結婚式の定番演出であるブーケトスですが、意外と失敗が多いことをご存知でしょうか。
ブーケの投げ方を失敗する花嫁だけでなく、ブーケトスで周りから反感を買ってしまう花嫁までいます。
ブーケトスは、やり方を間違えなければ非常に盛り上がる演出です。
今回は、ブーケトスの正しい投げ方や、ブーケトスの進化系演出をご紹介します。
ゲストは見た!結婚式でのブーケトス失敗談

ブーケトスは簡単で間違いない演出のように思えますが、失敗してしまうこともあります。
ここでは、ゲストが見たブーケトスの失敗事例をご紹介。
ブーケトスを成功させるためにも、どのようなところで失敗してしまったのかを確認しましょう。
失敗事例①練習不足
ブーケトスをするのに未婚女性が10人ほど前に出ました。
スタッフさんに言われた位置まで花嫁から離れたのですが、花嫁がブーケをうまく投げられず、こちらまで届かなかったブーケは床に落下してしまいました。
その瞬間、なんとも言えない空気になりました。
失敗事例②そもそも未婚女性が少なかった
私は参加しなかったブーケトスですが、どうやら未婚女性がそもそも少なかったようです。
恐らく3人いるかいないか、という感じでした。
そのため、未婚女性が恥ずかしがって前に出てこなくて、急遽5〜6人ほどいた子供たちにブーケトスをすることになりましたが、子供は何をしていいのか分からずブーケは床にバサリと落下。
子供がはしゃいでいればまだ良かったのかもしれませんが、全員ポカンとして固まっていました。
そしてテイク2をやってまた床に落下。
さすがに子供のパパママが「お花ひろって!」と子供に指示を出してようやく子供がひろいに行っていました。
失敗事例③花嫁のテンションが上がりすぎて…
結婚式で幸せ絶頂だったのか、テンションの高い新婦がブーケトス参加者を見下すような発言を繰り返していました。
「私たちの幸せをお裾上げするので、独身で彼氏もいない女性のみなさん、ブーケを受け取って私たちのように幸せになってください!」
と言ってしまったものだから、会場は微妙な空気に。
しかも独身で彼氏がいない人の自由参加ではなく、名指しで前に出てこさせていたため、さらし者だと感じた人は多かったのではないでしょうか。
結婚式でブーケトスをやるなら注意したいこと

失敗事例をご紹介しましたが、どのようなポイントに注意すればブーケトスで失敗せずに済むのでしょうか。
注意ポイント①ブーケを投げるのは意外と難しい
ブーケをポーンと投げるだけというイメージのブーケトスですが、意外にこれが難しいのです。
思いきり後ろに投げたつもりだったのに、高く上がっただけで距離が飛ばなかったり、床に叩きつけてしまうことも。
参加者もブーケが床に落ちると微妙な雰囲気になってしまうので、練習しておいた方がいいでしょう。
注意ポイント②未婚女性の人数や参加者の性格の傾向によってはやらない方がいい
未婚女性が2〜3人しかいなかった場合は、みんなが注目する中で前に出て行きたくないと感じる女性が多く、人数が少ないことでより尻込みしてしまいます。
また、参加者が大人しい女性やシャイな女性が多ければ、やはりなかなか前に出てきてもらえないことも。
ゲストを楽しませるはずの演出で、ゲストに嫌な思いをさせたくないですよね。
未婚女性を対象にブーケトスをするなら、人数や参加してもらえる人の性格なども考慮した方がいいでしょう。
また、参加してもらいたい女性には、事前にブーケトスに参加してほしいことを知らせておいた方が無難です。
注意ポイント③未婚女性に限定すると「シングルハラスメント」になる!?
最近多いのが、未婚女性を前に出させることが差別に繋がるという考え方です。
「未婚女性」という指定があるため、「結婚式することが幸せ」という価値観の押し付けやジェンダー差別であるととらえる人もいます。
そのため、最近では「未婚女性」と限定してしまうのではなく、希望する人は既婚でも未婚でも男女問わずに参加してもらうようにするパターンもあります。
そのようにしておけば、参加者が少なすぎて失敗してしまうこともなく、差別的な演出になることもありません。
ブーケトスは結婚式前に練習必須!やり方を覚えよう

