ついつい後回しになりがちなのが二次会の準備です。
挙式や披露宴とは全く異なる雰囲気で楽しめる二次会は、友人たちも楽しみにしているイベントのひとつです。
結婚式の準備に追われる新郎新婦ですが、どのように段取り良く二次会の準備に取り組めばよいのでしょうか。
今回は、元ウエディングプランナーから、二次会準備における7つのポイントについてお話しします。
目次
ポイント①二次会準備は全部新郎新婦カップルでやろうとしないこと!

ときどき、結婚式の準備をしているタイミングで、新郎新婦カップルから
なんてことを聞くことがあります。
もちろん、二次会も含めて結婚式のイベントですから、当然こだわりたい気持ちも分かります。
ですが、あれもこれも自分たちで準備をするというのは、本当に大変な話です。
実際、新郎新婦カップルの多くは、二次会を人に任せています。
つまり、幹事をたててそこに二次会準備は丸投げするのです。これが一番賢い選択です。
新郎新婦のこだわる部分は、しっかりと感じに伝えておけばいい話です。
そうすれば、新郎新婦の思い描いた二次会パーティーが、幹事の手で作られていきます。
人に任せるということに不安を感じる方もいるかもしれませんが、二次会に関しては幹事に一任してしまいましょう。
ポイント②二次会の幹事は親友グループに依頼しよう

二次会幹事は、誰に依頼するのが自然なのかという点ですが、これは親友が一番です。
そして、仲の良い親友グループがいるのならその複数名にお願いしてしまうと良いでしょう。
新郎側と新婦側で2名ずつ、もしくは3名ずつくらいはいた方が良いです。
一人ずつだと負担が重くなってしまいすぎます。
二次会準備にはある程度時間と労力がかかるため合計で4名はいた方が良いでしょう。
二次会によくありがちなビンゴゲームや、何かしらのゲームに使う商品にしても、買い物に行くだけでも大変ですし、物を運んだりする手間もあります。
人数はある程度いた方がいいのです。
お二人のことをよく知っている親友グループが作ってくれる二次会なら、楽しいに決まっていますよね!
ポイント③二次会の幹事を依頼するタイミングは遅くても3カ月前

二次会の準備を新郎新婦カップルがどうにかがんばって自分たちでやっていこうと思っていたとします。
ですが、直前になって、もう結婚式の準備に追われてとてもじゃないけれど二次会の準備までできない!となるケースもあります。
いくら親友でも、このタイミングで二次会の幹事を急に依頼するのはとても迷惑な話です。
当然引き受けてくれるのがお友達だとは思いますが、そうは言っても忙しい日々の中二次会の準備を間際に頼まれたとなると負担はかなり大きいです。
二次会の幹事を依頼するのであればタイミングは3カ月前がおすすめです。
このくらい余裕をもって依頼しておけば、ゆっくりと企画していくこともできますし、二次会の完成度も高くなるでしょう。
結婚式の打ち合わせが始まるのが3、4カ月前ですから、この同じタイミングで二次会の幹事を依頼しておくようにすると良いですね。

ポイント④場所は新郎新婦が選んで決めた方が良い

新郎新婦カップルが、二次会の幹事を人に依頼する段階で、これだけは決めておいた方が良いというポイントがあります。
それが、場所です。お店のチョイスは新郎新婦で行いましょう。
二次会の雰囲気を大きく左右するのはお店選びです。この部分はお二人の意向で決めましょう。
場所を選ぶときに気を付けるべき点は、結婚式場からのアクセスです。
自分が結婚式の参列ゲストだった場合、結婚式場から二次会の場所が遠かったり、移動が不便な場所にあると面倒に感じますよね。
場所選びはこの点も考慮する必要があります。
どうしても少し行きにくい場所を選びたい場合は、結婚式場からの送迎の手配を忘れないようにしましょう。
そして、二次会のみ参加するゲストが多い場合は、そのゲストのための送迎も手配しましょう。
ちなみに、結婚式場の中に二次会用のパーティー会場を併設しているケースもあります。
これはとても便利ですし、二次会のみ参加するゲストが多くない場合には特におすすめのチョイスです。
ポイント⑤二次会スタートの時間は披露宴お開きの2時間半後がベスト

二次会のスタート時間は案外重要なポイントです。
皆さんも、これまで結婚式から二次会までの間がものすごくあいていて暇を持て余した経験があるのではないでしょうか。
これが結構辛いもので、結婚式と披露宴だけでもかなりの時間を過ごしています。
二次会までの間が下手にあくことで、テンションが一気に下がってしまうことはよくあるものです。
ゲストのことを考えると、披露宴が終わって2時間から2時間半後には二次会が始まっているのがベストです。
当然、二次会の会場が結婚式場からどれだけ離れているかにもよりますが、これ以上時間が空くとあまり良くありません。
実際、結婚式が終わってから二次会までの間が2時間しかない場合、新郎新婦はかなりバタバタします。
二次会のスタートはなるべく早いほうがいいので、ここはちょっと頑張って急いであげましょう。
大切なゲストが楽しみに待ってくれているのですから!
ポイント⑥二次会の出欠は結婚式の招待状に同封するのがおすすめ

二次会に参加してくれるかどうか、その出欠は結婚式の招待状を出すときにあわせて「二次会の出欠」も同封するのがおすすめです。
これにより、二次会の出欠をひとりひとりに連絡をとって確認していく手間がはぶけます。
どのみち招待状は結婚式の招待客には必ず送付するものです。
このタイミングに間に合わせて二次会の出欠をとる付箋を作りましょう。
ちなみに、結婚式の招待状を送付するのは式の2カ月ほど前です。
これの返信が1カ月前あたりになります。
式の1カ月前には、二次会の参加不参加も明らかになっているということ、タイミング的にはこのくらいで十分間に合います。

ポイント⑦二次会の進行は全部幹事に任せよう!介入しないで!

二次会の準備を幹事に依頼してしまったあとは、幹事に全て任せましょう。
新郎新婦カップルにとって、二次会も結婚式と同じくらい楽しみにしているものですよね。
いろいろ気になってしまうのは分かります。
ですが、幹事側も二次会を盛り上げようと、いろいろと考えてくれています。
ここで頻繁に、準備の進捗を聞いたり、内容を確認したりするのは、幹事にとってあまり喜ばしいことではありません。
完全に任せっきりにしておくのが一番です。
そして、割とよくある話ですが、幹事がいろいろと仕組んで、新郎新婦にサプライズのイベントを考えていることは多いです。
当日、幹事たちが一生懸命作り上げてくれた二次会を楽しむこと、これが新郎新婦の役割です。
関与せずに、任せっぱなしにしておきましょう。
まとめ

結婚式に関わることとなると、何でもかんでも把握しておきたい!自分たちで決めたい!と思う新郎新婦は多いです。
ただ、何もかも自分たちで準備するというのは、想像以上に大変なことです。
結婚式の準備に集中しましょう。
二次会は幹事が企画してくれるからこそ、ワクワクするものです。
二次会までを新郎新婦からのおもてなしと考えるのではなく、二次会は新郎新婦が楽しむ番だと考えましょう!