結婚式は二次会があって当たり前だと思われがちですが、必ずしもしなくてはいけないというルールはありません。
二次会をするかしないかということを考えるときには、メリットとデメリットの両方を考える必要があります。
今回は元ウエディングプランナーが、結婚式の二次会の意味についてお話していきます。
皆さんにとって、二次会をするべきかしないでおくべきかを判断する手助けになれば幸いです。
目次
結婚式の二次会ってみんなしてるの?

友人の結婚式などを思い返してみても、結婚式には二次会があることの方が圧倒的に多いような気がするかもしれません。
ですが、結婚式をする新郎新婦のうち、結婚式の二次会をするのは約6割から7割と言われています。
残りのカップルは、結婚式のみを行うということですね。
こうしてみてみると、案外二次会無しのパターンは少なくないことが分かります。

結婚式の二次会をするべきケース

結婚式の二次会は基本的にしてもしなくてもいいということではありますが、絶対に二次会をするべきケースもあります。
それは以下のどれかにあてはまっている場合です。
これらのケースは二次会をするメリットがあまりに多いので、ぜひ二次会はするように計画していくのがおすすめです。
親族中心の少人数結婚式を挙げる場合
親族中心のアットホームな結婚式は、近年とても人気の結婚式スタイルです。
この場合、当然参列するゲストは親族のみになります。
会社関係の人たちや友人は結婚式に参列することができません。
となると、二次会を計画することにより、結婚式に参列できなかった友人たちも二人の門出をお祝いすることができるようになります。
ぜひ二次会はするべきでしょう。

海外での結婚式を計画している場合
海外挙式も人気の結婚式のスタイルですよね。
海外での結婚式に招待できるのは、多くの場合家族に限定されてしまいます。
もちろん。家族以外にも友人や会社の同僚など、晴れ姿を見て欲しい人たちはたくさんいますよね。
海外挙式を予定している場合は、ぜひ二次会をするべきです。
このときに海外挙式の写真やムービーを見せられるようにしておくと、とても素敵な演出になるでしょう。

呼びたくても結婚式には呼べない友達が多い場合
友達や会社関係の人たちがとても多く、結婚式に参列してもらえるのはその一部に限られてしまう場合も、二次会はとても良いパーティーの機会になります。
結婚式はせっかくなら多くの人に参加してもらいたいと思う人が多いです。
参列ゲストを厳選して一部しか招待できないなんてすこし悲しいですよね。
二次会では気軽にたくさんの人を招くことができますので、ぜひその機会をつくってたくさんの人たちからお祝いの言葉をもらいましょう。

結婚式の二次会をする3つのメリット

さて、ここからは二次会をすることで得られるメリットについてまとめていきましょう。
結婚式だけでも十分なのに、二次会まですることに何の意味があるのだろうと思う人もいるかもしれません。
ここで改めて3つのメリットを知り、二次会の意味を理解しましょう。
メリット①気軽にたくさんの人を招待できる
結婚式だと、どうしても招待ゲストは厳選していかなくてはなりません。
たとえば異性の友人を呼びにくかったり、本当は呼びたい友人がいても人数の兼ね合いで呼べなかったりと、何かと制限されがちですよね。
二次会はこの辺りのストレスがありません。
気楽に思いつくままにどんどん招待することができるので、たくさんの人に集まってもらい、楽しいパーティーが企画できます。
メリット②新郎新婦も緊張せず気楽に楽しめる
新郎新婦は、結婚式のときには何かと緊張してしまう場面が多く、肩の力を抜いて思いっきり楽しむということがなかなかできません。
ですが、二次会だと全く違う雰囲気になるため、新郎新婦自身も100%楽しむことができるのもまた二次会のメリットのひとつでしょう。
メリット③ゲスト同士の親睦を深めることができる
よく、結婚式の二次会で知り合った人同士が恋愛関係になっていくという話があります。
それだけ、結婚式と言うのは出会いの場でもあるのです。
新郎側と新婦側のゲストが、気楽に皆で楽しんで参加することのできる二次会は、言ってしまえば独身男女にとっての出会いの場とも呼べるでしょう。
もちろん、恋愛に限った話ではありません。
結婚式ではなかなか自由にゆっくり会話を楽しむことができないもの。
それが、二次会だと好きなようにゲスト同士が思い思いにその場にいる人たちとの時間を楽しむことができます。
この点も、二次会のメリットとしては欠かせないポイントでしょう。
結婚式の二次会をする3つのデメリット

結婚式の二次会をすることのデメリットについては、何があげられるのでしょうか。
ここからは、二次会のデメリットについて同じく3つにまとめてお話していきましょう。
デメリット①費用がかかってしまう
結婚式をするだけで、相当な費用がかかってくるわけですが、二次会に関してもお金はそれなりにかかります。
この点は二次会をする際のデメリットと言って良いでしょう。
ただ、これに関しては、選ぶ会場によって大きく変わってきます。
予算に合わせて好みに合うパーティー会場をチョイスしましょう。
デメリット②準備が大変
新郎新婦は結婚式の準備で大忙しですよね。
そんな中で、同時進行で二次会のことまで考えるのはとても大変です。
パーティーが二つになることで、準備が大変になるのは間違いありません。
この点も二次会のデメリットと言えるでしょう。
しかし、結婚式の二次会の準備においては、幹事に一任するという方法も一般的です。
新郎新婦としては、二次会のこともしっかり把握しておきたいという気持ちは分かります。
ですが、ここは思い切って幹事に全てお任せする形の方が絶対に良いです。

デメリット③ゲストにとってもさらなる出費になってしまう
結婚式のとき、招待されたゲストが思うのは「結構お金がかかっちゃうな」ということです。
当然お祝いしたい気持ちでいっぱいなのは言うまでもありません。
とは言え、ご祝儀や交通費などあれこれと出費がかさんでしまうのは避けられませんよね。
その上二次会まであるとなると、ゲストにとって金銭的な負担はさらに大きくなってしまいます。
この点が気になる場合は、二次会に関してはあまり豪華な会場でなく、本当にカジュアルな雰囲気で行うのがおすすめです。
そうすることにより、参加者から募る会費もお安く設定することができます。
安い会費で、思い切り楽しめるように企画してあげるのも思いやりですね。
まとめ

結婚式と結婚式の二次会は、全く別のパーティーです。
二次会を行う場合は、二次会を行う意味をきちんと理解し、ゲストに喜ばれるように企画したいものですね。
新郎新婦にとっては、結婚式が終わった後の二次会も含めて、「結婚式の一日の思い出」となります。
一生の思い出に残る、記念すべき日だからこそ素敵な二次会パーティーにしましょう。
結婚式の二次会には、もちろんメリットもデメリットもあります。
二次会をするかしないかという点については慎重に検討しましょう。
お二人にとって、二次会を行うメリットが多いのかそうでないかについて一度見つめ直してみてください。
二次会を行うメリットが、デメリットよりも多いと感じれば、二次会はぜひ行うべきです。