迎賓館という言葉を聞いて、皆さんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか。
迎賓館での結婚式とは、迎賓館のような雰囲気を模して造られた結婚式場で挙げる結婚式のことを言います。
迎賓館でのウエディングってなんか良さそう!と思っても具体的な想像ができない人はきっと多いはず。
ということで、今回は元ウエディングプランナーから、迎賓館での結婚式が実際にどうなのかその魅力についてお話しします。
目次
迎賓館の本来の意味

ふんわり曖昧なイメージはあると思いますが、ここでしっかりと本来の迎賓館の意味について知っておきましょう。
迎賓館とは、海外から主要なゲストを招くときに会食や宿泊などの接遇を行う施設のことを指します。
公式な行事に使うための、ゲストをおもてなしする場所ですね。
迎賓館赤坂離宮は、知る人も多い迎賓館です。
ここは、1899年に東宮御所として建設されて以来、天皇陛下の住居として、また国外からの要人を招く際の場所として長く使われてきました。
現在では国宝に指定されていて、日本が誇る重要建造物のひとつとなっています。
迎賓館ウエディングとは

迎賓館ウエディングというのは、何も先ほどお伝えした「迎賓館」で行われるわけではありません。
ここでいう迎賓館とは、本物の迎賓館に近いイメージで作られた結婚式目的の施設のことです。
結婚式場の名前に「〇〇迎賓館」と名付けられていることが多く、名前ですぐに判断することができます。
ジャンルとしては貸し切りゲストハウスウエディングに入ります。
宿泊設備などは含まれていないことが多く、結婚式を挙げるためだけに考えられて作られている建物ですので、設備はとても充実しています。

迎賓館ウエディングの5つの魅力

さて、ここからは迎賓館ウエディングにおける5つの魅力を紹介していきましょう。
ホテルでの結婚式や、海外リゾートでの結婚式など、結婚式には様々なスタイルがあります。
その中で迎賓館ウエディングが他のスタイルよりも確実に勝っていると言える、5つの魅力についてお話しします。
魅力①建物が宮殿のようで立派!
迎賓館ウエディングを選ぶ人のほとんどは、まずその外観に魅力を感じていることと思います。
迎賓館と名の付く結婚式場は、どこをとっても上品で高級感が抜群に高いのが特徴です。
白亜の宮殿のような建物で、まるで自分がお姫様になったような気持ちを味わえるでしょう。
ホテルでの結婚式では、結婚式スペースはホテルの敷地内に入ってしまっているため、外観を楽しむことはできません。
これがやはりホテルウエディングを検討する人のネックになることが多いです。
イメージ的に、結婚式と言えば真っ白のチャペルもしくはパーティー会場のお庭に出て、建物をバックに写真を撮るものだと思っている人も多いでしょう。
これを叶えるには、結婚式場は独立している施設である必要があり、さらに見栄えのいい建物である必要があります。
つまり、迎賓館ウエディングなら叶えられるということですね。
魅力②貸し切り感があり非現実的な世界に入り込める
結婚式において重要なのが貸し切り感です。
結婚式を挙げる場所によっては、この貸し切り感を感じられず何とも落ち着かない結婚式になってしまうこともあり得ます。
貸し切り感は特別感につながる大切なポイントです。
もう少し詳しく例を挙げてお話ししましょう。
例えば、結婚式場がホテルの敷地内にあったとします。
そうすると、そのホテルには結婚式のゲストだけでなく宿泊客やレストラン利用客が常にいる状態になりますよね。
もちろんホテルによっては、ウエディングスペースとホテルスペースを分けている場合もあります。
ですが、結局はホテル全体として営業しているので完全に分けることは不可能です。
結婚式当日に自分たちの結婚式に参列してくれるゲストと、自分たちの結婚式をお手伝いしてくれるスタッフたちしか目に入らない状況を作ることができるのは、独立型の結婚式場の最大のメリットだとも言えます。
これにより、日常から離れて非現実な気持ちで夢心地な一日を過ごすことができるようになります。
魅力③屋外スペースが充実している
迎賓館ウエディングでは、多くの場合美しい中庭があったり、パーティー会場から外の景色が眺められたりと、とにかく屋外のスペースを楽しめるように作られています。
これにより、結婚式の間に何度か外での演出を取り入れることができるようになります。
外の演出というのは無限の可能性を秘めています。
例えばお庭に出てゲストと一緒に記念写真を撮るのも素敵ですし、外でのデザートビュッフェも良いですね。
また、バルーンリリースをしてカラフルな風船を皆で空に飛ばすのも素敵です。
結婚式はどうしてもありきたりなものになりがちです。
だからこそ、場所を変えて外でできることを何種類か考えてみるのがおすすめです。
迎賓館ウエディングは屋外演出にピッタリの結婚式スタイルです。
使わなければ勿体ないですね。
魅力④魅力的な写真がたくさん残せる
屋外スペースが充実していて、外観も魅力的、となれば当然写真もいいものになります。
結婚式を挙げるのは、素敵な写真を残して思い出にしたいから、という人もたくさんいます。
迎賓館での結婚式はまさに写真を撮るために作られているかのような、完璧な舞台となるでしょう。
どの結婚式場で結婚式をしても、必ず写真は残せます。
ですが、せっかくなら見る人が皆感動して羨ましがってくれるような、そんなレベルの高い写真を残したいと思いませんか?
それなら迎賓館はばっちりです。何と言っても「写真映えするスポットが多い」ため、どこで撮影しても特別感のある素敵な写真が撮れるでしょう。
迎賓館の魅力のひとつでもある外観をアピールした写真も、綺麗に整えられたお庭での写真も、全てが最高の一枚に仕上がります。
魅力⑤参列ゲストの満足度が高い
結婚式はゲストへのおもてなしの意味合いも強いため、ゲストの満足度もしっかり上げていける結婚式場を選びたいものです。
迎賓館ウエディングは、その点でも自信をもっておすすめできます。
そもそも、結婚式を目的に作られている専門式場ですから、当然待合スペースなどのゲストにとって大切な部分がとても充実しているのです。
この辺りは案外見落としやすいポイントなのですが、当日参列するゲストにとってはチャペルやパーティー会場だけでなく、待合スペースもとても大切です。
挙式と披露宴の間の空き時間や、少し挙式よりも早く到着した際に待っておける場所も、少しでも雰囲気がよくて快適な方が良いに決まっていますよね。
チャペルがどれだけ素敵でも、待合スペースがとても圧迫感のある締め切られた部屋だと、それだけでテンションは一気に下がってしまいます。
当日の参列者の口コミ評価が高いのも迎賓館ウエディングの特徴のひとつです。
まとめ

迎賓館ウエディングは、結婚式に特別感と高級感を持たせたい人にはピッタリです。
何よりも迎賓館という名にふさわしいお城のような外観はもちろん、写真にこだわり、そして大切なゲストも満足させることができます。
結婚式は一生に一度の大切なイベントです。
その大切な一日を、最高の舞台で過ごしたいと思いませんか?
プライベートな場所で、現実を忘れて大切な結婚式の感動に浸ることができる迎賓館ウエディングは、それを叶えるのに最適な場所になるでしょう。
