入籍は結婚式の後にしなければいけないなどの決まりはなく、入籍のタイミングはふたりの自由です。
しかし、一生の記念日となる入籍日をどの日にするか悩むカップルも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、入籍のタイミングと、入籍日の決め方の例をご紹介します。
目次
入籍をするタイミングはいつ?

入籍のタイミングは3パターンあります。
それぞれのメリットなどをご説明します。
結婚式前に入籍
結婚式前に入籍をするカップルは全体の約8割で、ほとんどのカップルは結婚式までに入籍を済ませています。
入籍前は結婚の挨拶、結納や顔合わせなど意外と忙しいもの。
さらに入籍後も新居探しや免許証などの氏名変更をしなければいけなかったりとバタバタしてしまいがち。
そこで、結婚式前に入籍を済ませておけば、入籍後の忙しさが落ち着いてから結婚式の準備を始められます。
他には、
- カップルでは入居不可な賃貸物件に引っ越すため
- 新婚旅行用のパスポートを取得するため
- 結婚式前の記念日に入籍するため
などの理由で、結婚式前に入籍をしている方もいます。
結婚式当日に入籍
結婚式の当日に入籍をするメリットは、記念日がひとつにできるという点です。
中には結婚記念日として、入籍日と結婚式を挙げた日と、どちらでお祝いすべきか悩むという方もいるようです。
また、記念日が多いと忘れてしまいそうだからという理由もあります。
しかし、結婚式当日はとても忙しいもの。
スケジュールを確認しながら、いつ婚姻届を提出しに行くかを決めておきましょう。
結婚式後に入籍
結婚式後に入籍をするカップルは、結婚式でお披露目を終えてから入籍するべきという親の意見を尊重している場合が多いようです。
親世代にはこのような考えの方もまだいますので、入籍日について先に親の意向を確認しておいた方が、後に揉めてしまう原因を確実になくすことができます。
ふたりで決めている入籍日が結婚式前で、その日は譲れないという場合は理由を話して納得してもらうようにしましょう。
また、結婚式当日に入籍するつもりができず、後日の入籍になったというパターンも。
結婚式が土日祝日の場合、書類に不備があるかどうかは提出時にわかりません。
不備があり、結婚式当日を入籍日にすることができなかったというカップルもいるでしょう。
また、結婚式当日の忙しさから、婚姻届を提出することができなかったということもあるようです。
入籍日をいつにするかどうやってきめる?

