストランは結婚式のためにつくられた会場ではないので、設備面が整っていなかったり、会場レイアウトが難しかったりすることも。
費用平均は190万円ほどで、他の会場よりも抑えられることができます。
結婚式の費用を抑えられる会場探しが重要!

結婚式の費用を抑えたいのであれば、会場探しをどのように行うかが大きなポイントとなります。
成約して準備を始めてから費用を抑えにくい会場だったと気付くカップルは多いもの。
会場探しの時にチェックすべきポイントをご紹介します。
気になる会場のプランや特典を比較
お得なプランのある会場をピックアップするか、気になる会場のプランや特典を比較して絞り込むのもいいでしょう。
割引プランや特典にはさまざまなものがあるので、自分たちの条件に合う会場を見つけてください。
例えば、
- 夏や冬の割引プラン
- 仏滅や赤口のお日柄割引プラン
- 平日割引プラン
- ナイトウェディングプラン
- 直前割引プラン
などがあります。
他にも式場検索サイトなどの限定割引を受けられたりするので、同じ会場でもいくつかのサイトをチェックしましょう。
会場の割引率が高い時期などをプランナーに確認
会場を絞り込んだら、次はブライダルフェアに参加。
ブライダルフェアでは必ず相談会があります。
相談会でプランナーに結婚式が割引になる時期やお日柄を聞きましょう。
式場ごとにもちろん金額に差がありますし、披露宴会場によっても違いが出てくると思います。
なので、お得に結婚式を挙げられるのはいつなのか、どの披露宴会場なのかなどを確認しておくことが大切です。
持ち込みができるアイテムと持ち込み料の金額を確認
持ち込み料の有無は、会場決定後の費用に大きく影響します。
例えば、
- 衣装は持ち込み料がかかるが、ペーパーアイテムはかからない
- レンタルの衣装は持ち込み料がかかるが、購入したものならかからない
- 撮影スタッフは持ち込み不可
- 持ち込みは全般的にOKだが、飲食物は衛生上不可
このように、会場によって持ち込みができないものや持ち込み料がかかるものが違います。
「結婚式の時はこの業者にお願いしたい」と考えていたものが持ち込み不可だった場合、やりたいことがひとつできなくなってしまう可能性もありますし、持ち込みができたとしても、持ち込み料をプラスすると高額になってしまうこともあります。
費用を抑えたい方は、相談の段階で持ち込みに関して詳しく話を聞いておくと、その後の節約に繋げることができます。
また、どうしてもこの会場で結婚式をしたいけれど持ち込み料がネックという場合は、相談の時に交渉をしてみましょう。
見積りはオプションを盛り込んだ内容で出してもらう
相談会では見積りを出してもらうことができ、この見積もりを金額の目安とする方が多いでしょう。
しかし、相談の時点での見積は、こちらから口を出さなければ最低限の金額で提示されることが多く、「最初の見積りから100万円以上も高くなった!」という方も多いのです。
実際に「ゼクシィトレンド調査2019」によると、最初の見積よりも金額が上がったカップルは87.4%、上がった金額の平均は112.7万円でした。
最初の見積りをみて、「この金額なら大丈夫そう」と式場を決めたのに、最終的に予算オーバーになってしまうこともあるということです。
そうならないためにも見積りには、やりたいと決めている演出や、料理やドリンクのランク、装飾のイメージなどを細かく伝えて見積に反映してもらいましょう。
成約前に値引きや割引交渉を
結婚式は値引きをしてもらえることがよくあるのですが、自分たちから言い出さなけば値引きをしてもらうことはできません。
また、成約をしてからでは値引きは難しくなるため、成約前に値引き交渉をする必要があります。
値引き交渉をするのであれば、
- 他の会場と迷っていることを伝える
- 値引きできる項目を覚えておき、具体的に交渉する
このように交渉すれば、成功率が上がります。
値引きされやすい項目は、
- 会場使用料
- 控室使用料
- お色直しの衣装や親族衣装
などがあります。
挙式スタイルでも費用を抑えられるってホント?

