ウェディングケーキってどのくらいの値段がするのか、見当もつかないという方へ、ケーキの種類による値段の相場をご紹介します。
ウェディングケーキと一口にいっても種類がありますし、デザインや装飾によっても値段に幅が出てくるのです。
失敗はしたくないけれど、予算はできるだけ抑えたい。
それでいて、それなりに見栄えのするケーキにするにはどうすればいいか、そのコツについてお話ししましょう。
目次
ウェディングケーキには大きく分けて2種類ある

ウェディングケーキと一口にいっても、いくつか種類があります。
大きく分けると、2種類です。
- 生ケーキ:招待客と取り分けて食べる
- イミテーションケーキ:大部分は演出用の作り物であり、ケーキカットの時にナイフを入れる部分だけが生ケーキになっている
食べられる生ケーキの種類としては、
- シュガーケーキ
- タワーケーキ
- ネイキッドケーキ
- クレープケーキ
など、使う材料、デザインによってさらに細分化されます。
ウェディングケーキ(生ケーキ)の値段の相場はどのくらい?

ケーキの値段は、使い材料と大きさによって変わります。
全て食べられる生ケーキは、イミテーションケーキよりも高めです。
また、フルーツをふんだんに使う、特にイチゴなど値段の高いフルーツを使うとその分費用がかかりますし、マカロンなどの焼き菓子をデコレーションする場合も、お値段は少し高めです。
また、シンプルなデザインのケーキであっても、一段より、二段、三段と段数が高くなるに従って、値段も上がります。
基本の生ケーキの相場は人数×1,000円
一般的な生ケーキはスポンジ生地の周りを生クリームでデコレーションして、フルーツなどをトッピングしたものです。
生ケーキは、ゲストと一緒に同じケーキを楽しめるというメリットがあります。
フルーツをふんだんに使った生ケーキは見た目も美しく、ゲストの楽しみでもあります。
生ケーキは衛生面から、持ち込みはできません。
結婚式場側にオーダーするしかないので、自分が好きなケーキ屋さんに作って欲しいというのは難しいのですが、デザインにこだわりたい人は、イメージ画や写真などを用意して、式場にお願いすると良いでしょう。
相場としては、人数×1,000円で割り出している結婚式場が多いようです。
総額は招待する人数によって変わりますので、
- 招待客が50人なら50,000円
- 招待客が80人なら80,000円
このような感じです。
ゼクシィの2017年の調査によりますと、平均は72,000円程度です。
披露宴に招待する人数の平均が70人ほどですので、およそ70,000円くらいだと思っておけば良いのではないでしょうか。
フルーツなどの装飾に力を入れた場合に、一人当たりの予算が1,200〜1,500円くらいに跳ね上がります。
クロカンブッシュなどのタワーケーキ
生ケーキとはまた違った、可愛らしいデザインが楽しめるのがタワーケーキです。
- クロカンブッシュ
- マカロンタワー
- ロールケーキタワー
などの種類があります。
他の人と同じデザインじゃイヤ!個性的なケーキがいいというという人におすすめです。
やや崩れやすいため、ガーデンウェディングにはあまり向きませんが、人数分のパーツを組み合わせてタワーにしてあるので、とりわけしやすいというメリットがあります。
こちらは、ケーキの上からシュークリームなどを積み上げて作っていくので、非常に手間がかかり、お値段もやや高めです。
また、人数が増えるごとにシュークリームやマカロンなどデコレーションするお菓子も増えるので、その分費用がかさみます。
値段としては生ケーキよりも少し高め、80,000〜90,000円ほど、中には100,000円を超えるものもあります。
シュガーケーキの相場
シュガーケーキは、どのくらいデコレーションをするかによってと、段数によって値段に差が出ます。
デコレーションを作るのにとても時間がかかりますので、デザイン性の高いケーキですと、80,000〜100,000円程度します。
生クリームよりも扱いやすいシュガーペーストを使うと、とても繊細なデザインのケーキができます。
レース模様など生ケーキではできない凝ったデザインも可能なので、デザイン性にこだわる人にはおすすめです。
また、パステルカラーなど生ケーキでは出せない色で作ることも可能です。
イミテーションケーキの相場は生ケーキより安い

イミテーションケーキは、生ケーキにはできないゴージャスなデザインが魅力です。
ホテルの披露宴会場などは天井も高いので、高さのあるイミテーションケーキがふさわしいでしょう。
ケーキカットをする部分だけが生ケーキになっており、招待客へのデザートはまた別に振る舞われますので、演出のためだけのケーキです。
デザインはすでに決まっていて、ケーキをレンタルする形になります。
ゲストに食べていただくケーキは別に用意しなくてはならないため、その分予算がかかりますが、生ケーキにはできない「高さ」を演出することができます。
オプションで生花を飾ったり、装飾品をつけて豪華にすることも可能です。
相場は30,000〜50,000円弱と、生ケーキの平均価格よりは安いです。
見た目はものすごくゴージャスなのに、小さいめのものなら10,000〜30,000円くらいのものもあります。
ケーキは形や段数によって値段がアップ!

