屋外でおこなうガーデンウェディングは、欧米のようにオシャレな結婚式を挙げることができるため、憧れている女性も多いのではないでしょうか。
フォトジェニックでガーデンならではの演出ができるなど、魅力いっぱいのガーデンウェディングですが、注意点もいくつかあります。
そこで今回は、ガーデンウェディングの魅力と注意点、さらにガーデンウェディングを経験したカップルの体験談をご紹介します。
目次
ガーデンウェディングの魅力は?

ガーデンウェディングにはどのような魅力があるのかをご紹介します。
開放感がありアットホームな雰囲気を演出できる
ガーデンウェディング最大の魅力は開放感ではないでしょうか。
ゴージャス感を出すのは難しいですが、昨今人気のナチュラルテイストな結婚式にすることができるでしょう。
開放感はありながら、ゲストと新郎新婦の距離が近くアットホーム感を出しやすいのも魅力です。
また、デザートビュッフェをガーデンウェディングで取り入れれば、ゲストとより近く楽しい時間を過ごせるでしょう。
ガーデンウェディングならではの演出ができる
ガーデンウェディングは、屋内ではできない演出を取り入れることができます。
例えば、
- ガゼボの下で挙式
- フラワーシャワー
- バルーンリリース
などです。
ガゼボは柱と屋根のみの建築物のことを言い、「ガゼボの下で挙式をおこなうと、一生住む場所に困らない」というヨーロッパの言い伝えもあります。
季節をより感じられる結婚式になる
ガーデンウェディングは緑に囲まれているため、春の新緑や秋の紅葉などの季節をより感じられるのも魅力と言えます。
季節のイベントに合わせた飾り付けも、よく映えるでしょう。
ガーデンウェディングで気を付けるべき注意ポイントとは?

ガーデンウェディングを希望しているのであれば、注意したいポイントをご紹介します。
天候に左右される可能性がある
ガーデンウェディングは屋外なので、天候によってはガーデンでの結婚式は中止になる可能性があることを覚えておきましょう。
結婚式当日まで天気予報を見ながらハラハラさせられることも。
当日晴れていたと思ったら雨が降ることもあるでしょう。
雨が降るなどの天候不良の場合、会場によってどのような対応を取ってくれるかは変わります。
ガーデンウェディングから屋内に変更される場合は、屋内用の進行になるため結婚式自体は問題なく進むでしょう。
会場によっては、小雨程度ならテントなどを立ててガーデンウェディングを実施することもあります。
雨だからといって結婚式自体は延期にはなりませんので、その点は安心してください。
ただし、思い描いていた結婚式にならず、がっかりしてしまう結果となる可能性があることを頭に入れておいた方がいいでしょう。
会場を探す際には、雨が降った場合の対応を忘れずに確認してください。
ゲストのことを考慮した時期選びが大切
ガーデンウェディングは屋外でおこなわれるため、空調が効いている室内とは違い暑さや寒さをダイレクトに感じます。
そのため、暑い時期や寒い時期はゲストへの負担が大きくなることを忘れてはいけません。
特に高齢のゲストがいる場合は、より慎重になるべきです。
「なぜこんな季節に屋外なんだ」と思われないような時期選びは必須ですので、ガーデンウェディングを検討するのであれば春か秋がオススメ。
結婚式を予定している月の平均気温などを確認してから、ガーデンウェディングをするか検討してみましょう。
ガーデンウェディングに向くドレス・向かないドレスがある
ガーデンウェディングはガーデンの中を歩き回るため、エンパイアラインやスレンダーラインといった動きやすいドレスが向いています。
対して、
- ロングトレーンのドレス
- ベルラインやプリンセスラインのドレス
は裾の引きずりやスカートのボリュームがガーデンウェディングには向いていません。
また、ロングベールなども引きずってしまうためやめておいた方がいいでしょう。
スタッフや介添人のサポートがなくても動きやすいドレスを選ぶと、ガーデンウェディングでも問題なく着ることができますよ。
ガーデンウェディングで取り入れたい!オススメ演出