ブーケトスをするのであれば、公園など広い場所で練習をしておきましょう。
では、どのように投げればいいのかをご説明します。
力いっぱい投げる
力いっぱい投げると、ゲストの頭上を超えて後ろに落ちてしまわないか心配になってしまいますよね。
これが意外と飛ばないものなのです。
ブーケトスは後ろ向きに投げるので、空気抵抗を受けやすい花束は思った以上に飛ばないことを覚えておきましょう。
膝を少し曲げて、伸ばすと同時に思い切り投げましょう。
上に高く上げようと意識しない
高く上げた方がゲストが取りやすい気がしませんか?
しかし、高さを意識すると上に飛ぶばかりでやはり飛距離がでません。
後ろに飛ばすことを意識して投げても弧を描いて飛んでいくので、実はそれなりに高く上がります。
勢いよく後ろに飛んでゲストにぶつけてしまうこともないので、上ではなく「後ろ」に飛ばすことを意識してみましょう。
ブーケを早めに離す
ブーケを投げるときに、後ろに飛ばさなければという意識から手を離すタイミングが遅くなってしまうことも。
そうするとしっかり飛ばないだけでなく、ブーケを床に叩きつけてしまうのです。
ブーケを離すタイミングは、頭を超えてからでは遅いということを覚えておきましょう。
頭を超えるより手前で離す練習をしてみてくださいね。
ブーケの投げ方をまとめると…
ブーケの投げ方は、
- 力いっぱい膝の反動を使って投げる
- 上ではなく後ろに飛ばすことを意識
- ブーケを離す位置は頭より手前で
これを守ればゲストがキャッチできる位置まで飛ばすことができるでしょう。
しかし、これをぶっつけ本番でやるのはなかなか難しいもの。
可能であれば練習をしておきましょう。
ブーケトスの進化系演出もオススメ!

「ブーケトスはいまさら感があるかな?」と思う方は、ブーケトスの進化系演出を取り入れてみましょう。
ブートニアトス・ブロッコリー(カリフラワー)トス
ブートニアトスは新郎が身につけているブートニアを、ブロッコリー(カリフラワー)トスはラッピングしたブロッコリーやカリフラワーを新郎が投げます。
ブーケトスのように未婚男性に限定してもいいですが、みんなに幸せのお裾分けをと希望者全員に参加してもらうのもいいでしょう。
男性は女性よりも恥ずかしがらずに盛り上がる傾向があるので、オススメです。
ぬいぐるみトス
ぬいぐるみを投げる演出で、ぬいぐるみをキャッチした人にはそのままプレゼントしたり、別に用意した景品を渡します。
ぬいぐるみならもしもゲストに当たってしまっても安心です。
ぬいぐるみではなく、クッションを投げてもOK。
菓子まき・キャンディトス
名古屋では定番の結婚式演出「菓子まき」を取り入れるのも楽しそう。
数をまけるので、たくさんの人にキャッチしてもらえます。
また、ブーケのように棒キャンディをラッピングしたものをトスする花嫁も。
色とりどりのキャンディが可愛らしい演出になり、あとでシェアして楽しんでもらうことができます。
まとめ

今回は、ブーケトスの正しい投げ方や、ブーケトスの進化系演出をご紹介しました。
ブーケトスは簡単そうに見えて意外と難しいだけでなく、失敗も多い演出です。
- ブーケが飛ばずに落ちる
- 参加者が出てきてくれない
- 差別的にとらえられることがある
など注意点はありますが、ブーケトスの練習をしたり、男女や既婚未婚問わず参加OKにすれば失敗は大幅に減らすことが可能です。
また、最近ではさまざまな「◯◯トス」をおこなうカップルが増えているので、オリジナルトスを考えてみるのも楽しめますよ。