クラシック音楽は、楽器の美しい音色が結婚式の雰囲気を作り上げるのに活躍してくれます。
そのため、普段はクラシック音楽を聴かないけれど、結婚式に使用してみたいという方もいるでしょう。
そんな方のために、今回は結婚式におすすめのクラシック曲をシーン別でご紹介します。
美しい曲ばかりなので、ぜひ聴いてみてください。
目次
結婚式におすすめのクラシック曲:新郎新婦入場

まずはじめに、新郎新婦入場におすすめのクラシック曲をご紹介します。
入場の雰囲気を厳かにするために、神聖な雰囲気のある曲を選びました。
アヴェ・マリア/シューベルト
実はアヴェ・マリアは宗教曲ではありません。
美しい歌声と神聖な雰囲気を感じられる旋律が入場に使いやすく、ゲストに感動を与えてくれるでしょう。
主よ人の望みの喜びよ/バッハ
優しく澄んだ旋律が耳に残る、誰もが知る名曲です。
歌詞もあるので、聖歌隊の歌が入っているものを選ぶと、神聖さが増して印象が変わります。
あなたがいるから/Libera
7〜14歳で編成されるイギリスの少年合唱団、リベラ。
少年たちの透き通るような美しく神聖な歌声に、ゲストは感動を覚えるでしょう。
結婚式におすすめのクラシック曲:乾杯

クラシック曲を使用して落ち着いた雰囲気を演出していても、乾杯の時は明るく華やかな曲を使用したいところ。
乾杯におすすめのクラシック曲をご紹介します。
ハレルヤ/ヘンデル
1度聴くと頭から離れなくなる「ハレルヤコーラス」。
クラシックでありながらキャッチーな名曲です。
クラシックで落ち着いた雰囲気を演出しながらも、乾杯は明るくおこないたいカップルにおすすめです。
乾杯の歌/ヴェルディ
クラシックで乾杯の曲といえば外せないのが「乾杯の歌」。
オペラの名曲であり、華やかな雰囲気を演出するのにぴったりです。
愛の喜び/クライスラー
明るく晴れやかな旋律が気持ちのいい曲。
曲名も結婚式にマッチしているため使用されることの多い曲ですが、同じクライスラーの曲で「愛の悲しみ」という曲もあるので注意しましょう。
結婚式におすすめのクラシック曲:中座

お色直しで中座する時には、華やかすぎず柔らかいメロディのものがおすすめです。
中座におすすめのクラシック曲をご紹介します。
クラリネット五重奏曲〜第4楽章/モーツァルト
軽やかなメロディが心地よく、和やかな雰囲気で中座したい方におすすめの一曲です。
ワルツ第15番/ブラームス
ゆったりとした曲調でピアノの音色が美しい曲。
「愛のワルツ」や「ブラームスの子守唄」とも呼ばれています。
結婚式におすすめのクラシック曲:新郎新婦再入場

再入場のBGMは、結婚式後半の雰囲気を決定する大切な曲。
後半はどのような雰囲気にしたいかを考えてから曲を選びましょう。
再入場におすすめのクラシック曲をご紹介します。
ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲/ワーグナー
堂々とした雰囲気と絢爛な音楽は結婚式の雰囲気にマッチします。
演出の多い披露宴後半を再入場で盛り上げるなら、この曲がおすすめ。
愛の挨拶/エルガー
純粋な愛を表現している名曲です。
明るく柔らかなピアノの旋律が心地よく響き、落ち着いた雰囲気の結婚式によく合う一曲と言えます。
トランペット・ヴォランタリー/クラーク
トランペットが爽やかな行進曲です。
晴々としたメロディが入場や再入場の曲として取り入れやすいでしょう。
結婚式におすすめのクラシック曲:歓談

歓談の時間は、会話や食事を楽しんでもらうためにもそれらを邪魔しないBGM選びが大切。
歓談におすすめのクラシック曲をご紹介します。
G線上のアリア/バッハ
パッヘルベルのカノンに次ぐクラシックの人気曲。
優雅な雰囲気のある美しい旋律は歓談のBGMとして最適です。
ノクターン2番/ショパン
誰もが耳にしたことがある、ショパンの中でも有名な曲です。
ピアノの旋律が上品で、歓談のBGMとして会話などを邪魔することなく流すことができます。
アイネ・クライネ・ナハトムジーク/モーツァルト
歓談中も華やかな雰囲気のある曲を流したいならこの曲がおすすめです。
さまざまなシーンで使える一曲ですよ。
結婚式におすすめのクラシック曲:花嫁の手紙