ガーデンウェディングで取り入れると盛り上がる演出をご紹介します。
ガーデンウェディングにオススメの演出①:◯◯シャワー
屋外ならではの演出として人気のフラワーシャワー。
花びら以外のものを使用すれば写真の雰囲気も変わるため、好みのシャワー素材を探してみましょう。
どのようなものがあるかというと、
- フェザーシャワー
- リボンシャワー
- リーフシャワー
- ライスシャワー
- パールシャワー
- スターシャワー
- バブルシャワー
など種類もさまざま。
自分たちで考えたオリジナルシャワーを用意することもできます。
ガーデンウェディングにオススメの演出②:バルーンリリース
新郎新婦とゲストが一緒におこなえるバルーンリリース。
ふたりの幸せが天まで届くようにという意味があり、一斉に飛んでいく風船は華やかさがあります。
子供から大人まで楽しめる演出です。
ガーデンウェディングにオススメの演出③:BBQやデザートビュッフェ
みんなでワイワイ盛り上がりたいなら、ガーデンでのBBQはいかがでしょうか。
よりアットホーム感を出すために、かき氷やスイカを用意して楽しむ新郎新婦もいます。
また、デザートビュッフェをガーデンで振る舞い、新郎新婦みずからゲストにサーブしても喜ばれるでしょう。
ガーデンウェディングにオススメの演出④:パラシュートベア
天井がないガーデンだからこそ、ブーケトスではなくパラシュートベアがオススメ。
パラシュートベアは、バズーカ型クラッカーで打ち上げたテディベアなどのぬいぐるみをゲストにキャッチしてもらう演出で、ぬいぐるみをキャッチしたゲストにプレゼントを渡します。
ブーケトスのように限られた人だけが参加する演出ではないので、みんなで盛り上がることができますね。
ガーデンウェディングにオススメの演出⑤:キャンドルや花火を使った演出
昼間のガーデンウェディングも魅力的ですが、夕方からのナイトウェディングもオススメです。
ランタンやキャンドルを使用した飾り付けはムードが抜群。
イルミネーションもゲストから喜ばれるでしょう。
花火シャワーなどの花火を使った演出も、ナイトガーデンウェディングならではの演出です。
ガーデンウェディングを選んだ先輩カップルの体験談