入籍日は結婚記念日となる日なので、いつ入籍しようか悩む方も多いでしょう。
入籍日の決め方の例をご紹介します。
結婚式当日に入籍する
先ほどご紹介した通り、結婚式の当日に入籍するカップルも少数派ながらいます。
結婚式当日に入籍を考えているのであれば、結婚式のスケジュール確認や、書類に不備がないかなど入念にチェックしましょう。
朝一で提出したり、家族に代理で提出してもらうと確実で安心です。
日付が固定されている祝日に入籍する
毎年結婚記念日が休みになる祝日を選ぶカップルも。
しかし、注意しなくてはならないのが「日付が固定でない祝日がある」ということです。
元旦や建国記念の日などは毎年決まった日付の祝日ですが、海の日や体育の日といった日付が変動する祝日もあります。
結婚記念日を休みにするために祝日を選ぶのであれば、日付が固定されている祝日を選びましょう。
日付が固定されている祝日
- 元旦…1月1日
- 建国記念の日…2月11日
- 天皇誕生日…2月23日
- 昭和の日…4月29日
- 憲法記念日…5月3日
- みどりの日…5月4日
- こどもの日…5月5日
- 山の日…8月11日
- 文化の日…11月3日
- 勤労感謝の日…11月23日
日付が変動する祝日
- 成人の日…1月
- 春分の日…3月
- 海の日…7月
- 敬老の日…9月
- 秋分の日…9月
- 体育の日…10月
記念日に入籍する
記念日に入籍すると、「記念日が多すぎて、うっかり結婚記念日を忘れていた!」ということも減らすことができます。
- 付き合い始めた記念日
- どちらかの誕生日
- プロポーズをされた日
など、この記念日と一緒に結婚記念日を祝いたいと思える日を選ぶといいでしょう。
お日柄で入籍する
結婚式と同様にお日柄を重視するカップルも。
お日柄のいい日は
- 大安
- 天赦日(てんしゃにち)
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
このように、3種類あります。
それぞれの意味を知り、入籍したい時期と照らし合わせてどの日を選ぶか検討してみましょう。
大安
結婚式の日としても人気の大安は、1日を通して吉とされる六曜の中でもっともおめでたい日です。
天赦日(てんしゃにち)
天赦日は一年の中で5〜6回しか訪れない幸運日。
百神が天に昇り、天が万物の罪をゆるす日であり、日本の暦の中で「最上の大吉日」とされています。
天赦日に始めたことは成功するとも言われており、結納や入籍、結婚式などにも最適な日です。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
天赦日同様、一粒万倍日を知らないという方も多いでしょう。
一粒万倍日は一粒の籾(もみ)が、たわわに実る稲穂となることから、新しいことをスタートさせる日として最適とされています。
天赦日は年に5〜6回しかないのに対して一粒万倍日は月に5日ほどあるため、選びやすいというメリットもあります。
まれに天赦日と一粒万倍日が重なる日がありますので、そんな特大の開運日を調べてみるのもオススメです。
避けるべきお日柄
入籍に適したお日柄もあれば、避けるべきお日柄もあります。
お日柄を気にするのであれば、次の2つは避けるべき日として覚えましょう。
- 仏滅
仏も滅するような日として、1日を通し凶とされている仏滅。
結婚式の日取りとしても、避けられやすい日です。
- 寅の日
虎は「千里往って千里還る」ということから、寅の日は旅立ちにいい日とされており、使ったお金が戻ってくるという意味もあります。
さらに、虎の縦縞が金運の象徴とされているため、財布の新調や宝くじの購入などの金運を上げたい時に適した日なのです。
しかし、結婚に関しては「出戻り」のイメージがある日なので、離婚に繋がるということから避けるべき日とされています。
覚えやすいゾロ目や語呂合わせの日に入籍する
ゾロ目や語呂合わせができる日も、覚えやすさから人気があります。
ゾロ目で特に人気なのは七夕である7月7日です。
織姫と彦星が出会うロマンチックなイメージから選ぶカップルが多いのかもしれません。
また、語呂合わせもさまざまなものがあります。
- 2月2日…夫婦
- 3月9日…サンキュー
- 4月22日…良い夫婦
- 8月10日…ハート
- 11月22日…いい夫婦
定番の語呂合わせだけでもこれだけのものがあります。
また、「○○の日」というのは毎日何かしらあるもの。
「猫が好きだから2月22日の猫の日」というように、ふたりが好きなものの日があれば、その日に合わせて入籍すれば、忘れにくい上に楽しい思い出になりそうです。
まとめ

今回は、入籍のタイミングと、入籍日の決め方の例をご紹介しました。
結婚式の前に入籍をするカップルが大多数で、結婚式の準備や新婚生活の準備などを考えると、メリットが多いのもこのタイミングといえます。
結婚式当日に入籍をするのであれば、スケジュールをしっかりと立てておきましょう。
結婚式後の入籍は、親がお披露目後の入籍にこだわっていることが多くあります。
親世代ではそれが普通と考えられていることもあるので、入籍日は事前に相談したり知らせておくなどしましょう。
入籍日は
- 結婚式当日
- 日付が毎年変わらない祝日
- 記念日
- お日柄の良い日
- ゾロ目や語呂合わせの日
など、さまざまな決め方があります。
大切なのはその日に思い入れが強まったり、毎年忘れない日になること。
結婚記念日が楽しみになるような日をふたりで見つけてみましょう。