1番の感動ポイントである花嫁の手紙は、手紙の朗読を邪魔しないためにも歌のない曲を選びましょう。
花嫁の手紙におすすめのクラシック曲をご紹介します。
ベルガマスク組曲〜月の光/ドビュッシー
映画やゲームでも使用されている、美しい名曲。
道化師たちの楽しそうな雰囲気に隠された「郷愁」を表現しているため、両親へ向けた花嫁の手紙によく合う曲と言えます。
カノン/パッヘルベル
クラシックの中でも、もっとも人気の高いカノン。
カノンをサンプリングしている曲も多く、幅広い年齢から支持されています。
厳かな雰囲気がある美しい旋律は、感動的な場面によく合います。
目覚めよと呼ぶ声が聞こえ/バッハ
喜びに満ちた美しく荘厳な曲です。
ピアノのものとパイプオルガンのものと、どちらを選ぶかで印象が大きく変わります。
結婚式におすすめのクラシック曲:新郎新婦退場

クラシック曲を使用するなら、新郎新婦退場でも感動的な雰囲気を壊さない美しいメロディの曲を選びましょう。
新郎新婦退場におすすめのクラシック曲をご紹介します。
愛の夢第3番/リスト
優しくゆったりとした中に哀愁が感じられるピアノの旋律は、披露宴終盤の雰囲気を壊さずに退場できます。
この曲には歌詞があり、「愛しうる限り愛せ」と愛を歌っています。
彼方の光/Libera
CMソングとしても使用されているLiberaの楽曲。
数ある曲の中でも「彼方の光」は人気の高い曲です。
厳かなメロディに神々しさを感じられるような透きとおる少年合唱団の歌声は、披露宴を感動的に締めくくってくれるでしょう。
結婚式でクラシック曲を選ぶなら知っておきたいポイント

結婚式でクラシック曲を使用する場合に、より良いものを選ぶためのポイントをご紹介します。
曲のバージョンによって雰囲気が変わる
クラシック音楽は、
- 歌の有無
- ソロかオーケストラか
- 指揮者とオーケストラによる音の違い
このように同じ曲でもさまざまです。
特に歌がなくても指揮者やオーケストラが違う曲を聴き比べてみると、普段クラシックを聴きなれていない方は音の違いに驚くかもしれません。
使いたいと思った曲を見つけたら、さまざまなバージョンで聴き比べるとより良いBGMとなるでしょう。
曲の背景や歌詞まで確認しておくと◯
クラシック音楽には曲の背景や、曲によって歌詞があります。
曲だけ聴くと結婚式に使用しても問題なさそうな曲に思えるのに、実は曲の背景が結婚に向かないものもあります。
例えばベートーヴェンの「ピアノのソナタ第8番〜悲愴」は、結婚式に使いたいという方もいる名曲ですが、ベートーヴェンの難聴が悪化したことが曲名に関係しているとされている曲のため、お祝いの席で流すにはあまり向かない曲と言えます。
また、花嫁の手紙などで使用されることがあるプッチーニの「私のお父さん」も、歌詞の内容が「恋が叶わないなら死なせて」という過激な歌詞。
クラシック音楽やオペラが好きな方がゲストにいた場合、このような曲を使うと「選曲が結婚式にふさわしくない」と思われてしまうこともあるでしょう。
まとめ

今回は結婚式におすすめのクラシック曲をシーン別でご紹介しました。
クラシック音楽は、シーンによって使い分けることでより結婚式の雰囲気を盛り上げることができます。
使用したい曲が見つかったら、さまざまな指揮者やオーケストラのものを聴き比べたり、歌があるものは歌ありと歌なしを聴き比べてみましょう。
結婚式におすすめとされているクラシックにも、曲の背景や歌詞が結婚式にそぐわないものもあるので、念のためチェックしておくことをおすすめします。