今回、クラウドソーシングサービス「Lancers」でガーデンウェディングを経験した先輩カップルに「ガーデンウェディングについて」アンケートを実施しました。
ガーデンウェディングをおこなってみてどうだったかなどを教えてもらいましたので、参考にしてみましょう。
ガーデンウェディングを選んだ理由は?
- かしこまったウェディングではなく、アットホームでカジュアルな雰囲気にしたかったからです。
- ゲストに軽井沢の明るい、開放的な空気感を味わって欲しかったので、ガーデンウェディングを選びました。
- 2人とも緑のある場所が好きで、通常の式場の一部エリアに緑があるというよりも、挙式なども外でできるガーデンウェディングがとても魅力的でした。
- 自然が好きなので、緑に囲まれたガーデンウェディングをしてみたかったからです。友達のガーデンウェディングがとても良かったので、憧れがありました。
- 私は普通に室内での一般的なものを考えていましたが主人は興味があったらしく色々調べ見学などしていくうちに、私自身も魅力的に思えたため選びました。
- 自然関係の仕事を日頃しているので、結婚式もそういった環境で行いたいと思ったからです。
- 森や木の家具などナチュラルな雰囲気の空間が好きだからです。
また、人と被らない式がしたかったからです。
- 開放感があって、大きな窓で外と中を行き来できるので、自由度が上がると思ったからです。
- 新郎、新婦ともにアウトドアスポーツが好きで、山登りが趣味でした。知人達も同じ趣味の人が多いので、外での式を選びました。
ガーデンウェディングをおこなった季節は?
先輩カップルがガーデンウェディングをおこなった時期は、以下のとおりです。
- 春…45.8%
- 夏…20.8%
- 秋…20.8%
- 冬…12.6%
春が圧倒的に多く、冬が少ないという結果となりました。
春はガーデンも美しい季節で気温的にも過ごしやすいので、ガーデンウェディングに適した季節と言えます。
ガーデンウェディングを選んで良かったと思う?
ガーデンウェディングを挙げてみてどう感じたかを教えてもらいました。
<ガーデンウェディングを選んで良かった>
- 希望通りアットホームで和やかなウェディングになりました。
ゲストからも「あなたたちらしい式で居心地がよかった」と好評でした。
- 会場の雰囲気がとても風通しがよく、和やかでした。
新たな人生の船出という感覚が式を通して感じられました。
- 挙式のほかに披露宴の演目でもガーデンの中でできることが多くあり、とても開放的な空間で、ゲストの方々と楽しい時間を過ごせたと思います。
また、数々の式に出席したことのある友人含め、多くのゲストにガーデンウェディングは初めてだとか、自分もガーデンで挙げてみたい等言ってもらえたので、特別感もあって嬉しかったです。
- ビュッフェ形式で自由に席を変えることができ、歩いて気分を変えてまた話して、と解放的な雰囲気で楽しめました。
- 気候も良く、ホテルウエディングよりも堅苦しくないアットホームな雰囲気になって良かったからです。
- ありきたりの結婚式場での挙式ではなかったので良い思い出になりました。
天気は途中から少し崩れたりして、全て予定通りには行きませんでしたが、大変楽しい記憶に残る式になったからです。
- 天気も良くて、風も気持ち良く、すごく良い雰囲気だったと思うからです。
お天気にも恵まれ、アットホームなイメージ通りの結婚式をあげることができました。
<ガーデンウェディングはやめておけばよかった>
- 自然豊かな場所だったことで、虫が多く飛んでいたのががっかりしました。
- 当日、とんでもない天気になってしまったからです。
暴風雨で、室内に変更になり悲しかったです。
<どちらともいえない>
- 当日はあいにくの雨だったため、外が使用できず予定していたイベントができなかったからです。
- 友達は喜んでもらうことができましたが、はっきり言うと寒くて申し訳なかったです。
- 結果的にはそれなりに大丈夫でしたが、やはり天候に左右されやすく当日まで分からないという不安が常にあったためです。
- 良かったのは、みんな笑顔だったことです。
微妙だったのは、春だったのでウェディングドレスが寒かったことです。
- 挙式のちょうど一週間前に雪が降ったので、まだ雪が少し残っていて寒かったからです。
- 初夏ではありましたが予想以上に日差しがあってまぶしく、写真を撮る時皆目を細めて映ってしまい、日差しで顔や肩が赤くなってしまったからです。
ガーデンウェディングを「やって良かった」という方が多くいましたが、天候に恵まれなかった、寒かった・暑かったなどガーデンウェディングならではの不満を抱いた方も。
雨はどうしようもありませんが、気温はしっかりと調べたうえで結婚式の日時を決めることである程度快適なものにできますし、会場側が寒さや暑さへの配慮をどの程度してくれるのかを最初に確認しておくことが大切です。
まとめ

今回は、ガーデンウェディングの魅力と注意点、さらにガーデンウェディングを経験したカップルの体験談をご紹介しました。
ガーデンウェディングには、開放感やアットホーム感、ガーデンだからこそより楽しめる演出を取り入れられるという魅力があります。
注意点は、天候に左右されやすく、ゲストのためにもガーデンで快適に過ごせる季節を選ぶことが大切だということ。
また、ガーデンを歩きやすいドレスを選ぶ必要もあります。
しかし、先輩カップルへのアンケートで「ガーデンウェディングをやって良かった」と感じている方も多いので、気になっているのであれば希望に合う式場へ会場見学に行ってみることをオススメします。