結婚が決まったら、両家の顔合わせの場を考えなくてはなりません。
顔合わせは基本的にどのカップルも、結婚が決まれば早い段階で行うのが通例です。
この両家の顔合わせのとき、一体どういう場所でいくらくらいの予算で行えば良いのか迷ってしまう人も多いですよね。
そして最も悩ましいのは、その費用を誰が支払うのかという点です。
今回は結婚準備でありがちな、顔合わせについての疑問にお答えしていきたいと思います。
目次
顔合わせのタイミングはいつがベスト?

プロポーズを受けて、晴れて結婚が決まったらその後にすることは何でしょうか。
まず「それぞれの親に結婚の挨拶に行く」というステップがありますよね。
この段階では両家の親同士はまだ会ったこともない状態なのが一般的です。
それぞれの親に結婚の了承を得たら、そこから結婚式場探しを始めていきます。
ですが、両家の顔合わせは結婚式場を探す段階と同時くらいのタイミングをおすすめします。
顔合わせ自体は、結婚式より前に行っていればいいわけですから、それほど早くなくても構いません。
ですが、少し早めにしておくことで得られるメリットがあります。
それは、結婚式に関する両家両親の意向について早めに知っておくことができるという点です。
結婚式場を決めるときは、基本的に新郎新婦が主導権をもって進めていきます。
二人の結婚式ですから当然ですよね。
ですが、後になって親の意向により、結婚式準備が難航してしまうケースも少なくありません。
結婚式場の選択においてもそうですし、日取りに関してもそうです。
二人が良かれと思って決めたのに関わらず、後から親の反対を受けて揉めてしまうなんてことは避けたいですよね。
顔合わせは、結婚式のことについても皆で話ができる良い機会になるので、ぜひこの機会を早めに設けることをおすすめします。
両家の顔合わせの食事会の際の会場の選び方

両家の顔合わせを行う場所の選び方については、いくつかの選択肢があるのでその中から選んでいけば良いでしょう。
顔合わせ自体にはそれほど固いルールもありませんので、それぞれ親子で話し合いながら皆にとって都合のいいように決めていくと良いでしょう。
レストランや料亭の個室
顔合わせのときには、せっかくならお食事にもこだわりたいですよね。
というわけで、レストランや料亭の個室を利用するのもおすすめです。
これが一番メジャーな選択肢とも言えます。
コース料理を予約し、新郎新婦とそれぞれの両親で個室を貸し切って利用することで、特別感もありますししっかり会話にも集中できるでしょう。
ホテルの少人数用食事会場
ホテルにはほとんどの場合、少人数用のお食事スペースが個室で用意されています。
もちろん、会場の使用料金は余計にかかってしまいますが、これも高級感があっておすすめの選択肢です。
費用はレストランよりも少し高くなることが多いです。
結婚式場にある個室の食事会場
お二人が結婚式場を既に決めている場合には、その式場の会場を使うというのもおすすめです。
これにより、両家両親に式場を見せることができるため、安心して準備を進めていくことができます。
結婚式場には少人数の結婚式などに使われる小さめの会場がある場合がほとんどです。
結婚式場にも一度確認してみられることをおすすめします。
両家の顔合わせにかかる費用はいくらくらい?

両家の顔合わせにかかる費用に関しては、多くの人たちが想像もつかず、インターネット上に答えを探すことが多いです。
先に回答してしまうと、一人あたり一万円位が妥当です。
つまり、新郎新婦と両家両親であれば六名参加となるので全部で六万円程度と見ておけば良いでしょう。
当然、レストランや料亭を利用する場合にも、お食事のコースにはたくさんのランクがあるはずなので、そのランクをどう選ぶかによって当然費用は大きく変わります。
迷ったときには一万円程度のものにしておくと無難でしょう。
もちろんそれよりも多少安くても失礼には当たりません。
両家の顔合わせにかかる費用は誰がもつべき?

さて、両家の顔合わせにかかる費用は誰が負担するのが自然なのでしょうか。
これに関してはいくつもの意見がありますので、一概にどうするのが一番だということもありません。
割合的には一番多いのが下記の二つです。
顔合わせの食事会を開催するカップルの中で、六割以上が下記のいずれかを選択しています。
パターン①新郎側が負担する
新郎側が負担する場合は、新郎側の両親がそうしたいと言っているケースがほとんどです。
顔合わせは新郎側が負担するべきだと考えるのは、少々古い考え方でもあるのですが、親世代にはまだまだこの考え方が根強く残っています。
パターン②新郎新婦が負担する
親に負担をかけたくない、と思うのであればここは新郎新婦で全て負担するというのもよくある方法です。
親は我が子にお金を出してもらうということに抵抗を感じることが多いものです。
気をつかわせないように、早い段階で新郎新婦それぞれから「費用は私たちでもつから心配しないでね」と言っておくようにしましょう。
以上2つのように、新郎側もしくは新郎新婦カップルが費用を負担することが多いですが、もちろんこればかりではありません。
下記のような例もあるでしょう。
パターン③両家が遠方の場合、遠方からくる側の負担がないようにする
両家両親が同じ県内に住んでいるとも限りません。
どちらかがはるばる飛行機や新幹線に乗って顔合わせに参加する必要がある場合、移動を伴う側の負担はなるべく減らしてあげるのが良いでしょう。
例えば、新郎新婦と新婦の親が皆東京に住んでいたとします。
新郎の親だけが大阪にいるとしたら、この場合は恐らく新郎の親が東京に行く形になるでしょう。
であれば、食事代は新郎新婦もしくは新婦の親も含めて負担をし、新郎の親だけが交通費も食事代も全てを負担するようなことにならないようにするということです。
パターン④完全に両家で折半する
両家で顔合わせの費用を完全に折半するという選択肢も割と多く選ばれています。
これの良いところは、誰も何も気をつかわなくて済むことですね。
負担はそれぞれするわけですから、これ以上公平なやり方はありません。
顔合わせの費用に関するポイント
両家の顔合わせというのは非常に重要な機会です。
このときに、当日になってそわそわして「誰がどれだけ支払うことになるんだろう」というような思いをする人がいてはいけません。
大切なのは、前もってその方法を決めて明らかにしておくことです。
新郎側が支払うにせよ、新郎新婦カップルが支払うにせよ、それは好きに決めてかまいません。
大切な時間を要らぬストレスで台無しにしない様にだけ気を付けておきましょう。
まとめ

結婚式前に両家で顔合わせをして一緒に食事をするこの時間は、今後の結婚式準備を円滑に進めていく上でとても大切な時間となります。
両家が顔を合わせてゆっくりと一緒に食事をすることは、結婚式当日もありませんし、この先の長い人生においてもそれほどあることではありません。
結婚というのは、家族と家族がひとつになることです。
その第一歩がこの顔合わせの食事会だということを忘れないでください。
それぞれの両親にとっても、思い出深いひとときになるはずです。
失礼のないように、用意周到にすすめましょう。