生ケーキは、形が複雑になる程値段は上がります。
形としてはスクエアが一番お得で、「スクエア<ホール<ハート型、星型など」の順番で値段が高くなります。
また、段数が増えるごとに値段も上がります。
シンプルなスクエア型ケーキ一段なら、およそ7万円くらいから作れます。
ホール型はスクエア型よりも若干高め。
大きさにもよりますが、8万円程度でできるでしょう。
ハート型のケーキになると、一段でもホール型よりやや高くなりますので、8〜9万円くらいになります。
複雑な形で三段くらい積み重ねると、軽く150,000円くらいかかることも。
あれこれ盛りつければ、さらに値段は上がります。
装飾の種類によってさらに値段がアップ
段数や形以外にも、装飾がケーキの値段を左右します。ケーキの装飾には、以下のようなものがあります。
- 生フルーツ
- ドライフルーツ
- クッキー
- マカロン
- チョコレート
- 飴細工
- ケーキトッパー
- ハーブ
- 生花
ケーキトッパーはケーキのてっぺんに乗せるだけなので、意外とリーズナブルですが、生花やハーブ、果物の中でも季節外れのイチゴなどはかなりお値段が高くなります。
まずは、1人1,000円くらいのシンプルなケーキをみてみましょう。
イチゴを使っても一段にすれば予算を抑えられます。
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フルーツ&段数が増えると1人2,000円くらいに。
形が複雑なものも高めになります。
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焼き菓子はクッキーなら比較的安めで、4〜5枚で200円程度ですが、マカロンなら1個で200円ほど。
個数が増えるほどお値段も上がります。
意外なお金プラスされていることも忘れずに!
ケーキ代というと、ケーキそのもののお金ばかりに目がいってしまいがちですが、
- ケーキカット用のナイフについている装花代
- ケーキ代の周りの装飾
などの料金として、30,000円前後の金額がプラスされていることが多いです。
ケーキ代を考える時には、これらの費用が含まれているかどうかも確認して、予算を考えてください。
ウェディングケーキの予算を節約するためには

ウェディングケーキは、あれこれ盛ってしまうと、どんどん値段が上がります。
結婚式自体もお金がかかることですので、自分たちが満足しつつ、手頃な値段に抑えるためにはどうすればいいか、予算を節約する方法をまとめました。
ただし、シンプルにすればいいというものでもなく、安くするなら、シンプルであっても見栄えのするようなデザインの工夫が必要です。
イミテーションケーキにする
ケーキの値段を抑えたいなら、ズバリ、イミテーションケーキが一番安いです。
ケーキはレンタルですから、30,000円くらいに抑えることも可能です。
イミテーションとはいっても、プロがデザインしたケーキですから、非常に美しいものです。
生ケーキにはない繊細なデザインも可能ですから、見た目にもとても豪華で、写真映えすること間違いなしです。
一段ケーキにする
ケーキは段数が増えると値段も上がるので、一段のスクエア型にすると、一番割安になります。
段数が少ないと見栄えがしないかというと、そんなことは全くありません。
色とりどりの季節のフルーツを飾ったり、お花を散らしたりすると、とても華やかで、写真映えするケーキになります。
使うフルーツにもよりますが、30,000〜50,000円くらいに抑えることが可能でしょう。
段数を増やしたらデザインはシンプルなケーキにする
せっかくの結婚式のケーキなので、段数は譲れないという人もいると思います。
その場合は、デザインをシンプルにしてみると、その分値段が抑えられる可能性があります。
フルーツなどを飾らなくても、純白のクリームだけというデザインも素敵なものです。
アラザンなどをあしらっただけでもとても美しいケーキになるので、デザインがシンプルでもとても見栄えがします。
大きさにもよりますが、デコレーションを派手にしなければ、50,000円前後で抑えられるでしょう。
ケーキトッパーでゴージャスに見せる
シンプルなケーキでも、ケーキトッパーを使えば華やかなケーキに大変身!
予算を抑えながらもゴージャス感を演出することができます。
ケーキの持ち込みはできなくても、ケーキトッパーならOKという結婚式場も多いので、ぜひ式場側に聞いてみてください。
旬のフルーツを使う
フルーツは、季節によって値段が変わります。
春先の結婚式なら、イチゴも旬なのでお値段も落ち着いていますが、夏の結婚式など春ではない時にイチゴを使うとその分値段が上がります。
ですから、生のフルーツを使いたい!という時には、旬のフルーツを使うことで、少しでも値段を抑えることができます。
1年中手に入るドライフルーツを使うという方法もあります。
見積もりの時にある程度の希望を伝えてみよう
結婚式の見積もりをざっと出してもらった時に書いてあるケーキの値段は、単価×人数で出されていることが多いのですが、提供できるケーキの中で、一番安いケーキの見積額です。
おそらく、一段のスクエア型のケーキでしょう。
もし段数を増やしたい、もっとデコレーションを工夫したいと思うなら、できればイメージ写真などを見せて、「こんなケーキにしたい」ということを伝えると、正確な見積額を出してもらえます。
まとめ

招待客の人数の平均から考えると、ケーキの値段の相場はおよそ70,000〜80,000円程度。
しかし、小さいケーキでも、デコレーションに凝るとそれなりにお値段がかかります。
結婚式は他にもお金のかかる部分がたくさんありますので、「ケーキの相場:1人1,000円」というのを一つの目安として、もう少しお金をかけられるか、できるだけ節約して他に回すか、ということを考えてみてください。
