結婚式の演出の中で、定番中の定番とも言えるのがケーキ入刀です。
昔から結婚式には欠かせないこの演出ですが、実は少し趣向を凝らすことで「よくあるケーキ入刀演出」を一気にレベルアップさせることができます。
結婚式は特別なイベントです。せっかくなら他の皆に差をつける、ワンランク上のケーキ入刀演出にしたいですよね!
というわけで、今回は元ウエディングプランナーが、ケーキ入刀演出をさらに魅力的にする7つの方法についてお話していきましょう。
また、ケーキ入刀以外の、結婚式全般に関わるオススメ演出もまとめているので、こちらも合わせて御覧くださいね。

目次
なぜ結婚式でケーキ入刀演出は重要なの?

そもそもなぜケーキ入刀演出にそこまでこだわるのか分からないという人もいるかもしれません。
ケーキ入刀演出が結婚式において重要である理由を先にお話しておきましょう。
理由①披露宴が始まって最初の見せ場だから
ケーキ入刀演出は、披露宴が始まってから割と早い段階で行われるものです。
これは、ウエディングケーキを食事の後のデザートとして振舞うにあたって準備が必要だからです。
披露宴が始まって乾杯をし、すぐにケーキが運ばれてきて入刀シーンになることが多くあります。
披露宴の数ある見せ場の中でも一番早いタイミングで行われるのがケーキ入刀です。
ゲストの気持ちも披露宴開始直後は特に高まっています。
ケーキ入刀演出で一気に場を盛り上げることで、その後の時間をさらにワクワクした気持ちでゲストに過ごしてもらえる効果があります。
ケーキ入刀の演出が、結婚式序盤のピークと言っても過言でないからこそ、演出が大切なのです。
理由②写真に残るシーンだから
ケーキ入刀シーンは、写真にしっかり残ります。
そして、ゲストにも撮影されるためその写真がSNS上に投稿されることも多い場面です。
後から見返しても、自分たちが「このケーキよかったよね」「この入刀シーン素敵だったよね」と思えるようにしたいものですよね。
理由③ゲストに注目される瞬間だから
ご自身が結婚式に参列した経験を思い返してみてください。
ケーキ入刀のときにはゲストが新郎新婦の近くに集まり、写真を撮るためにスタンバイしますよね。
このときほど、多くの人たちが新郎新婦の周りに集まって一緒に何かを楽しむという場面は、披露宴全体を通しても他にはなかなかないでしょう。
誰もが一斉に注目する場面でもあるからこそ、ケーキ入刀の演出は大事なのです。
ケーキ入刀をさらに素敵にする5つの方法

ここからは、ケーキ入刀演出をさらに素敵に見せるための方法についてまとめていきます。
普通のケーキ入刀演出にひと工夫するだけで、オシャレ度や感動の度合いが一気にUPしますのでぜひ皆さんも参考にしてみてくださいね。
その①ケーキ自体にオリジナリティを持たせる
ウエディングケーキ自体にも、おふたりらしさを取り入れると素敵です。
例えば、よくある何の変哲もないウエディングケーキではなく、とびきり目立つケーキトッパーをのせるのもおすすめ。
トッパーとはウエディングケーキの一番上にのせる飾りのことですが、このケーキトッパーには本当にたくさんの種類のものがあります。
しかもオンラインで安価に手に入れることも可能です。
トッパーひとつでケーキの雰囲気も変わりますし、費用も安価なのでおすすめです。
また、ケーキのデザインをオーダーメイドで一から作るというのも素敵ですね。
既成のデザインから選ぶのではなく、全く何もないところから考え、好きな形のものをプランナーと相談しながら決めていくことで、世界にひとつのウエディングケーキが完成します。
このように、入刀するケーキ自体にこだわることもひとつの方法です。
その②ケーキ入刀後のファーストバイトにラストバイトを加える
ありきたりなケーキ入刀後のファーストバイトですが、やはりこの演出は人気です。
特に新婦が新郎に食べさせるシーンは、見る人をほっこりさせる幸せなシーンですよね。
このファーストバイトは定番ですが、これにラストバイトを加えるとケーキ演出がもっと濃いものになります。
ラストバイトは、新郎新婦のそれぞれのお母さまに協力してもらいます。
お母さまからケーキを食べさせてもらうこと、これがラストバイトです。
「これでお母さんからは最後だよ、これからは自分たちで頑張ってね!」という意味を込めて最後に食べさせてもらう演出は、予想以上に感動的です。
見る人も心が温かくなる演出なので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
その③ケーキ入刀の代わりに〇〇入刀にする
ケーキ入刀は一般的ですが、これをケーキ以外のものにするというのもアリです。
かなり変わり種にはなりますが、インパクトとしては非常に大きく、それを見るゲストの反応もとても良いものです。
見た目のインパクトが大きく、豪華でウケがいいものとしては、「お肉入刀」があります。
大きな塊のステーキやローストビーフを新郎新婦でカットするというもの。
もちろんその後のファーストバイトもお肉で行います。
ケーキ入刀があまりにも定番で、何か違うことがしたいなと思うのであれば、ぜひケーキ以外のものを考えてみてください。
お肉の他に、ちらし寿司カットやお好み焼きカット、食べられてその後皆に振舞えるものであれば何でもOKです。
選ぶときには見た目を重視するのが大事です。
運ばれてきたときに「おおお!」と歓声の上がるようなものだと、一気に披露宴が盛り上がりますよ。
もちろん、どこまでできるかという点に関しては式場のルールもあると思いますので、担当プランナーに相談して決めていきましょう。
その④和装に身を包んでケーキ入刀する
結婚式が終わって披露宴が始まるときには、ウエディングドレスを着用していることが多いです。
ケーキ入刀自体は披露宴の序盤にあることが多いので、必然的にウエディングドレスでケーキ入刀をするケースが多くなります。
ですが、これを敢えて和装でのケーキ入刀にしてみると、一気に雰囲気が変わります。
ケーキ入刀はドレスでないといけないなんて決まりはありません。
衣装を和装に変えるだけでも、ケーキ入刀はこれまでたくさんの人たちが目にしてきたものと全く違うものになります。
和装でのケーキ入刀は洋風と和風のミックスのようで、個性的でオシャレです。
その⑤カラードリップ演出を入れる
カラードリップ演出というのは、ケーキ入刀前に運ばれたケーキの仕上げとして、新郎新婦がおふたりでカラードリップをケーキに注ぐという演出です。
このカラードリップは色のついたシロップのことでもちろん食べられるものです。
シンプルなウエディングケーキに注がれるカラードリップは、ケーキ自体の印象も変えてくれます。
初めに運ばれてきたときのウエディングケーキの印象と、カラードリップ演出後のウエディングケーキの印象が異なります。
そのため、一つのケーキで二度楽しめるようなお得感もあっておすすめです。
ゲストにとっても「カラードリップ演出」と「ケーキカット」を両方見ることができるので印象に強く残ります。
見せ場を増やす意味でもおすすめの方法です。
まとめ

結婚式においてケーキ入刀シーンはとても印象に残るものです。
今まで見てきたケーキ入刀と少し違ったことがしたいという方には、ぜひここで紹介した方法を試してみられることをおすすめします。
せっかくの結婚式ですから、ありきたりな演出ではなく見る人の印象に残る、「さらに素敵なケーキ入刀演出」にしましょう。
ゲストに喜んでもらうのはもちろんですが、おふたり自身の思い出にもなりますよ。
何年経っても忘れられないような入刀シーンにしたいものですね!