チャペル挙式のみの結婚式の費用は15〜30万円ほどが相場。
しかし、新郎新婦だけなのか、親族も参列するのかで費用は少し異なります。
また、服装マナーについては、ゲストに聞かれてもすぐに答えられるように覚えておきたいですね。
そこで今回は、チャペルのみの結婚式費用や、ゲストの服装マナーについてご紹介します。
目次
チャペルのみの結婚式の相場はいくら?

チャペル挙式の費用やご祝儀についてご説明します。
ふたりだけのチャペル挙式はいくら?
新郎新婦ふたりだけの挙式は、もっとも費用が抑えられるスタイルと言えます。
どこまでこだわるかで費用は変わりますが、安いプランであれば10万円以下で結婚式を挙げることも可能です。
多くのプランには衣装や着付け、ヘアメイクも含まれますが、プランの内容は細かく確認してから会場を決めましょう。
家族や親族を招いたチャペル挙式はいくら?
家族や親族、親しい友人に参列してもらう場合は、10〜30万円が相場です。
ふたりだけの場合と金額は大きく変わりませんが、両親の衣装レンタル代や着付け・ヘアメイク代などがプラスされます。
挙式のみの場合は、10〜15名ほどでおこなうのが一般的です。
チャペルのみの結婚式は何に費用がかかる?

チャペル挙式のみの結婚式にかかる費用の詳細をご説明します。
チャペル挙式の費用①挙式料
結婚式を挙げるための挙式料です。
エリアや式場によって費用は異なりますが、前述したとおり、相場は10〜30万円ほどです。
挙式に必要なものが挙式料にすべて含まれていることが多いでしょう。
チャペル挙式の費用②式進行費
式進行は挙式料に含まれることが多いもの。
ただし、式場によっては式進行費は別途かかる可能性もあるため、事前に確認が必要です。
チャペル挙式の費用③オルガン奏者・聖歌隊
式場によっては、オルガンの演奏や聖歌隊で費用がかかる場合も。
そのような場合は、雰囲気を重視するか費用を重視するか、ふたりで話し合って決めましょう。
チャペル挙式の費用④衣装代
基本的には、挙式料に含まれていますが、注意したいのがウェディングドレスのランクアップ。
予算内で収まるからと式場を決めたのに、ドレスが全然選べず、ランクアップや持ち込みをせざるを得ないということもあります。
衣装は花嫁にとってもっとも大切と言っても過言ではないポイントです。
プランに含まれるドレスがどのようなものなのかを確認してから式場を決定しましょう。
また、持ち込みをする場合は持ち込み料が発生することもあります。
持ち込み料は1着5〜10万円ほどとかなり高額。
持ち込みする可能性も考えて、こちらも確認しておきましょう。
チャペル挙式の費用⑤撮影費
挙式料に撮影は大抵含まれるものですが、よくよく確認したら「1枚だけ」だった…なんてことも。
せっかく挙式をするのだから、写真はしっかり残したいですよね。
最初から最後まで撮影をしてもらう場合は、10万円ほどかかることもあります。
さらにアルバムを付けると5万円ほど費用がかかるので、どこまでお願いするかを考えましょう。
チャペル挙式の費用⑥両親の衣装レンタル・着付け・ヘアメイク代
結婚式で着ることができるような正礼装を持っている両親はなかなかいないでしょう。
そのため、衣装のレンタル代や着付け・ヘアメイク代などもかかると考えておきましょう。
チャペル挙式の費用⑦招待状
招待状は必須ではありませんが、会場までのアクセスや日時が確認できるので、招待状があった方がゲストに親切です。
挙式のみの場合、人数が多くないので手作りするのもいいでしょう。
チャペルのみの結婚式でご祝儀を渡されたら引き出物は必要?

挙式のみの場合、受付を設けているなら受付に、そうでない場合は両親などにご祝儀を渡すゲストもいるでしょう。
基本的に挙式のみの場合ご祝儀は必要ありませんが、お祝いの気持ちとして包んでくれるゲストもいるでしょう。
その場合、引き出物はどうすべきかと考えてしまうかもしれませんが、引き出物を用意する必要もありません。
後日、内祝いとしてお返しをしてください。
チャペルのみの結婚式でも演出は取り入れられる?