挙式スタイル別に費用平均を見ると、
- 教会式…約50万円
- 神前式…約30万円
- 人前式…約25万円
このようになっています。
挙式スタイルにこだわらず節約したい場合には、人前式がオオスメ。
人前式では演出の費用がほとんどかからないため、費用を抑えることができるのです。
何を持ち込む?結婚式の費用を抑えやすい持ち込みアイテム

持ち込み料がかからない会場を選ぶことができたら、何を持ち込むか検討しましょう。
また、持ち込み料がかかる場合でも、持ち込んだ方が費用を抑えられる可能性がありますので、諦めずチェックしてみましょう。
費用の節約効果が高いアイテムをご紹介します。
衣装
衣装を持ち込む場合、
- 持ち込み料が無料だから
- 持ち込み料はかかるけど、提携のドレスショップには気に入るデザインがなかった
- 提携のドレスショップのレンタル料が高額で、持ち込み料を払った方が安かった
このような理由で持ち込みを希望する方が多いでしょう。
衣装の持ち込みは1着ごとにかかり、衣装の種類によって金額が違います。
和装やドレスは2万円~10万円ほど、男性の袴やタキシードなどは1着2~3万円ほどのところが多いようです。
持ち込み料が無料であればかなり費用を抑えることができますが、持ち込み料がかかるとなるとかなりの出費となってしまいます。
それでも持ち込みたいという方は、ドレスショップによって持ち込み料を負担してくれる所もあるので、探してみるのもいいでしょう。
また、レンタルは持ち込み料がかかるけど、購入したものなら持ち込み料が安くなったり無料になったりする場合があります。
ドレスを購入すると高額になってしまうのでは?と感じるかもしれませんが、上質な生地のドレスをお手頃価格でセミオーダーできるショップや、有名ブランドを扱う中古ドレスショップなどもあるので、購入が必ずしも高額ではないことを覚えておきましょう。
もし、提携ドレスショップで気に入ったデザインや合うサイズがなく、やむなく持ち込みを考えている方は、一度プランナーに相談をしてみるといいでしょう。
ペーパーアイテム
他のものは持ち込み料がかかるけど、ペーパーアイテムだけは無料という会場が多く、持ち込みアイテムとして人気です。
ペーパーアイテムは
- 招待状
- 席次表
- 席札
などがあります。
全て持ち込みしても大丈夫ですが、一部のアイテムだけ持ち込む場合もあります。
持ち込む場合は外部業者に注文するパターンと、手作りをするパターンがあるため、ふたりで話し合って決めましょう。
映像演出
映像演出には
- オープニングムービー
- プロフィールムービー
- エンドロールムービー
などがありますが、会場のムービーが好みではなく持ち込みたいと考える方も多いようです。
映像演出は外部業者に注文することもできますが、自分で手作りをするとより費用を抑えることが可能です。
ブーケとブートニア
ブーケとブートニアは持ち込み料がかかっても1万円しない程度であることが多いため、実は費用を抑えられるアイテムです。
生花にこだわらない方は、プリザーブドフラワーや造花のものをあらかじめ購入しておくこともできます。
生花の場合は当日の搬入はどうするかなどを考える必要があることを覚えておきましょう。
また、ネット注文は届いたらイメージが違ったということもありますので、ショップ選びは慎重に。
まとめ

今回は、結婚式の費用を抑える方法をご紹介しました。
結婚式の費用を抑えたいのであれば、会場選びが重要だということを理解していただけたのではないでしょうか。
相談会では、その会場のお得な時期などを確認し、さらに持ち込みができるアイテムと、持ち込み料を確認します。
さらに、見積もりはオプションを盛り込んだ内容で出してもらうことを忘れないようにしましょう。
会場や挙式スタイルにこだわらない方は、レストランウェディングや人前式がオススメです。
持ち込みで費用を抑えやすいアイテムは、
- 衣装
- ペーパーアイテム
- 映像演出
- ブーケとブートニア
などがあります。
節約だけでなく、好みに合わせて外部業者を探したり、手作りをしてふたりらしさを演出してみましょう。