女性は何かと荷物が多いものです。
結婚式にお呼ばれとなると、財布にご祝儀、メイク道具に…と荷物も膨れがち。
そんな時は、会場に着いたらクロークに荷物を預ければ大丈夫です。
しかし、普段あまり利用することのないクロークですから、いつ荷物を預ければいいんだろう?とわからないこともたくさんあると思います。
そこで今回は、結婚式場でのクロークの利用方法についてまとめましたので、使い方で迷っている方はぜひ参考にしてください。
目次
結婚式場のクロークって何をするところ?

クロークとは、荷物を預ける場所のことです。
ホテルや結婚式場には必ずあります。
結婚式には遠方から来る方もいますし、寒い時期にはコートなど衣類もかさばります。
それらの荷物を預かってくれるのがクロークです。
クロークで預かってくれるもの
クロークでは、基本的に貴重品以外のものを預かってくれます。
- コート、上着
- スーツケースやキャリーバッグ
- ビジネスバッグ
- 履き替えた靴
など、財布以外ならOKです。
ただし、生ものや冷凍品などは預けられないことが多いです。
天気の悪い日などは、雨で靴が汚れるのも嫌ですから、汚れてもいい靴を履いていって、会場に着いてから履き替え、履いてきた靴は預けてしまうといいでしょう。
「こわれものなどはございませんか?」と声をかけてくれると思いますが、もしパソコンなど取り扱いに注意して欲しいものがあれば、預ける時に一声かけましょう。
大きな荷物を持っていたらどうする?
遠方から結婚式に出席する場合は荷物も多くなると思います。
前日から泊まっている人や当日1泊して帰るという場合には、スーツケースなどを持っていることもあるでしょう。
そんな時は、必要なものだけを取り出して、スーツケースごとクロークに預けてしまって大丈夫です。
もし前日から泊まっていて、チェックアウトを済ませてしまっていても、荷物だけは預かってくれるところがほとんどです。
念のため、事前に聞いておくと安心です。
結婚式場のクロークに荷物を預けるタイミング

結婚式場に着いたら、先に受付をするのか、それともまず荷物を預けるのか。
スムーズに行動できるようにしておきたいものです。
荷物を預けるのは受付の前
結婚式場に着くと、すぐに受付をしたくなってしまいますが、まずは身支度を整えるのが先です。
そのために、余計な荷物は先にクロークに預けましょう。
コート類などを持ったまま受付をするわけにもいきません。
披露宴会場に持ち込むものだけを手にして、あとは全てクロークに預けてしまいます。
結婚式場についてから着替える人は、着替え室などで身支度を整え、履いてきた靴なども合わせて預けてしまいましょう。
挙式も披露宴も出席する場合は?
挙式の後、披露宴が始まるまでの時間は思ったほど長くはないので、できれば挙式の前に荷物を全て預けてしまいたいところです。
最初にクロークに荷物を預け、挙式が終わったら一度引き取って、必要なものを取ったらまたクロークに預け、という方法もありですが、そうするとクロークを行ったり来たりするだけで、かなり時間を取られてしまいます。
あまりモタモタしないように、貴重品とメイク道具など最低限のものを持って、あとはクロークに預けましょう。
ただ、ここで気をつけて欲しいのが利用するクロークの場所です。
挙式の場所と披露宴会場のフロアが違う場合があります。
例えば、披露宴会場はホテルの2階の大広間、挙式は5階のチャペルというように、場所が離れていることもあります。
そんな時、挙式の場所の近くまで行ってから荷物を預けてしまうと、披露宴会場に移動するときに再びクロークに寄らなくてはいけません。
また大荷物を持って別のクロークに移動する羽目になります。
そうならないよう、式場と披露宴会場が違う時には、ホテルのメインクローク(大抵は玄関もしくはフロントの近く)に荷物を預けるといいでしょう。
荷物の預け方は?
荷物はどうやって預ければいいのか、初めてだと迷うこともあるかもしれません。
係りの人がいますので、預けたい荷物を渡せばOKです。
番号札、もしくは預かり証をくれますから、無くさないように持っていましょう。
披露宴会場には何を持っていけばいい?

クロークには貴重品以外は預けられますが、女性の場合は手元に置いておきたいものがいろいろあると思います。
その場合、どのようなものならクロークに預けずに、会場に持ち込めるのでしょうか。
会場内には最低限のものだけ持ち込もう
パーティードレスに大きなバッグは似合いません。
フォーマルなクラッチバッグや小さめのハンドバッグを持つのがマナーです。
バッグに入れておくのは、
- 財布
- ご祝儀、袱紗
- リップ1本
- ハンカチ、ティッシュ
- スマホ
くらいです。
フォーマルバッグはそもそも物がほとんど入りませんので、この程度でいっぱいになると思います。
財布ですが、いつもの財布だとかさばって入らない可能性がありますので、その日に使うお金だけを小さめのお財布または札入れに移し替えて持っていくことをおすすめします。
その他、寒さ対策としてストールを1枚持っておくといいでしょう。
サブバッグも利用できる
小さめのバッグでは入りきらないものがあるという場合には、サブバッグを利用してもOKです。
財布やスマホぐらいで結構いっぱいになってしまい、袱紗が入らない!というパターンは結構多いものです。
手で持っているわけにはいかないですし、袱紗を外してご祝儀袋を裸で受付まで持っていくことはマナー違反です。
そんな時はサブバッグを持っていると安心です。
- 持ってきた招待状
- 予備のストッキング
なども入れておけるので便利です。
ただし、サブバッグも本来は持ち込むものではないので、素材には気をつけてください。
サテン生地など高級感のある素材でできたフォーマル用のサブバッグがありますので、結婚式という場にふさわしいデザインのものを選びましょう。
大きさはA4くらいあると使い勝手がいいです。
くれぐれも、紙袋などに入れて持ち込まないように気をつけてください。
高級ブランドの紙袋であっても、所詮は紙袋。結婚式場には適さないものです。
エコバッグなどももってのほかです。
普段使いのバッグは結婚式の日のサブバッグにはならないということを覚えておきましょう。
余興で使うものはどうする?
余興を頼まれている人は、小道具などが必要な場合があると思います。
自席に置いておくには適しませんが、クロークに預けてしまうと使えません。
その場合は、会場の担当者に聞いて、しかるべき置き場所を確保してもらった方がいいでしょう。
結婚式が終わったら荷物を受け取って帰ろう

無事に結婚式が終わったら、クロークに行って預けた時にもらった番号札などを渡し、荷物を受け取ります。
荷物を受け取る時には、本当に自分の荷物で間違いがないかどうか、念のためその場で確認をしてください。
結婚式の時には、みんな同じような荷物を持っているものです。
うっかり取り違えをされていないか、ざっと確認をしてから受け取った方が安心です。
まとめ

結婚式場に荷物をあれこれ持ち込むのは、美しくありません。
必要最低限のものだけを持ち、あとは受付の前にクロークに預けてしまいましょう。
大きな荷物でも預かってくれますので大丈夫です。
ちょっとしたことですが、このようなこともスムーズにできるようにしておくのが大人の女性のマナーです。