挙式のみの場合は、基本的に10〜15人程度の少人数でおこなうことが多いため、少人数でも違和感のない演出をご紹介します。
チャペル演出①ベールダウン
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挙式の直前に母親が花嫁のベールを下ろすベールダウン。
これには、母親が娘におこなう最後の身支度という意味があります。
入場前にふたりだけでしっとりとおこなってもいいですし、扉を開けてゲストに見守られながらのベールダウンも感動的ですよ。
チャペル演出②チャペルムービー
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式場によってできないこともありますが、チャペルムービーもオススメ。
披露宴をおこなわない分、プロフィールムービーを流す場面がないので、思い出にもなります。
チャペルムービーの基本的な内容は、新婦から新婦両親への感謝を伝えるもので、チャペルムービーを流してから新婦の入場という流れになります。
チャペル演出③アイルランナー
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アイルランナーはバージンロードに敷く布のことで、アイルランナーを手作りする花嫁もいます。
今までの生い立ちを記したデザインや、雰囲気を盛り上げてくれるデザインなど、形式ばった挙式の中でオリジナル感が出せるポイントと言えます。
チャペル演出④リングボーイ・ベールガール・フラッグキッズ
親戚に小さな子供がいるのであれば、リングボーイやベールガール、フラッグキッズなどをお願いしてみてはいかがでしょうか。
子供の登場に式場の雰囲気が和やかになるでしょう。
フラッグキッズとは、入場前に「Here comes the bride」と書かれたフラッグを持った子供が入場をするもの。
これから入場するということを子供が知らせてくれるのです。
チャペルのみの結婚式のゲスト服装マナーはどうなる?

披露宴のある結婚式と、チャペル挙式のみの結婚式は服装マナーに違いはあるのでしょうか。
ゲストに「何を着ればいい?」と聞かれたときに、答えられるよう覚えておきましょう。
チャペル挙式での両親の服装は?
挙式のみでも披露宴がある結婚式でも、新郎新婦両親の服装は変わりません。
しかし、チャペルでの挙式なら和装を着るべきではない?とお悩みの人もいるでしょう。
和装も黒留袖や紋付羽織袴などの正礼装であれば、チャペル挙式で着用してもまったく問題ありません。
洋装であれば、母親はイブニングドレスやアフタヌーンドレス、父親はモーニングや燕尾服を選びましょう。
大切なのは新郎新婦と両親が格を合わせること。
ふたりがどんな衣装を着るのかを、両家両親に伝えましょう。
チャペル挙式でのゲストの服装は?
では、親族や友人などのゲストは、服装マナーに違いはあるのでしょうか。
チャペル挙式のみの場合は、披露宴のある結婚式と服装マナーは同じです。
男性であれば、
- 黒もしくは紺色の無地スーツ
- 白いシャツ
- 白やシルバーのネクタイ
- 黒の靴下
女性であれば、
- 袖ありで膝丈以上の長さのあるワンピース、もしくは明るめの色のツーピース
- つま先のあるパンプス
を選べば大丈夫。
全身真っ黒はお葬式を連想させるので避けた方がよく、白も花嫁と被るのでやめましょう。
花嫁よりも派手になるのはNGなので、アクセサリーはコサージュやパールなど、華やかさがありながらも派手すぎないものを選びましょう。
また、ファー素材や革を使用したものも身につけてはいけません。
まとめ

今回は、チャペルのみの結婚式費用や、ゲストのマナーについてご紹介しました。
チャペル挙式のみの場合、ふたりだけなら10万円以下でも結婚式を挙げることができます。
また、家族や親族が参列する場合の相場は10〜30万円ほどとなります。
チャペル挙式ではどんなものに費用がかかるのかと言うと、
- 挙式料
- 式進行費
- オルガン奏者、聖歌隊
- 衣装代
- 撮影費
- 両親の衣装レンタル、着付け、ヘアメイク代
- 招待状代
このような費用がかかります。
両親の衣装や招待状以外は挙式料に含まれていることが多いのですが、中には含まれていないものがあったり、ドレスのグレードアップや持ち込み、撮影枚数を増やすなどで費用が上がることも。
式場を決める前に、挙式料にどこまで含まれているのかを確認しましょう。
チャペル挙式のみの場合、ご祝儀は基本的に不要なので引き出物も必要ありません。
もしご祝儀を頂いたら、後日内祝いとしてお返しをしてください。
チャペル挙式はあまり演出を取り入れることができませんが、
- ベールダウン
- チャペルムービー
- アイルランナー
- リングボーイ、ベールガール、フラッグキッズ
このような演出は少人数でも取り入れることができるので、オススメです。
両親やゲストの服装は、披露宴のある結婚式と違いはありません。
両親は新郎新婦との格を合わせることを意識し、ゲストはマナーに沿った服装を心がけましょう。