結婚式における中座のシーンは、披露宴の中でも特に印象に残る瞬間です。
中座はお色直しのタイミングなので、ほとんどの場合が1度きり、多くても2回まででしょう。
そんな貴重な中座シーンをより素敵なものにするために、今回は中座のときのおすすめ演出をご紹介していきます。
あわせて中座に関する豆知識も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
結婚式の中座は誰にエスコートしてもらうのがおすすめ?

中座のシーンは、基本的に花嫁が一人で退場するのではなく、誰かにエスコートしてもらうのが一般的。
このときのエスコート役には誰を選ぶのがいいのでしょうか?
ここで、エスコート役を4パターン紹介させていただきます。
ご自身の中座シーンは誰にエスコートしてもらうのが最善であるか、ぜひ想像しながら読んでみてくださいね。
母親のエスコート
挙式の際には、花嫁はお父さまとバージンロードを歩くのが一般的です。
だからこそ、お母さまにもどこかで登場してもらいたい!
そう思うなら中座のエスコートをお母さまにお願いするのはどうでしょうか。
披露宴中は、親御様の席は末席と呼ばれる後方にあるため、なかなか親御様に前に出てもらうことはありません。
中座のときにお母さまにエスコートをしてもらうことで親孝行にもなりますし、ゲストが見てもとても微笑ましいものになるでしょう。
兄弟姉妹のエスコート
中座シーンで、兄弟もしくは姉妹をエスコート役に抜擢するのも素敵です。
大人になって離れて暮らしている兄弟姉妹も、このときばかりは家族の絆を強く感じられるものです。
兄弟姉妹が複数いる場合は、エスコート役を一人に絞る必要はありません。
皆に登場してもらい、家族に囲まれて中座するというのもあたたかくて素敵ですよ。
おばあちゃまのエスコート
結婚式に花嫁のおばあちゃまが参列してくださっているのであれば、ここはおばあちゃまに出番を差し上げるのもおすすめです。
高齢のおばあちゃまにとって、結婚式へ参列することはちょっぴり負担もあることでしょう。
ですが、それよりも孫の晴れ姿を一目見たい強い思いでその場にいてくれているのです。
中座のときにおばあちゃまにエスコートしてもらい退場する姿は、きっと家族の皆にとっても感動的なシーンとなり記憶に残り続けることでしょう。
もちろん、おばあちゃまにもとても喜んでもらえますよ。
親友のエスコート
親友と呼べる友人が多数いる場合は、絞り込むのが難しいかもしれませんが、親友によるエスコートで中座するのもおすすめです。
もし人選に迷う場合は、未婚の友人にエスコートをお願いして、ブーケを中座のタイミングでサプライズプレゼントするのはいかがでしょう。
次はあなたが幸せになってね!という意味を込めてサプライズでブーケをプレゼントし、親友と共に退場していくシーンは、他のゲストから見てもとてもハッピーで良いものですよ。
ブーケをもらった友人もきっと感動してくれるはずです。
中座シーンは誰をエスコートに選ぶのが最も一般的なの?

上記で4つの中座エスコートのパターンを紹介しました。
ここできっと皆さんが気になるのは、「で、結局誰を選ぶのが一番一般的なの?」という点でしょう。
割合としては、お母さまをエスコート役に選ぶケースが多いです。
やはり先ほどもお話ししたように、挙式時にお父さまのエスコートがあるため、同じようにお母さまにも何らかの形で前に出てもらいたいという思いがあるからでしょう。
どちらかと言えば、親友のエスコートや兄弟姉妹のエスコートの方が少数派にはなりますが、そうは言っても人気の演出ではあります。
ここでは「普通どうするのが一番自然なのか」ということについてそれほど気にする必要はありません。
ご自身が誰と歩きたいか、誰にエスコートしてもらいたいか、その気持ちに素直に従って決めるのが一番です。
中座に関する豆知識!みんなが意外と知らない5つのこと

さて、エスコート役については以上の通りですが、ここからは結婚式の中座に関する豆知識についてお話していきましょう。
意外にも知られていない中座に関するあれこれ、これから結婚式の内容を決めていく際に知っておくべきことを一気に5つ紹介しておきますね。
その①:中座が多い結婚式はゲストの満足度が下がる
披露宴は2時間程度のパーティーです。
その中で中座は20分ほど。
この時間を長く見るか短く見るかは人それぞれですが、ゲストの感覚では「割と長い間花嫁がいないな」と感じることもよくあります。
中座が2回ある場合は特に花嫁の不在が長くなるので、ゲストは少し退屈に感じてしまい結婚式の満足度が下がるリスクがあります。
その②:新郎新婦の中座中はゲストの貴重な歓談の時間
中座中は新郎新婦が会場にいないので、ゲストが退屈するだろうと思いムービーを上映したり演出を入れたりして間を持たせようと考える新郎新婦が多いです。
しかし、意外にも新郎新婦のいないこの時間こそが、ゲストが自由に周りのゲストと交流できる時間でもあるため、ゲストたちは案外楽しく歓談して過ごしているものです。
それほど「暇つぶし」の目的で演出を用意せずとも問題はありません。
その③:ドレスからドレスより、ドレスから和装の方が中座時間が長くなる
中座で花嫁の不在時間を長くしたくないのであれば、知っておくべきことがあります。
それは、ドレスからドレスのお色直しより、ドレスから和装のお色直しの方が少し長く時間がかかるということ。
たかが5分ほどの違いかもしれませんが、その5分の与える影響は小さいものではありません。
少しでも中座時間を短くしたい場合は、この点も意識して衣装を決めていくと良いでしょう。
その④:中座や再入場のときは歩き方に気を付けるべし
中座のときの退場シーンや、お色直し後の再入場シーンは、花嫁の姿にゲストが注目する瞬間でもあります。
つい、緊張のあまり早足で歩いてしまったり、ドレスに足を引っかけてしまいそうになったりすることもあるでしょう。
ポイントは、ドレスで歩くときにはドレスの中の足を蹴り上げながら歩くこと。
こうすることで歩きやすくなります。
そしてもうひとつ、「意識してゆっくり歩く」ことも心がけましょう。
その⑤:中座は新郎新婦別々のタイミングにするのが一般的
新郎新婦の中座シーンは、一般的に別々のタイミングでおこなうものです。
一緒に退場していけないわけではありませんが、新郎のお色直しは花嫁と比べるとあまり時間がかかりません。
花嫁の中座から5分~10分経ってから新郎が中座しても、十分間に合います。
再入場は新郎新婦揃っての入場ですので中座は別々に行い、新郎はより長く会場に残ってゲストとの時間を楽しむ方が良いでしょう。
まとめ

いかがでしたでしたか?
結婚式の中座シーンはエスコート役を誰にお願いするかで雰囲気ががらりと変わります。
印象的な中座シーンに相応しいエスコート役を選んでくださいね。
結婚式にはこだわるべきポイントがたくさんあります。
自分自身がどのような結婚式を形にしていきたいのか、そしてゲストにどのようなおもてなしができるのか、様々な角度から考えて素敵な演出を選んでください。
全ての瞬間が最高の思い出になるように、細かい部分にもこだわって作り上げていきましょう!
